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Travis Japan Live tour 2021 IMAGE NATION~全国ツアーしちゃってもいいですかっ!?~ ②

①はこちら

伸びに伸びてしまった。行きましょう。 

(MC明け)

Rolling Days/櫻井翔(嵐)
【川島如恵留/innocent】

川島如恵留さんの職権濫用を見守る数分間だった。
宮近さん特別出演。

怖いってこういうことを言うんだな〜と思いました。連番したフォロワーさんと半分笑いつつ半分呆然と見てた。

MCで宮近くんへの愛を爆発させて幕間にはけた如恵留くん……からのこの演出。
自分が追っていない時期の嵐の曲だったので、原曲を帰りに聴いたんですが、演出や溢れる執着心みたいなものも含め個人的には如恵留くんver.に軍配が上がりました(笑)

これは余談且つ本当に個人的な感想なので、皆さんいろんな意見があると思うのですが、
翔くんって野心は見えるけど粘着質な執着心みたいなのが見えないと思っていて。
もっとドライと言うか、しつこく追いかけ回すよりも、自分の中で練りにねった後、行動に移すときは1発で掴み取るみたいなイメージがあるんですね。
(ならアイドルがどれほどか見せてやるよ!)

逆に如恵留くんはいい意味でも悪い意味でも、しつこく粘着質に執着することで対象を追い詰めて、相手が憔悴したところで手中に収めるイメージがあります。

まあ私が翔くんに似合うのは勝手にシティポップとか軽めの愛を語る曲だなと思ってるからなんですけど、翔くんよりも如恵留くんにしっくりきてしまい、この怖いと思う感情は"正"だ!と感じてしまったわけです。
ちなみに翔くんもなんらかのインタビューで「いつもだったら選ばない曲」って仰ってたらしいのであながち間違ってはないかも?
(もちろん原曲は翔くん、カバーが如恵留くんであり、どちらが正しいとかは全くないのは理解の上で書いています。)

如恵留くんのガチであれ営業であれ、この演出に死んだ目をしながら付き合っている宮近くんが本当に印象的で楽しかったなあ。なんか00〜10年代によく流行った耽美系漫画思い出してしまった。
宮近くんお疲れ様でした。
あとなんか紅白でおめでたかったね!(笑)

しかし、背徳的性を帯びる演出は本当に本当にinnocentでした。美しかった。

STAY/SMAP

この落差、本当にしてやられるセトリだなと思いました。

「Rolling Days」の歌詞中に「どこまでも深い場所まで2人堕ちて行けるなら」と「始まりはいつもunderground」など2人の関係性に「不実さ」や「背徳性」を持たせるワードが散りばらめられていたり、コード進行の少し悲壮な雰囲気からある種の「罪深さ」みたいなものを観客は感じ取ります。

その罪深さを感じた「Rolling Days」から、「STAY」では「I'll be… Won't you stay? (一緒にいてくれないかな?) We'll be 罪を捨て」と言う歌詞。そして付随する演出。
今まで背負ってきた罪を捨てて、これからずっと共に居ようとミディアムバラードの音楽と共にこちらに語りかけてきます。そこまでTravis Japanというグループが歩んできた険しい道のりを超えてきた現在のトラジャがリンクして見えてくるんですよね。

STAYに関しては全て歌詞が良いと言っても過言ではありませんが、空中分解を避けられなかったSMAPの曲であること、そしてTravisJapanが今まで他のグループよりもメンバーの入れ替わりが激しかったことから「たった5、60年 それだけでいい」と言う言葉のなんと言う難しいことか、ただそれでも「たった5、60年 それだけでいいから」共に歩いて欲しいよと言う切実な願いが私たちの胸を締め付けてくるのでした。

travisにとっては加入組ではありながら、初期から"松松"と親しまれ、長く一緒にいるシンメの2人が歌い出しを担当。しめしずが出てきていつもの仲の良さを、ピアノを弾く如恵留くんと宮近さんとの触れ合い(レア)タイムがあったりしたのち、サマパラではV6の「足跡」で今までのメンバーとの軌跡を描いた中村海人さんが最後に合流する演出(だったはず)なんですけど、中村さんにはシンメいなくなってしまったんだよなあ、と勝手に切なくなったりして忙しかったです。しめひろとかかじんちゅとかのえみゅとか色々思い出されて、当時リアルタイムでは横目で流してたのにもかかわらずグッときました。
そしてみんなグループのことは好きなのは承知の上で、トラジャが好きな中村さんがすごい愛おしく感じた曲だったかも!


いつまでも
I'll be… Won't you stay?
We'll be 愛を撃て 僕らずっと共に生きよう
永遠なんて言わないからさ 鼓動止む そのときまで
We'll be together Yours ever
あなたと共に歩こう いろんなことを乗り越え
たったの50年 一緒に…

この歌詞に全てが詰まっていて、あの時の会場の一体感と澄んだ空気は忘れられません。

Water Drop/関ジャニ∞
【Nature/中村海人】

緑の傘と緑の手袋を使ったパフォーマンス面白かった〜。
イメージとしてはYouTubeのフィンガータット回を思い出しました。あとHiHiの「Christmas morning」とか。
中村さんにとって自然は雨をイメージするんだなあ、と。西洋では乾いた大地に降る恵みの雨であり、「神の流す涙=ティアドロップ」と言うらしいですし、生きていく為のenergyである雨をnatureに落とし込むのってすごくロマンティックで壮大で素敵だなと思いました。
雨といえば青や水色のイメージがありますが、実際水は透明で、そこにある色を写すものであって、メンバーカラーでもありnature(=自然)の代表格である森林や草木をイメージさせる緑をポイントに持ってくるのが彼のセンスのいいところだなと改めて脱帽しました。

曲自体もオーソドックスなR&Bらしさとブルースの切なさが融合して、そこにアイドリッシュさも含まれているんですよね。
ある種安っぽくも映るアイドリッシュさを演出でシックにまとめていて面白かったです。というか、あまり、アイドリッシュさを強く感じなかったのは本人たちの雰囲気やダンスへのこだわりがアイドルというよりかは職人に近いからなのかなーと。
あまり大胆なことはせずシンプルにメンバーのダンスを魅せていたところも素敵でした。

これまた余談ですがブルーズってプランテーションで奴隷として働くの黒人が歌っていた曲で、ブルーズからR&B(これなんかもろにrhythm&Bluesの略)矢ヒップホップ、今日のポップスに派生してるのは有名な話ですよね。
原曲のブラッキーでありながら軽いアイドリッシュさを両立させているバランス感覚は、音楽に精通する関ジャニさんならではかな?と勝手に考えました。
関ジャニさん(及びY&J世代)を全然通ったことがないので色々聴いたり見たりしたいなと思いました!(しかも「Water drop」の収録されてるアルバム「FIGHT」は「宇宙に行ったライオン」や「Dye D?」が収録されてるからジャニオタ必聴じゃん!)

Rain/大野智(嵐)

中村海人さんソロ。引き続き雨シリーズ。
私が初めて見たのはAround Asiaかなあ。14年前になるのか。歳とりますね。とか思いつつ検索してたらjaponismでやってたらしい。バックでついてたんだなあ。
待ってもこない、声の届かない相手への苦しさが荒々しさのあるダンスで表現されていました。
中村海人さんのダンスって技術面で言えば天才とかそういうのじゃないんですけど、とにかく魅入ってしまうというか、ムラがあることが逆に心情が乗って感じられるんですよね。
上手いとか関係なく感じるってってこういうことだよなあと思います。
あと腹筋より背筋が強くて背中が良く反るところが、少し女性的に見えてジェンダーレスな雰囲気がありますよね。
(まあいつもダンスを見ながら筋肉の使い方にはハラハラさせられるので、気をつけて欲しいなとは思いますが、それはまあ別の話で笑)

コンセプト曲として「WaterDrop」を持ってきて、メンバーも含めてパフォーマンスをしたところから「Rain」でソロパフォーマンスに続く演出は、どちらもミディアムテンポの曲であるにもかかわらずメリハリがあってセンスが光るなと。
大野さんのダンス曲を選ぶの、かなり挑戦だったと思うのですが、見られてよかったです。


4曲分くらいしか書いてないのに3000字超えになってしまいました。
次の記事に続きます!




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