音源媒体の変遷について(1)

どうも!皆さんお元気ですか

最近ちょこちょこTLでは話題になってるサブスク世代の音楽観、っていうのに興味があって、Twitterで書くのもな…と思い備忘録も兼ねてnoteに書いてみることにしました。

僕自身は1987年(昭和62年)生まれの現在33歳。その中で音源媒体と音楽観との関係性を振り返ってみたいと思います。

【カセット時代】

まだ幼稚園~小学生の頃は実家にCDラジカセがあったので、音楽記録媒体として認識したのがカセットかもしれないです。VHSも現役だったし違和感なかったですね。当時は親がマスター音源(CD)を大事にしていたのか?カセットに移してそれを聴くというスタイルだったようです。今思うと別にCD原版を回せばいいんですが、こだわりがあたんでしょうね。小学生当時は音楽にさほど興味がなく、ただガジェットの一つとして触っていたような気がします。当時我が家にはポータブルのCDプレイヤーがなかたのと車も古かったので、外出先では物理的制約からカセットしか手段がありませんでした。

初めてポータブルで音楽を聴いたのが、4-5歳くらいに時に年上の従弟が持ってきたウォークマンに入ってた岡本真夜のtomorrowでしたね。あの頃に比べたら涙の数だけ強くなりました。

小5のクリスマスに、足元に置かれていたのがTheBeatlesの「THE BEATLES 1」でした。当初はなんでも鑑定団のHELP!だとかLetItBeだとか超有名どころしか聴いてませんでしたが、今はRubberSoul以降しか聴かなくなりました。

https://www.amazon.co.jp/BEATLES-1-%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%BA/dp/B000059GHR

【CD&MD時代】

中学生になって、音楽に目覚めました。

初めて買った音源はChemistryの1stAlbum「The Way We Are」でした。

https://www.amazon.co.jp/Way-Are-%E5%AE%8C%E5%85%A8%E7%94%9F%E7%94%A3%E9%99%90%E5%AE%9A%E7%9B%A4-%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%AD%E3%82%B0%E7%9B%A4-Analog/dp/B082PPJCZC/ref=sr_1_5?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1VR4KP6D1HDJU&dchild=1&keywords=chemistry&qid=1617151267&s=music&sprefix=chemistry%2Cpopular%2C310&sr=1-5

ASAYAN見てたわけでもないんですが、否応なしに流れ込んでくる超絶ハーモニーにやられたわけです。Pieces Of A Dreamは至高でしたね…当初はウォークマンもなく家のラジカセでたまに聴くくらいでしたが、好きな音源を所有することの満足感を初めて感じたのはこの時かもしれません。友達にCD貸したときにケースが割れて帰ってきてめちゃくちゃショックでした。謝りもしなかったそいつとは今は縁が切れました。

中学~高校とガラケー世代なのでスマホなんてものはなく、高校入った最初のお年玉でMDウォークマンを買いました。大体CD&MDコンポがみんな家に持ってて、僕はありがたいことに親父が「音楽はいい音で聴け!」とDENONのコンポセット(当時10万くらい)を買ってくれました。まあ友達の家に行ってもONKYOだとかKenwoodだとか(メーカーさんを否定するわけではないですが)2-3万のモデルばっかりだったので、まず価格帯が違うので「俺の部屋が一番音がいい!」という優越感を感じていました。

中学~高校とテスト勉強は徹夜ばっかだったんですが、そこでZIP-FMばっか聴いてたので洋楽に目覚めていくことになります。それもやっぱりいい音で聴けたのでほんとによかったし自然に耳が育ったと思います。周りは邦楽ばっかだったので、すでにこの辺りで話が合わなくなる兆候が表れます。

【iPod時代】

高校のときにiPodminiを持ってたやつがいて、見せてもらったら記憶媒体なしに音楽が再生できることにめちゃくちゃ驚きました。MDも記録時間はCDとそこまで大差なかったので、MD一枚にCDアルバム一枚という感じで、やっぱり出かけるときには厳選して持ってくわけです。当時何ギガという容量はアルバム何十枚に相当するわけで、それだけでも革命的な感覚でした。高校終えて浪人時代までずっとMD使ってたので、同じアルバムを一年くらい聴いてたときもありました。たぶん一番聴いたのがGreen DayのAmerican Idiotかな…

これがコンセプトアルバムに触れた最初なんですが、曲間がシームレスに繋がってるのがめちゃくちゃ衝撃でした。これ以降ジャンルによらず曲間のつながりが切れることにストレスを感じるようになります。(Sgt.Peppersとか同じ理由で大好きです) 洋楽は輸入盤が安かったのでそればっかり買ってて、やっぱりアルバム単位なわけです。今思うと記憶媒体の制約もそうですしお金もなかったので、最初すぐに気に入らなくてももう諦めて同じもの聴き続けるしかなくて、アーティストのアルバム曲も聴きまくることでどんどん耳が鍛えられていきましたね。


自分が今現在高校生だったら音楽に対するスタンスも全然違っただろうな~って思います。たぶん性格的にアーティストや楽曲に対して思い入れよりも消費するものっていう価値観になってしまっていたとだろうし、アウトプットするにしてもわざわざクラブまで出向くこともなく、SNSで発信して満足だったかもしれません。僕の場合は、ある程度制約がある環境のほうが不満が生まれてそれを変えたくて行動して…っていうのに繋がってくので、いまのサブスクに慣れてしまうとコンテンツを消費する感覚に陥ってしまいそうで怖くて正直あまりSpotifyとか使えてません。いちお課金はしてるけど。

それを柔軟に受け入れて活用できてる人はすごいな~って思います。今の環境を受け入れられてない自分にすごくストレスを感じてるので、頭硬くて損してるなとも感じます。

長くなったので一旦この辺で!気が向いたら続き書きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?