新卒でスタートアップ1人目の社員になること

TeamUpのニシです。サービスデザイナーをやっています。

一人一人のとんがりを最大限に発揮できる機会をつくり、社会全体を少しずつよくできるように、という思いで日々TeamUpを開発しています。

私が「新卒でスタートアップ1人目の社員」として入社したのは、ちょうど今から1年前のことです。入社前には半年後もどうなっているかわからないという感じだったので、今2年目を迎えられて嬉しくもあり驚きでもあります。

これまでの1年を振り返りつつ、大事にしてきた3つのことを言葉にしてみます。

社長にサービスへの信頼と実現する自信を伝え続ける

1人目で入社した当時、私は他のメンバーに比べて特に社長と近い位置にいました。また、デザイナーがサービスの状態を横串で見るというスタイルで開発を進めていたので、私は全員のエンジニアと頻繁にコミュニケーションをとっていました。

このような状況で、社長と自分が違う方向を向き始めたら他のメンバーは当然困惑します。

この二者間の生命線を守るためにも、私は社長にとって「サービスのこれからのことを話したいと思える人」でなければいけなかったのです。

そのために、「サービスへの信頼」と「実現する自信」を伝えることを心がけました。

実際に何をすれば良いかというと、期日を守るとか、できる方法を考えるとか、情報をキャッチアップするとか、嘘をつかないとか、基本的な行動を通して「自分は協力したいんです」というメッセージを社長に伝えることが結局一番かなと思います(今思えばです、本当に)。

「これでいく」と言い切る

常にリソースが足りていない私たちのようなチームに必要なのは、一刻も早く失敗とアクションを繰り返すことであって、長いこと悩んでいる時間はありません。

私も急な変更をエンジニアにお願いしなければいけないことは多発します。彼らにとっては二度手間になっていたりして、申し訳なく思うことは多々ありますが、そのタイミングではメンバーの顔色は見ません。きっとやってくれるはずだと信じて、「これでいく」と言い切ることが重要です。

一緒に働いているメンバーを見ていて思うのは、やはりみんな自分たちの事業が成長することを願っていて、やれることはやりきるという姿勢に溢れているということです。

そんなメンバーたちに「や、だから、何がしたいんだよ」と思わせないことは、自分ができる精一杯の配慮の一つだと思っています。

肩書きにとらわれすぎない

私は経営学部の卒業で、デザインの勉強は大学3年の冬から始めました。結局デザイナーとして新卒でTeamUpに入社しましたが、デザイナーと名乗るには恥ずかしいと感じる日々が続いていました。また、今やっていることが本当にこの先の自分のキャリアに繋がるんだろうかという不安もありました。

ただ、例えば、社長が「自分は社長としてどうなんだろうか」と言っていたら、いいから会社のことを考えてくれとなりますよね。学校の先生が「自分は先生と名乗って良いのだろうか」と言っていたら、とにかく目の前の生徒のことを考えてくれとなりますよね。

自分の周りにも同じような状況の人はたくさんいて、たとえ経験がなくても、この先が不安でも、それがやりたいことなら自信を持って人の前に立たなければいけないんだなと気がつきました。

それ以降、自分は「デザイナーとしてこれで良いんだろうか」ではなく「このサービスはユーザーのためになっているだろうか」ということだけを気にするようにしています。そう決めると、今サービスにとって必要なことをより広く考えられるようになりました。

今の自分が考える「デザイナーはこういうもの」という未熟な枠にとらわれず、まずは自分が出せるものを出し切って、なんとしてでも価値を感じてもらえるサービスにして、事業を成長させることです。

最後に

ここ最近、1年前の自分と比較して考えていたことをまとめてみましたが、まだまだ学ばなければいけないことは本当にたくさんあります。来年も、なんなら来月も、今の自分を振り返って「恥ずかしいっ!」と思えるくらいの変化ができたらなと思います。あとは、何を考えたかもそうだけど、何をしたかも残せると良いかな。

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