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Superchunk / Here's Where the Strings Come In

 1995年リリースの5thアルバム。本作に関してはSuperchunk一番の代表曲そして人気曲と言っても過言ではない1曲目『Hyper Enough』が収録されているというだけで必聴です。ヘヴィさとポップさが絶妙なバランスで組み合わさった90年代の名曲と言っても絶対に言いすぎじゃない。『Hyper Enough』が非常に目立つアルバムだけど、勿論それだけじゃなくてトータルで非常に素晴らしいアルバム。曲は洗練され、メロディは相変わらずポップで、パンキッシュな曲もあればミドルテンポで聴かせる曲もある。音質が今まで以上にクリアになったことで、曲の輪郭がくっきりと表れている。90年代前半のオルタナブームの中、多くのバンドと違いメジャーに行かずインディで活動を続け、独自の進化を遂げて来た彼らの一つの到達点とも言える作品。でもライブで今でも演奏されている曲は少ないかな、とも思うので、彼らからしたらそうでもないかもしれない。先日のツアーでは『Hyper Enough』と『Detroit Has a Skyline』が演奏されていた。疾走感のある曲と穏やかな曲を緩急良く並べているので、アルバムの流れが良くて聴きやすい。お薦めです。

 

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