ネットラッパーでも生きれる社会の実現は可能か?

あまりこういうことを書くと意見が割れそうだし、脳みそが千切れるレベルで議論をした方も沢山いると思いますが、個人的な薄っぺらい意見の一つとして見て頂けると幸いです。

結論から言わせてもらうと、「不可能ではない。けど、まだ不可能に近い。」だったりします。そこで大事なのが「ネットラッパーでも生きれる経済圏を作る。」ってことなのでは?って思ったりしてます。ではではその理由を。。


・趣味でやってるからお金とかいらないですよ

曲を作るのは本当に地道な作業です。歌詞を書いて録音してミックスして出来上がった音源をetc...ってのを大半の方が自分一人でやってると思います。全部で5時間掛かったとして時給800円でバイトしてたとしても4000円にはなってますね。
だけどその結果残るものって、数百回の再生回数と幾つかのいいね。ここに収益が発生しなくても「いやーw趣味だし金取るほうが申し訳ないわーw」って考えてる人が多いと思います。
確かにインターネットは無料で色んなことが楽しめる文化だったりするので、お金を支払うことに対してアレルギー反応を起こす人が多いのは事実だったりします。でも、単純に聴いてくれたから嬉しい!だけじゃなく聴いてくれたことによってどれだけの宣伝効果があるのか。それは後にファンとなって購買意欲に繋がるのか。という計算もしていったほうが今後の制作意欲に繋がると思います。


・素人でもプロでもクソ野郎はクソ野郎

今や誰でもアーティストになれる時代だったりします。自作の曲を作ってネットに投稿すれば知らない誰かから認知(フォロー)されます。それは音楽業界自体の音源の力が素人の音源とどっこいどっこいだからっていうことでもあります。
昨今のマーケティングにおいては流行り廃りが激しく、どんなカッコいいアーティストでも掛かってるコストを回収出来ないようなら終了!って流れです。音楽以外にも言えますね。クソだけど会社は数字で結果を出さなきゃいけないから仕方ない。
そこで何が行われるかと言うと、素人だろうが大人の事情をよく知らない人たちは楽しいから沢山好きな曲を作り続けます。そしてフォロワーが増えてきた頃にはライブなりお仕事の以来が来るようになります。で、ギャラが無かろうが楽しくライブや曲が作れてハッピー!ってことで上手く利用されてることに本人は気付かずにまた楽しいから好きな曲を作りま(ループ)ってのが多いように思えます。
ワイ自身は性善説で世の中に悪い人や利用してくる人なんて滅多にいないと思ってますが、滅多にいないだけで稀に存在するのでそこらへんの見極めは自分なりに調べたり色んな人に相談する必要はあるかなって思ったりしてます。


・無収益の枠から抜け出すには数が必要

実際に音楽を辞めた人が言うのは、「CDが売れない時代に稼ぐなんて厳しいよねーw」的なお金に関することが多いように見えます。「人間関係が複雑でダルい」「そもそも曲作るのがダルい」「なんやかんや金がかかる」的な意見もあると思います。なかなか個人でやるには不都合な条件だらけですね。
「楽しいから曲を作る」→「音楽による収入はないから仕事をする」→「仕事が忙しくなると音楽と距離が生まれる」→「楽しいから曲を?楽しいかこれ?」っていう負のスパイラルが生まれてしまいます。
これを回避する為にはアーティスト同士の繋がりであったり、情報交換の場がとても大事な気がしています。


・ネットラッパーでも生きれる社会の実現は可能か

単純にいちアーティストとしての幸せとは、聴いてくれる人がいる。そしてその人が喜んでくれているってことだと思います。
そんな中でも辞めてしまう理由の一つとしてお金が絡んでしまうのは非常に残念に感じてしまいます。だからファンの人たちに適正な対価を頂くというのが市場を安定させる課題なのかなと個人的には思っております。もっと恵まれた環境に身を置けば人間関係も作品もより良いものになるのではないかなーなんて期待しちゃいますね。
現実的な話となれば、そもそものサイトやWEBサービスの再構築や個人の知名度を使って企業案件なりパトロンを見つけるのが手っ取り早いかなって頭があまり回らないワイ個人の意見だったりしますが、色んなアーティストさんの工夫次第で改善出来る点は多いのでは?って思ってます。

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