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最新担当刊の制作に4年半かかり「やりつき症候群」になり1週間南の島に行ってきてみた話

本文の写真選定に丸一ヶ月かけてた話

僕の最新担当刊である紀里谷和明監督の本(↓)が発売になり、そろそろ約1ヶ月が経過しようとしています。

本自体は発売5日で重版が決まり、、本の制作に関わっていただいた皆様、本を売ってくださっている皆様、そして本をお買い求めいただいた読者の皆様、メガMAX熱盛ありがとうございます!!(益々頑張ります☆)

それで本が無事発売になったのはいいのですが、、この間に僕の人生自体にすごく困ったことが起きているので、今日はそういう話をしたいと思います。

紀里谷監督の『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた 自分と向き合う物語』(文響社刊)は、その制作に4年半かかったものですが(その顛末は次の記事をご覧下さい↓↓)、、

困った問題というのは、、

「監督の本の制作に本当に4年半ほぼ全人生の全てを捧げてしまい、その間にこの本の編集以外のほぼすべての人生を止めていたので、、本が発売になった今、、浦島太郎のような状態になってしまっている問題」

です!!(汗)

いやー、困りました。「総制作日数4年半!」とかって言っても、制作に長い時間がかかっている本って実際、その多くは著者さんか編集者の側かが一時原稿を止めていたりするのが普通なのです。

でも、今回の本は、ガチのガチで原稿を止めていた時期はほとんどなく・・・、ずーっとずーっと、書いてもらっては書き直してもらい、書き直してもらっては更に書き直してもらって・・・を、延々と4年半続けていました。

その理由は、紀里谷監督からの「心の底から本当に、自分が一番感動できる!というものにしましょう」の命を受け、、監督を含めた全制作陣がこだわりにこだわり抜いた結果なのですが・・・、

実際、これまでの本ももちろん、自分が「最もいい!」と思うものを目指して作ってきた本たちであるというのは間違いないのですが・・・、本に関わる全てに対して「心の底から、最も感動できるものにする!」というまでの狂気を持ってまでは制作には当たっていませんでした。

なのでそこまでの狂気で本の制作をするのが初体験だったため、、何をするにも、もうまったく力の入れ具合がわからないのです。。汗

ゆえに具体例を挙げれば、本文の中に出てくる写真は、僕がセレクトして監督に提案して → OKが出たものを掲載しているのですが、、考えてもみて下さい。ハリウッドデビューした映画監督という以前に、監督って、米VOGUEなどのファッション誌に写真が掲載されていたトップフォトグラファーだった方なんですよ。。

そんな人に掲載する写真を提案する人間の気持ちって、想像できますか?

当時のプレッシャーは本当に本当に、マジで劇的にハンパなかったです。。

結果当時の僕は、1枚の写真をセレクトするのに大体6万枚ぐらいの写真を見続けるという荒行に突入することになります笑

平均すると大体、写真1枚のセレクトに丸4日ほどかけていて、、結果、マジでその時期の1ヶ月間は、ほぼほぼ写真の選定作業しか行っていなかったほどでした。。

最後はありものの写真だけでは気がすまず、、合成加工まで入れるところまでいきました笑

結果、時間かけ過ぎだと無茶苦茶怒られたのですが、、本の感想を見ると、写真がよかったとおっしゃっていただいている方もチラホラいて、今、本当に救われる思いです。。

1週間南の島に行ってみた話

・・・と、そんな「本の制作が無茶苦茶大変だった」という話は今となってはどうでもいい話なんですが、問題は「本の制作に4年半を捧げてしまった僕の身に本の発売後に降り掛かってきたこと」です。

「降り掛かってきたこと」は2つあって、1つ目は「完全なるやり付き症候群」で、もう一つは逆に「やりたいことが多すぎる問題」でした。

1つ目はわかりやすくて、単純に一つのことに4年半も集中して取り組んじゃうと、誰でもその症状が襲ってくると思います(大きく出れば、、宮崎駿さんが映画を撮り終わるたびに「引退」を口にされていたのはそういうことだと思います 笑)。

でも、紀里谷メソッドを知っている僕には、この問題の解決は簡単でした笑

答え:1週間南の島に旅行に行ったら完全に心が晴れた

なんでそんなことをやったかと言うとそれは、監督の本の中に「やりたいと思ってしまったことは即座にやらなければいけない」と書かれているからです。

当時は「やり付き症候群解決のためにやろう」と思ったことじゃなかったのですが、、ともかく、マジでリアルに本の発売後3日間は、本当に何も手につかない状態に陥いりました(いや鬱じゃねこれ、、って本気で思うレベル・・・)。。

それで4日目の夜、、家に引きこもっててもしょうがないと思って、いつものいきつけのバーに行ったことから事件は始まります。

ていうかその日、夕方から飲みだして、その時点で4軒目で、バーについたのが朝5半とかだったのですが、、そこで僕はバーのマスターに唐突に、

「○○島の✕✕を目指せ」

と、漫画ワンピースに出てくる「俺は海賊王になる!!」じゃないな、、「俺はワンピースを目指す!!」(を逆に人に言われたバージョン?)的な、男子なら誰もが心が踊ってしまうような魅力的な提案をされたのです。。

※○○っていうのはとある南の島の名前で、✕✕っていうのは、そのマスターが20歳の頃にバイトしてた島のお洒落なカフェバーの話です

なぜそんなことを言われたかというとそれは、酔ってた僕が「あー、南の島行きて~」ってそのバーでつぶやいてしまったからです。

実際、南の島に行こうと一時は思っていたのですが、、「コロナの問題あるしな・・・」って思って、そっと心のなかに閉まっていた計画でした。。

結果マスターにそう言われて冒険心がメラメラと燃え上がった(いや本当はベロッベロに酔っぱらっていただけのw)僕は、目的地のカフェバーの名前だけをLINEにメモし、、家に帰る途中で航空券が買えるかを確認し、買えると分かったので、家につくなりTシャツ4枚とパンツ4枚を背負ってたバックパックに詰め込み、そのまま成田行きのバスに乗り込んだのでした(正直家に帰る途中に、その日は寝て、翌日の出発にしようとも考えましたが、それだと日和って結局行かないってことが起きると思ったので、そのまま勢いだけで飛び出しました笑)。。

(で、バスの中で行きの航空券だけ買って、二日酔いというかモロにベロベロだったので、むちゃむちゃバス酔いして、、飛行機の中で一時(いや何回か、、)トイレを占拠するという暴挙に出させていただき(CAさん、他のお客さん、その節は本当に申し訳ありませんでした。見てないと思いますが、ここで心より伏してお詫び申し上げます)、、数時間かけてその飛行機は無事目的地の島(の隣の島)に到着したのでした)

(※帰る日も決めずに、完全に遊び尽くしたと思ったら帰ろうと決めて出かけた旅で、その日に泊まる宿も毎日その日に決めていて、、僕がいつも海外旅行の時に使っているagodaっていうアプリ( https://www.agoda.com/ja-jp/?cid=1844104 )は、日本でも最強のサービスだったのでオススメです☆)

結局、その1週間は、めくるめく夢のような素晴らしすぎる1週間になりました。。

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思えばこの4年半、大好きな旅に出ていなかったので(いや、一回タイに行ってるな汗)、久しぶりの旅は本当に最高でした。

何が最高かって、、僕は初めての一人旅だったのですが(いや、20代前半の頃にインドに10日間一人で行ってるな汗)、、出発する前までは「一人じゃ寂しくて死んじゃうんじゃないか・・・」って本当に恐れていました。

でもいざ行ってみると、、一人旅してる多くの人と友達になれたので、、まったくその心配は杞憂で、、帰ってくる頃には「一人旅こそ至高の旅!!」と思うほどの人間になっていました笑

ただ面白かったのは、澄み渡る青い海(つまりビーチ)っていうのには、僕は3日で飽きたということでした(ビーチでは延々シュノーケリングをしていました)。

一方、一番楽しかったのは、夜な夜な一人で飲みに出ることでした。お店のカウンターで一人で飲んでると、ちょいちょい他の旅人が話しかけてくれるのです。

この歳になってなかなか新しい友達ってできないので、それはそれは本当に最高の時間でした。

(一人旅って、毎日思いもよらないことがバンバン起きるので、これ一人旅に行ったら『深夜特急』みたいな紀行文、ガチで書けるなと思いました笑)

(※旅に出たくなる本としての僕の一番のオススメは『珍夜特急』という本です。僕は「水曜どうでしょう」というテレビ番組がすごく好きなのですが、この本、水曜どうでしょうみたいな面白さがあって、kindle unlimitedに入っている人は無料で読めるのでぜひ!!(バイクで世界中を旅している人の旅行記です))

でも・・・、やっぱり僕は、仕事せずにただほっつき歩いているというのがどうしても性にあわないようで(参照: https://note.com/waww/n/ne89fee732974 の中の「この本の内容はすべて実践による検証済みである」の項目)、まじで5日目にその一人旅にも飽きてきしました。

(※ ただ5日目の宿で最強の友達たちに出会って、一泊だけ延泊し7日目に帰途につきました)

その1週間で本当にやり付き症候群がきれいに晴れた(どころか、「超仕事したい!」って思った)ので、「期限を決めずに無計画に突発的に南の島に一人旅に行く」っていう解決法、やり付き症候群にかかった皆様に、本当におすすめです☆

(※航空券は、スカイチケットっていうアプリ( https://skyticket.jp/ )で検索して下さい。現在という時代は、LCC(ロー・コスト・キャリア:超激安航空会社)が発達しすぎているがゆえに、日によっては「え、これもうタダじゃん!?」みたいな値段で航空券を買える時代です笑)

(※あと僕は、コロナの問題終わり次第、世界一周の旅に出る予定なので、今回の度は無茶苦茶よすぎる予行演習になりました☆ 今回の旅で一番学んだことは、「ただ旅をするだけは好きじゃないけど、、旅をしながら仕事をするのが、僕にとっては一番の幸せかもしれない、、」ということでした。なのでこれから1日4時間働けばいい状況を構築して、、ガッツリ世界中を回ってきたいと思います☆)

乙島太郎の物語

さて、本当の問題は、そうやって南の島から帰ってきた僕に降り掛かってきた問題でした。

名付けて(2回目ですが)・・・、

やりたいこと・やるべきこと溢れすぎ問題(汗)

これを端的に言うと、「浦島太郎のような気分だ・・・」という話なのですが、どういうことかを箇条書きでまとめると・・・、

1.監督の本の主張は一言でザックリまとめると、「やりたいと思ってしまったことは全部やれ」「そのやりたいことは命をかけてやれ」ってことで、「そうすれば結果が出なくとも人生は爽やかなものになる」というものなのですが(一言ちゃうw)、、僕はその主張を4年半全身で浴びながら過ごしてきたのですが、、いかんせん本の制作に集中しているので、その4年半の間に「やりたいと思ってしまったけど、本の制作をしなきゃいけないから今はまだ出来ないこと」をノートに膨大に書き溜め続けていたのです。そして監督の本の制作が終わった今、その「やりたいと思ってしまったこと」が膨大に溢れてしまっている問題

2.4年半の間、自分の他の人生を置き去りにして本の制作に捧げてしまったので、、監督の本の制作以外の僕の人生の時間が4年半完全にストップしてしまっていて、、何というかいきなり地上に帰ってきて老けてる浦島太郎みたいな稀有な状態にガチで陥っている問題

の2つです。

簡単に言えば、、

30代の半分をガチでどこかに置き去りにしてきてしまった問題

です。

いやー、これはほんときつい。。。。

今思っていることは、

失われた30代の半分を光速で取り戻すべく、これからの人生を最大加速・最効率で前進させなければいけない

ということです。

いやー、むーっちゃ焦る。。

自分でも「君、何やっちゃってんの?」とかリアルに思うレベル。。

でもやるっきゃないので、これから頑張っていきたいと思います。

やりたいこと・やるべきことは、もう完全に決まっているので、、あとは実行するだけなのですが、、本当に焦っています。。

それはもう、浦島太郎の気持ちがわかる人間は、いま世界の中で俺だけじゃないか・・・ってほどに。。

というわけで、僕がこれからやりたいことは、完全に世間の目とか人の目とかを気にしていたら何も成し遂げられないことなので、、世間の評判とかをかなぐり捨てて、全力前進、面舵いっぱい(どっちやw)頑張っていきたいと思います。

ともかくやりたいことは無茶苦茶壮大なことなのですが、、まずその実現のためには確実に影響力を持たなければいけないので、、まずは影響力を持つべく、noteの更新から始めていきたいと思います(と思って書いているのがこのエントリーです☆)。

あと、ツイッターでも皆さんのお役に立つべく、ライティングや編集にまつわるあれやこれやについてつぶやきだしています↓

あと朝早く起きて、一日を完全に、フルに使い切らないといかんな。。

以上、これを書き始めた当初、何を言いたかったのか完全に忘れてしましましたが、、ともかく、、

頑張ります!!

ご清聴、ありがとうございました!!

編集集団WawW! Publishing 乙丸益伸が記す


編集集団WawW! Publishingの公式note。現在、映画監督・紀里谷和明著『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた 自分と向き合う物語』(文響社刊)の関連記事を公開中。