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1人だけれど、独りじゃない。

◆表現分析
ターゲット:ラジオリスナー(岡村隆史)
訴求:ラジオの特徴・魅力
対象:ラジオを聴く体験
文法:対照法
分類:人間

◆情報データ
広告対象:新お笑いラジオの時間
媒体:ムック表紙のキャッチコピー
制作年:2015
コピーライター:不明
資料:下記

◆所感まとめ
このキャッチコピーは、ラジオを特集したムックの表紙のものだと考えると、当時、『ナインティナインのオールナイトニッポン』から矢部さんが降板して、岡村さん一人で再スタートしたことの意味合いが大きいかもしれない。

しかし、僕がこの言葉を初めて見た時、ラジオの魅力が凝縮された言葉だと思った。

家や車で一人聴くことがほとんどのラジオ。だがそれ以上に、ラジオは、リスナーとパーソナリティが対面でコミュニケーションできるメディアだ。生放送、ハガキ・メール投稿、音声のみ。ラジオを構成する要素は、どれも「一人だけれど、独りじゃない」気分にしてくれる。シンプルな表現だが、ラジオを聴く行為とラジオの魅力が交わる、この言葉の発見は素晴らしいと思う。

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