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【節税は正義?】元公務員として反省したこと。

7歳と4歳の男児を育てながら外資系金融機関で働くアラフォーです。

突然ですが…私の人生は税金で成り立っています。なぜかというと、私の経歴はこちら↓

4歳〜
私立保育園
公立小学校
公立中学校
公立高校
公立大学
地方自治体職員
〜36歳まで

在学時代(学費やら諸費用)も在職時代も(給与やその他手当等)のかなりの部分が税金で賄われています。
あらゆる人があらゆるところで納めてくれている税金に、これまでの私の人生は支えられてきました。そして、子ども2人を育てている今も児童手当や幼児教育の無償化、学童保育の利用など公的サービスの恩恵をたくん受けています。

元公務員でありながら、そして今も公的サービスを享受しながら、税金は【取られるもの】、できれば【払いたくないもの】だと思っていました。たしかにSNSには、ふるさと納税制度や新NISAなど「節税対策!」や「やらないと損!」のような財テク記事で溢れていますが…
税金がどのようなことに使われているのか知っているし恩恵も受けているのに、自分のお金を減らしたくない、税金はなるべく払いたくない、と思っている1人だなと気づきました。

私は金融機関で働いているので、お客様からお預かりする手数料でお給料をいただいています。
昨今の「手数料もったいない」「手数料は無駄」論争で劣勢な立場に立たされつつあると思いますが…実際に手数料をいただく側としては、適切に運営していくために必要な経費をいただいているわけで、自分が他者に払う手数料がもったいないとは思いません!
そう考えると税金も同じだなぁと。必要なサービスを提供するためには財源が必要で、それを国民で負担しあう制度ですよね。消費税はモノを買う人みんなが支払っています。

「きみのお金は誰のため」の本から学んだこと。それは、お金の先には必ず誰か人が存在するのです。見える人も、見えない人もいます。

私たちが使うお金、払うお金の先にも見える人見えない人の存在が必ずあります。

自分の手元にあるお金は有限なので、何にでも使えるわけではないけれど、何でも必要以上に出し渋ると、自分の見えるところと見えないところで回ってこないようになるのだろうと、思いました。

だからこそ、しかるべき税金は払う。過度な節税対策は不要だと私は思います。
そして、税金の使い道に納得がいかないなら、納得いくように使われるよう自分の意思を反映させるような行動をとりましょう。
簡単なことだと自分の意思が反映されるように選挙で投票する。マニアックなことだと、自治体の計画などにパブリックコメントを出すなど。

できる方法はたくさんあります。
あなたのお金は誰のため?税金は何のため?

ミクロすぎる目先のお得情報にだけとらわれないように、物事はマクロな視点でも考えたいと思う今日この頃です。

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