雪もみじ

【短歌】小さな手紙

桜餅の葉にふくまれた塩分が朝(あした)わたしの涙にかわる

ノラ猫に生まれかわって来世では煮干しが泳ぐ海辺で暮らそう

薄闇の底に光はしらしらとあなたの石を照らしはじめる

家じゅうを探しまわって見つからず開けた窓から来る青い鳥

冬の日のこころの淵につもる雪 月には月の道があるから

絹さやのすじを引きつつきららかな翠(みどり)の風をわたしに招く

渡り鳥のように世界を翔けめぐる未来の文字も雨に滲みるか

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 ブログを通じて交流のあった、桜餅の葉っぱさん、ノラさん、しらさん、青い鳥さん、雪月さん、絹さやさん、ミルカさんのお名前を短歌に詠み込んでみました。
☆参照: http://newmoon555.jugem.jp/?eid=528


すずやかな銀杏並木が黄水晶(シトリン)のしずくを散らすあきかぜの道

 Twitterで交流のあった、あきかぜさんに。


◯人名折句

水に舞う瑞鳥の羽(はね)はろばろと来世を照らせ紫苑いろの灯(ひ)よ

背中には翔べないままの泣きそうな翼があった ここだけの呪詛


☆参照: http://newmoon555.jugem.jp/?eid=536


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