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東京散歩

家庭に入り、独身の頃のように自分の時間を自由に過ごすことが少なくなりました。

家族優先で過ごしてきて、いい思い出も沢山あります。
50歳を過ぎて、これからは自分の時間を少しずつ楽しんいってもいいのかなって思っています。


10代の頃は雑貨屋さん巡りに東京へ出掛け、古いものや輸入雑貨にわくわくしていたことを思い出します。

あれから何十年も経っているけど、あの頃好きだったものってやっぱり今でも好きなんだなって思います。


当時、Oliveって雑誌があって雑貨屋特集をやっていました。
それを見てよく探検に出掛けたんです。

だいたいが、恵比寿 代官山 渋谷… でしたね。

代官山の同潤会アパートの古い建物と、緑の木々がマッチしたお洒落な空間が素敵で、「ここにまた来たい!」と思わせる場所でした。

今はもう無いと思うと、とても残念です。

あの素敵な古い建物を、どうにか再生出来なかったかと未だに思います。
きっと、今の若者にもあの空間は受けると思うんです。
若者たちがあの場所を知ったら、行ってみたかったって思うんじゃないかな。

古い建物って貴重ですね。
新しい建築にはない味があります。


そんな想いもあって、新宿伊勢丹に足を運ぶ機会があったので東京の古い建物を巡りました。
2022年の12月のことです。




『名曲喫茶 新宿らんぶる』

 名曲喫茶 新宿らんぶる 
昭和の香り漂う広々とした地下空間。


レトロ純喫茶好きの娘に連れられ、初めて行きました。

名曲と書かれていて、クラック?ジャズ??それとも昭和歌謡???と、想像しながら階段を降り、店舗に入ると「わぁ~」っとおもわず声が出そうな大きな地下空間が昭和の時代そのままに存在していました。

本物の昭和、タイムスリップです。
なんだか居心地がいい。娘よ、ありがとう♪

壁にベートーヴェンが飾ってあったので、名曲とはクラシックでしたね。

次回行けるとしたら、珈琲とケーキであの空間を再確認したいです。



移動中に見た東京タワー
夕日に照らされ美しく輝いていました。



次に向かったのは、慶應義塾大学三田キャンパスの敷地内にある、カフェ八角塔です。
ゴシック様式のその建物が見たくて行ってみました。


『カフェ 八角塔』

カフェ八角塔へ向かう石畳の坂から見える慶應義塾大学図書館旧館。


キャンパスの敷地に入るなり、異国の地に来たかと思うような趣のある景色。都会にいることを忘れます。

思っていた通り、赤い絨毯が敷かれた優美な館内は歴史を感じる素敵な空間が広がっていました。
店内はこじんまりとしていて清潔感があり静かです。

「静か」って、ポイント高いです。
この年になると、カフェで静かにゆったりと過ごせるって、最高の至福と感じるんです。

オリジナルの珈琲と甘さ控えめの上品なプリンをいただきました♪


建物の二階に行く途中の踊り場に、見事なステンドグラスがあります。
とっても大きくて、中々こんな素晴らしいステンドグラスを拝見できるって、博物館か古い教会くらいしか無いんじゃないでしょうか。

訪れた時間が夕方だったので、ステンドグラスは夜になると勿論の事ですが見ごたえが半減してしまいます。
晴れの日の日中だったら、美しさ倍増ですよね。

次回は、時間に注意していってみよう。


今回、本当に久しぶりに出掛けた東京散歩。
ふらっと好きなように好きな場所へ行ってみるって、何十年ぶりだっただろう。

家に引きこもっている間に、東京も随分変わりました。
地下鉄で間違えたり、新しい建物に戸惑ったり。
自分が時代の変化に付いていけていないと身に染みて感じました。
でも、迷いながら歩くって楽しい。


これからは気になる場所へふらっと出掛けてみよう。
自分をアップデートしよう。


目も喜び、気持ちもフレッシュになった東京散歩でした。



最後まで読んで頂きありがとうございます。


hibou+

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