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2021年 総括

なんとなく覚えていることをまとめようということで書いた。

1月2月はまだコロナの混乱が続き、なかなか劇場に足を運べず。とにかくドリボと縁が浅かった。かわりにゲキカラドウを楽しみました。

3月

陽だまりの樹 
琳寧くん初主演舞台。
思うことはたくさんあるけど、見るたびに琳寧くんのお芝居が良くなっていって、細かいところも表情や動きがついてて本当に素敵だったな〜。この演技の経験はすごくその後の事務所の舞台にも生かされていたと思うし、全てを吸収して成長し続ける姿に泣いた。これからもお芝居たくさん出てほしいです。
なぜか同行者とともにチケットの日付を一日間違えて、一回入れなかったのが反省点。当日券で買い増ししたのもいい思い出。
あと千秋楽でわたしより一緒に入ったフォロワーが号泣してたのが本当に面白かった。
太田さんの芝居も素晴らしかったし、阿達くんの初々しさにもやられました。日比さんも柔らかくて暖かくて素敵だった。これからいろんな舞台でまたお目にかかりたい俳優さんたちがたくさんいらした。

4月

・IMAGENATION TravisJapan
技術の高さはもちろん思いが伝わる素晴らしいライブでした。
キラキラとギラギラが同居していた。
もう後ろは振り向かず、前だけを見ようとする彼らの決心が感じられて、見にいけてよかったです。
The Showは彼らの姿そのものだった。

5月

残念ながらクリエに行かれず仕事をし続けた1ヶ月。

6月

・モボ朗読劇「二十面相」〜遠藤平吉って誰?〜
今年一番難解だったかも。個人的にミステリーをあまり読まないためか、なかなか個人的にのめり込みづらかった作品。
しかしやはり大嶋さんの音楽や、出演者の方々お芝居、全て素晴らしくて、素晴らしくないのはわたしの脳という感じでした。
というかこちらは予習して観に行った方が絶対に良かったんだけど、予習する気力のない人間でスンマソンモになった。

7月

・染、色
ネット環境にこれほどまで感謝したことはなかったかもしれない。
7月忙しすぎて日々の記憶全くないけどこの舞台だけは観られてよかったと心の底から。
自分自身の大学時代を思い出してぐちゃぐちゃの感情が蘇った。

・サマステ〜The future〜 7MEN侍公演
クリエに行かれなかったため、本当に嬉しくて幸せだった。
熱意も決意も感じられる公演だった。
嶺亜くんの力強さ、琳寧くんの温かさ、克樹の聡明さ、こんぴーの自然体な美しさ、矢花さんの技術力、大光のチャレンジ精神。全てが詰まっていて、これからの侍への期待が膨らみました。本当に良いグループだなと改めて感じさせてくれた。このグループをヌルッと応援できていることに感謝している毎日です。素晴らしいアイドルグループ。


8月

記憶喪失


9月

・赤シャツ
これ感想書こう書こうと思いながら書いてないんですが、人生を左右されるくらいの衝撃を受けてしまった。
照史くんのお芝居を観るとき、自分もターニングポイントにいることが多くて。
自分がこれからどう生きるか、どう生きたいのか。何を愛し、何に自分を捧げたらいいのか。人間はそんなこともすぐに分からなくなってしまう弱い生き物だと。
赤シャツと自分自身の周りにいる人が被って、わたしはあのとき武右衛門によく似た感情を持ち合わせていた。
わたしも自分のちかくにいる赤シャツの思いを汲むことはできなかった。
いつか自分が赤シャツになる時が来るかもしれないけど、その時はボロボロになりながら見事に赤シャツを生きたいとも。
人生は滑稽で、アホらしくて、それでもやっぱり素晴らしい。

10月

・ROCK READING ロビン〜ロビン・フッドの冒険より〜
スズカツさん×コンカツのタッグって本当にたまらない。この巡り合わせを再度見られたことに感謝した。
出会うべくして出会い、演出されるべくして演出されてるのだろうと思わされる。運命ってあるんだな〜。
これもまた感想を書こうと思いつつ途中で筆が止まっているんだけど。
ロビンとリトルジョンの友情がひいては侍のあり方にも見えてきて、たまらなかった。
サクセスストーリーの終わりが幸せとは限らないが、少なくとも物語が紡がれている間、自分もロビンフッドの仲間としてシャーウッドの森にいられたことが幸せだった。


11月

舞台の記憶なし。
映画版Dear evan hansenを見に行っただけど、とにかく最後に「何か辛いことがあったり死にたくなったらお近くの相談窓口にご相談を。あなたは一人じゃない。」みたいなメッセージが出てきて白けてめっちゃ良かった(笑)
音楽はともかく(違う思い出が蘇って大号泣した)押し付けがましい話だったなという印象が強くて。なんでだろう。物語は良いのにな〜と思ったけどあの金のまあまあかかった映画の無駄な演出が萎えさせてきたのかもしれない!と思った。
なんというか既に成功したミュージカルの映画化って時々すごい白々しくなりがちな気がする。
検索かけてたらThis is meが流行ったからYou will be foundが作られたって言ってる人いたけどエヴァンは先に上演されてるのでちゃうねん。。とかいう話を友達としてしまい害悪オタクみたいになって反省した。
いやなんかしっくりこなかったな〜〜というのが正直な感想。でも多分映画だからこれでいいのかも。知らんけど。
音楽はやっぱり好きだな〜と思ったし、Waving throw the windowが流れた瞬間に涙が流れたよ。


12月

・ジャニーズ伝説
とれてよかったー!!!個人的にジャニーズの舞台はshockにショックを受けてからあんまり取れなくてもショックじゃないんですが、ジャニ伝は当たって見に行けて良かったです。タイミング的に1回しか見られなかったけどもう一回見たかった。
アイドルグループ「ジャニーズ」というジャニーズ事務所の黎明期を支えたグループの盛衰を追いながら、今昔BWミュージカルへのリスペクトも感じられる作品だった。
さらに今、ジャニーズアイドルとして花開かんとする7MEN侍とそのファンの背中を押す演出のラストは、これから彼らがジャニーズを背負って立つ未来を想像させられて胸が熱くなりました。
これだから歴史というものに惹かれてしまうのかも。戦後、戦前から文化が分断された日本の新たな文化史みたいなものでもあるよなと感じた。
In The Hights、WSS、Chorus line、JERSEY BOYSと見慣れたミュージカル作品のオマージュが散りばめられ、かつジャニーズの色が載っていてその辺りも見ていて幸せだった。ベージックなジャズにヒップホップ、今までジャニーズというアイドル事務所が大切にしてきたさまざまなものの根幹を少し覗くことができたようだった。
小学校ぶりにジャニーズにハマって今こんな楽しみ方ができていることに感謝しかないな〜。
栄枯盛衰という言葉はあるけど、これからも夢を見せてくれるジャニーズアイドルが末長く続きますように、と帝劇に足を運んで思いました。

・LUNGS
ジャニ伝の次の日に見に行ったので、とにかく天から地に落とされた気持ちになりました。
二人が舞台上でストレッチをするリラックスした空間から、役に入った瞬間の空気の変化にやられ、優れた俳優の空間を統べる能力に操られる1時間40分。
頭のシーンのWとMのやり取りで「プルーフ/証明」を思い出したんだけど、本当に失礼なことにプルーフはこのLUNGSの訳、演出の谷さんが訳されたものだったということに後になって気づきました。なんてこった。でもそれを知らずに感じたわたしもなかなか直感が冴え渡ってる〜なんて調子に乗ってしまいました(笑)反省。
とにかく私たちが抱えている問題に対して子供を1人持つということがどういうことなのか、ということを通して男女が痴話喧嘩したり、セックスしたり、話し合ったり、別れたり寄りを戻したり不倫をしたりする内容なのだけど、これはとにかくわたしの話であり、隣にいる誰かの話であり、街を歩く誰かの話だよな〜と。ジャニーズ事務所でアイドルをやっている神山さんが、この役を演じることにとても意義があるように感じました。
谷村さんで見られなくなってしまったのはすごく残念だったんだけど、奥村さんの勝ち気で、でも弱い部分のあるいい意味で女性的な雰囲気が、神山くんのダメ男なのにどうしても憎み切れないチャーミングさとマッチしていてそれも素晴らしかった。
言葉にしたら軽くなって嫌だけど、生きるとは何か、わたしが今この地にいることについてもう一度考えて行動するべきなのでは、と思わされる舞台だった。
舞台は一期一会だから今回見にいくことができて本当によかったです、コロナ禍だからさらに思ったよ。


てな感じで1年間の観に行ったものの適当な総括でした。
わたしは劇場に足を運ぶことで息をしているのだと噛み締めることのできた一年だったのではないかな。それを噛み締めることができた点において2021年は必要な年だったと思うのでした。個人的には吉報も訃報もどちらもあって吉凶混合の年だったけど、今後について考える1年になったように思います。
来年もたくさん舞台に足を運べる1年になることを祈って。
皆様良いお年をお過ごしください。

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