Tinderで結婚した元東大生が半生を振り返る Pt.1
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Tinderで結婚した元東大生が半生を振り返るPt.2
https://note.com/waveformant/n/n7a50ac79e7f8
Tinderで結婚した元東大生が半生を振り返るPt.3
https://note.com/waveformant/n/n841765556f84
Tinderで結婚した元東大生が半生を振り返るPt.4
https://note.com/waveformant/n/ndc66b18ae4ec

私の中学校は小中高と一貫であったため、私はそのまま中学校へと入学した.
何人かは中学校受験のためにいなくなり,その分だけ外から入ってきた.
佐野くんも中学校受験組だったので居なくなった.

中学校へ入るが私は順調に中二病を拗らせていた.
元々ADHD気質で他人の感情を把握することが苦手だった.
とある女の子が転校したときに，彼女は皆にボールペンを配ったのだが，
目立ちたがりの私はそれを受け取った際にクラスに聞こえる声量で
「これ，百均で見たことある！」と言った．
当然クラスは凍りつくのだが，私は自分のギャグが跳ねていないことを感じ，
何回も似たようなことを繰り返した．
このような事が多くあった中学時代であった．思い出して死にたくなる．

中学時代についてはギターを弾くか勉強するか，しかなかった．
軽音部に所属したが，ギターを弾ける人もベースを弾ける人もいなかった．
ちなみに同学年から一人プロギタリストになるのだが彼は中学３年生か高校に入ってからギターを始めるのでこの時にはギターを弾けなかった．
私にとってもその環境は都合が良かった．
ギターを弾けるということが中学校において私のアイデンティティであった．
一方でギターの練習には真摯に取り組んでいた．
母が「軽音なんて不良のやるもの」という価値観の持ち主であったために中学校でギターを習うことは叶わなかった．
練習には真摯に取り組んでいたが，チューニングの仕方もよくわかっておらず，ひたすら難しい物を弾きたい欲求からメタルを練習していた．
リズム感も無く喧しいだけのノイズを生む人間となった．


勉強に関しては小学校の貯金があったのでいきなりトップになった．
また苦手な3.14の計算を行わなくて済んだためにケアレスミスも減った．
国語と社会の成績は相変わらず悪かったが，理科と数学の出来はよく，英語も中学までは出来たので校内で５番以内の成績に入っていたと思う．
通った塾の中でも全国100位から外れることは数回しかなかった．

当時は意識していなかったが，その中学校にはヒエラルキーが明確にあった．
勉強ができる他の面々はクラスを率いる役割を担っていて周りから尊敬されていた
「○○さんは頭も良くて顔も綺麗でスタイルも良い」の様なことが言われていた．
一方で私はクラス行事などに非協力的であったため周りから蔑まれた．
「あいつはガリ勉で，勉強するためにバスケ部をやめた」
「あいつはずっと勉強しているから成績が良いが，本気を出したらAやBの方が時頭は良い」
他の成績優秀者を表立って悪く言えない分，私のことを馬鹿にする人が多かった．

中学時代のことを思い出そうとしたが大きな物語は無かった．
勉強に関しての親との衝突，塾での話を次に短く書きたいと思う．

Tinderで結婚した元東大生が半生を振り返る Pt.6
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