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20230529ふかいメルマガ103回 おみやげは語る

おはようございます。
街を歩く人のマスク率も減ってきましたね。
そこでコロナ関連の連絡です。
新型コロナ感染症は季節性インフルエンザと同様の
「5類感染症」の位置づけになっていますが、
ウェーブでも季節性インフルエンザと同じの位置づけとします。
ただし「ワクチン特別休暇」は年内継続しますのでご利用ください。
あらためて管理本部から連絡があります。


それにしても、平日の銀座も人が多くなりました。
たくさんの外国人でにぎわっています。
コロナ前に戻ってきた印象です。
私たちも行動制限が無くなったおかげで、
日本中どこへでも海外にも、自由に行ける
ようになりました。
どこかに行くと、気になるのが「おみやげ」です。

「おみやげ」と言えば、
本社では、誰かが買ってきてくれた「おみやげ」が置いてあることが多いですよね。
夕方ちょっと小腹がすいた時に、「おみやげ」のお菓子が置いてあると、
生き返った気分になります。
買ってきてくださった方には、
できるだけ直接お礼を言うようにしているのですが、
そうすると、「どこそこへ行ってきたので」とか
「新商品だったので」「好きなお菓子なので」など、
やっぱり選んだ理由がある
んですよね。

どこかへ行った「おみやげ」だけではなくて、
本社に用があって客先から帰社したタイミングに、
お菓子やせんべいを買ってきてくれる
人もいて、
こういうところもウェーブのいいところだと思っています。
※だからと言って買ってこなくていいですよ!ホントに(笑)

このゴールデンウイークに、福島から宮城を経由して岩手まで、
東日本大震災の被災地を観光してきました。
震災から12年経った被災地の現在を見ておきたかったことと、
せっかくなら被災地でお金も使いたいと思ったからです。

福島から岩手までの太平洋沿岸部は、
今でもあまり建物は建っていません。
あるのは、延々と海岸線に続く高い防潮堤です。

そんな中で被害に遭った建物は、
「震災遺構」として観光地化されていたり、
津波で流されなんにも無くなった海沿いは、
震災の記憶を残すための「公園」が整備されていたり、
「震災資料館」や「道の駅」が建てられていたり、
どこも賑わっていました。

YRK&とウェーブのみんなに、おみやげを買っていこうと思い、
陸前高田の高田松原道の駅でおみやげ選びをしました。
選び始めて驚いたのは、「かもめの玉子」「タルトタタン」など、
「岩手県」銘菓が並んでいることでした。
せっかく「陸前高田」まで来てですよ、
しかも陸前高田の道の駅は、
奇跡の一本松のすぐそばにあるというのに、
「らしい」おみやげはないのかいな・・・。


それに旧高田松原道の駅は、津波の被害に遭って震災遺構となり、
そのすぐ隣に「新しい道の駅」と「東日本大震災伝承館」が建っています。
しかもこの一帯は、「高田松原津波復興祈念公園」として整備されているのです。

それなのに、それなのにですよ。
「かもめの玉子」を筆頭に、そのほとんどが盛岡駅でも買えるものばかり。
いやいや東京のデパートにも置いてありますよね。


やっと売場の中から探して、
数少ない「奇跡の一本松」がパッケージに描かれた
「奇跡の一本松カスタードケーキ」と
「奇跡の一本松たまごせんべい」を見つけました。


「カスタードケーキ」は、陸前高田で収穫した米粉でつくったもので、
「たまごせんべい」は、売上の一部が奇跡の一本松の保存基金に寄付されるという
「ソーシャルプロダクツ」です。

どちらも包装紙には、奇跡の一本松が印刷されていて印象的。

オフィスでみなさんに食べてもらうので、
手に取って食べやすいように、
1つ1つが個包装になっているかどうかは確認したのですが、
個包装のデザインまではわかりませんでした。

なんとなく、嫌な予感がしたんですよね。

「カスタードケーキ」はウェーブに、
「たまごせんべい」はYRK&に持って行き、

包装紙を取って箱を開けた時に、
嫌な予感が当たりました(笑)

ウェーブ用の「カスタードケーキ」の包装紙を取ったら、箱は真っ白け。
ケーキ1つ1つの個包装には、「米粉スイーツ」としか書いてない・・・
これではどこのお菓子かわからなーい(泣)

奇跡の一本松のことも、陸前高田の米で作られたことも、
なーーんもわからないタダの米粉スイーツ(笑)

もったいないなぁ残念だなぁと、
がっかりでした。

「たまごせんべい」の方は、
せんべい1枚1枚に奇跡の一本松が描かれていた
ので、
どこへ行ったのか、どこのお菓子かはわかる状態でした。
欲を言えば、売上の一部が奇跡の一本松基金に寄付されている
ということを書いた小さな紙でも1枚入っていれば、
手に取った人がそれを読むことで
また違った思いになるんじゃないか
なと思いました。

被災地に限らず、地方はどこも社会問題を抱えているので、
おみやげを通じてその問題に触れて、
しかも解決にちょっと参加した気分になるというのは
大きな付加価値になる
と思うんですよね。

「おみやげ」には、選らんだ理由があるのわけで、
それが渡した相手にも伝わるような仕掛けにしてほしいなと思います。
(職業柄理屈っぽくてスミマセン)

今週は、雨模様ですね。
このまま梅雨入りかな、と思っていますが、
今週も明るくいきましょう!

深井賢一








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