滴滴、自動運転部門をspinoff- Uberと同戦略

中国配車大手の滴滴出行(Didi Chuxing)は、同社の自動運転事業をスピンオフするという。Uberと同様IPO直前に自動運転部門だけスピンオフして非上場企業のままにしておくことで機動性を保つ狙いだと思われる。また滴滴出行は報道によると直近の決算で年間約1,650億円の損失を計上したと伝えられており、赤字部門を分離することでIPOのための財務体質を整え、主力事業である配車事業に注力できる環境を作る狙いもあると思われる。

滴滴出行にはUberと同じくトヨタも大型出資しており、資本構成の面でも類似性を感じる。トヨタと滴滴が始めるとされる新会社との関係も注目される。また滴滴は、ソフトバンクと自動運転ユニットへの出資で協議しているという。

滴滴出行のその他の再編・コストカット

社員の15%をレイオフする計画打ち出し

フードデリバリ事業のサービス事業縮小


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?