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海外暮らしの娘と母

東京で一人暮らしの母


東京に住むひとり暮らしの母は今年で80歳
海外に住む私には、弟がいるが、正月しか母の元に顔を出さず、
はっきり言って親の面倒をみていくという点では使えない。
というか、弟は奥さんと娘との暮らしに忙しい。

私だって、海外での暮らしで忙しいが、独身である。
実際に、海外から帰ると母の住居に滞在しているし、
実家にいる娘、という感覚だし、
もしもの時には
母親の面倒は私が・・・・と思っている。


私は、最低でも年に1回は日本に帰国して、1〜2ヶ月母と過ごす。
去年の年末から今年の2月まで日本にいたんだけど、
やはり70代と80の壁(老い)をとても感じた。



母の日常と娘の頭の中


とはいえ、今のところ、母はひとりで生活できる。
平日の日中はカーブスという高齢者が多いジムでエクササイズを
欠かさない。そして、夕飯の買い物を近くのスーパーでしてから
帰宅し、午後はラジオを聴きがら、時おり昼寝をしたり、
ゆるゆると過ごしている。

そんな当たり前に送っている日常だが、
「いつどうなるかわからない」というのが
私の概念としてある。

というのも、
40、50代になると、
突如として、海外暮らしを撤退する人がいる。

理由は、親の介護
バリ島暮らしが大大大好きだった、私の尊敬する
50代のお姉様もその理由から帰国している。

そんなケースを見てきているからか、
早めに準備しておくことにこしたことないわ
っていう意識があり、
ここ数年は、帰国のたびに
認知症のテストだの、バリアフリーの住宅探しなどを
やってみている。




介護未満の母に娘ができること

親よりもいつの間にか強くたくましくなっていく自分に驚く。親が歳をとったのを感じる瞬間でもある。


前回の帰国では、認知症テストや区が運営している
ボケ防止の体操教室などの開催を調べまくって、
親にプレゼンしたおした(笑)

なぜ、そんなにもがんばっていやるのか?

どこかで、私ひとりが(親の介護で)大変になりたくない
という意識と、
いざという時にすぐに海外からでは
かけつけられない。
この罪悪感にも似た気持ちがあるからだ。
といっても、
まだ、どのケースも起きてないのにね。


人はそうやって、先々の不安を念頭において
行動したりする。
これは私自身つねづねやめたいと思っていることなのに
やってしまっている(笑)

今、今、今。
今この瞬間に生きていたいのに。
思考が未来へとジャンプしてしまう。

私たちは、未来の不安に頭を突っ込んでいると、
そのことすら、今の現実のように
思ってしまう。

今回の滞在では、
そんなことに改めて気づいたのと、
どうありたいか決めていくことの力強さを
母親の介護問題で気づいた。


〜2へ続く

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