4連休の初日に朝からマフィンを2種類焼く。二つともまあまあないい感じでできた。初日から縁起がいいわいと思って本日も朝から（ちなみに8時半ぐらい）マフィンをごりごり焼いた。が、昨日のいい感じなノリでいきがっていたのかもしれない。失敗した。責任とって1個食べたけど拷問だったから残りの5個は有無を言わさずにさようならした。米粉400g・・。

一応夏季休暇のつもりの今回の4連休。第一日目は朝からマフィンを2種類作り近所に住むパイセン家族に試食のお願いを連絡し夕方ぐらいからおうちにお邪魔した。その前に香港Buddyに東京ラスクのやまとらすくを大量に購入してEMSで送った。お土産によくやまとらすくを最近は買って持って行ったりしているが実は自分は食べたことがない。別に食べたくない。なんとなく普通のラスクよりおされでキューブ型なので食べやすそうだなあって思って買ったら好評だったからそれを選んでいるだけ。やまとらすくは3種類あって「和三盆」「黒糖」「きなこ」がある。和三盆はお口の中で溶けて素晴らしくうまいと香港のBuddyが言っていた。この間帰国したときに買えなかったので追って送ってあげた。しかも二子玉川のFood Showの東京ラスクでは扱っていなく三軒茶屋の路面店では扱っている。きっとお店がある限りあたしはちょっとした手土産にやまとらすくを買い続けるだろう。これから先自分では一度も食べずに・・。

パイセンのおうちに実は2日連続で行っている。作ったマフィンをそろそろ身内ではない人に食べてもらって色々な感想をもらう時期ではないかと感じていて自分の家から歩いて10分ぐらいのパイセンちはすぐに届けられてそれなりな忌憚なき意見を言ってくれるので「いつでももってこい！」というありがたいお言葉を真正面から信じて連続して持っていているのだ。今日は朝から作ったマフィンが大失敗に終わって夜にリベンジしたろと思っていたので持っていていないがさすがに3日連続は変態だなと思って我慢した。結構大人味で作っているのだがパイセンちの9歳女児がばくばく食べてくれる。彼女が大人舌なのか単にお腹が空いているだけなのかあたしとしてはその食べる姿をみて精神的に満足なのである。「おいしい？」と聞いても無言でうなずくだけという寡黙な子なのだがかたっぱしから食べてくれるのでうれしい。ただママンであるパイセンは自分の体調によって「このチョコのマフィン重い」とか「このレモンクリーム酸っぱすぎる」とか目の前にあたしがいないかのごとく独り言のように言ってくれるので「そういう人もいるよな！」と参考になっているのは確かであった。総じてありがたや。ということでパイセンのおうちに持っていたマフィンはこちら。

ダブルチョコマフィン。あたしの中で定番の70％と56％カカオのクーベルチュールを使用。生地への混ぜ込みは56％でマフィンの中に入れる固形チョコは70％と56％を一緒に入れてみた。マフィンの生地自体にきび砂糖を大量にぶち込んでいるのでビターなチョコは程よく甘さとマッチしてカフェオレなどの柔らかい飲物にちょうど合う。ただパイセンの言った通りに結構重めな感じになるので遅いランチタイムに食べてもいいかもという感じ。

オートミールマフィン。バターを使わないレシピ。バターを使わないと表面がこのような感じでひび割れする。そして全体的に米粉との相性で少し硬くなる。米粉特有のねっとり系な硬さ。薄力粉だとオイルを使うマフィンはサクサクになる。生地の中に細かく砕いたオートミールを入れたが個人的にオートミールが好きなのでお菓子作りにご法度の分量を倍にして入れたので全体的に硬くなってしまったのだと思うがシリアル系マフィンはご飯のようなものなのでこれはこれでアリかなと。パイセンは目の前でこれを食べなかったので感想を聞き忘れた。たぶんそんな好きじゃないと思う。

そして本日夜のリベンジ。マーブルチョコマフィン。普通の生地にチョコクリームソースをマーブルになるように混ぜたものを型に入れて焼く。22時頃に焼きあがったのでまだ中を割って見ていないが以前の大失敗の元凶である「冷凍フルーツ」が2粒ほど入っている。2粒以上入れると怖いのでたったの2粒。気持ち程度の2粒。水っぽくなっていたら死にたい。でも竹串刺したら焼けていたからきっと大丈夫。どきどき。トッピングはココアクランブル。バターときび砂糖多めなので焼いた時に溶ける。その溶けた感じのごつごつ感の見た目がイケてるのと食べた時の食感がおいしさ2倍ぐらいになる。

今日日中は下北沢へ。Adflock.jpのコラム用のショップ取材にT君と一緒に行った。そのお店には何回か足を運んでいたがじっくり商品を見たことがなく改めて今日見てモノづくりってすごいよなあって実感した。あたしが今躍起になってるマフィン作りもモノづくりの一部である。レシピを見て作っているが自分の手から生み出しているし作っていくうちに味や入れるモノを変えていってそれが成功したらちゃんとしたモノづくりの仲間入りができるんだと思っている。そうやって手や脳を使うことによって自然とアイデアが出てきて挑戦してみようと思える精神状態はすごくクリアで清々しい。精神衛生管理が自然とできていて感情の波も穏やかだ。材料や道具で金はぶっ飛ぶがそれらが違う形になっているということを考えると酒を飲んでほしい靴や服に散財するよりは生産性はあるかなと思う。間引いたマフィンちゃんたちもきっと浮かばれて草葉の陰であたしのまい進劇を涙ながらに見守ってくれているに違いない。

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