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印象に残っている本 #読書バトン

はじめましてこんにちは。
スダと言います。初noteです。

デジタル領域のデザイン会社で、プロジェクトマネージャー(見習い)をしています。その前は、AIスタートアップのビジュアルデザイナーでした。

さて、#読書バトン
というのを見かけて、自分でも書いてみたいと思ったので、今まで読んできた本の中で、強く印象に残っている本を紹介したいと思います。

では早速。


生物学
『 生物から見た世界 』

生物から見た世界…環世界についての本。
ダニや鳥、生物それぞれの世界の見え方が書かれています。ミミズは葉っぱの形を味で知覚している、貝はヒトデを動きによって知覚している、などなど。学術書的な感じかと思いきや、とても読みやすい文章で書かれているので、さらさらと軽く読むことができます。


小説
『 砂の女 』

砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。…

−罰がなければ、逃げるたのしみもない−

小説を読んで初めてハラハラドキドキ…手に汗を握った一冊。安部公房作品に出会ったのは高校の現代文の教科書でした。彼が描く不気味で不思議な世界観にとてもワクワクして、一瞬でファンに。安部公房ワールドを体験したい人は『壁』もオススメです。


デザイン
『 世界を変えるデザイン 』

世界人口の90%とも言われる、年間所得3000ドル未満で暮らす貧困層…BOP(Base/Bottom of the pyramid)の人々をターゲットにし、彼らの課題解決を目指すプロダクトやプロジェクトについて紹介されています。

工業デザインを専攻しながら、“これ以上、新しく物を作る必要があるの?”
そんな疑問を持っていた大学院時代に読んだ本。プロダクトデザインはこうあるべきだよな、デザインの本質ってこれだよな、なんて思ったのでした。


デザイン
『 誰のためのデザイン 』

オススメしている方は多いですが、やはり外せないですね。
大学の課題図書で読んだ本です。工業デザインにおける、ユーザインターフェースについて多くの学びがありました。

特に頭に残っているのは、”機能1つにボタン1つ”の話と、”客にとって座り心地の悪い椅子は、店側にとっては回転率を上げるための良いデザイン”という話(確かそんな内容だったはず…)。

僕が読んだのは初版の方で、参考事例のプロダクトがとても古いです(笑)。今は増補改訂版が出版されており、デザイン思考などについても書かれています。改訂版、買ったけど読んでないや…。


哲学
『 人間の詩と真実―その心理学的考察 』

臨床心理学者である著者は「人間の生命の流れている原初的な調べ」として詩(うた)をとりあげる。詩のなかにこそ人間の真実があらわれるのではないか。… 「詩と真実」のなかに「生きている人間」の可能性と限界とをありのままに把える。

神保町でふと目に留まった買った本。まだ読み途中なのですが、とても気に入っています。人間の根源とは何だろう…?この本がヒントを与えてくれる気がしています。ふと遠出をする時に持ちたい一冊。

心理学的考察、とあるので心理学かもしれないですが、個人的には哲学な感じなので。著者の霜山徳爾さん、どこかで聞いたことあるなと思っていたら『夜と霧』の訳者でもあるのですね。

ちなみに、活版印刷。


以上です。
5冊がちょうどいいのかなと。

それでは、おやすみなさい。

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