【ソフトテニス】2023年女子STリーグ結果予想

12月1日〜3日まで行われるSTリーグ(旧日本リーグ)女子の結果予想です。

出場チームや進行表は愛知県ソフトテニス連盟ホームページをご参照ください。

速報等は日本ソフトテニス連盟ホームページへ。



結果予想

1位:東芝姫路
2位:ヨネックス
3位:ナガセケンコー
4位:ワタキューセイモア
5位:SHIROYAMA HOTEL kagoshima 
6位:アドマテックス
7位:ダンロップ
8位:アキム


男子とは違い日本代表選手が散らばり、各大会毎に主役が変わっていく印象の実業団女子。男子以上に混沌とした争いになっていく可能性が高い。
その大混戦の中で優勝に最も近いと思われるのが東芝姫路。アジア競技大会で国別対抗金メダルとミックスダブルス銀メダルを獲得した日本のエース志牟田選手は強豪揃いのSTリーグでも1つ抜けた存在。国内ダブルスでも根岸選手とのペアで皇后杯制覇で単複どちらの起用でも白星が計算できる。他のペアも全日本で上位入りしており、国体でも優勝するなどチーム全体の強さが上がっている。2013年以来の優勝を掴めるか。


2位予想は毎年優勝争いを繰り広げるヨネックス。貝瀬渡邉ペアは昨インドアシーズンで大活躍しただけに今年のインドアでも期待値は高く、スーパールーキーの小林吉田ペアは皇后杯3位の活躍。シングルス起用に毎年悩む印象だが、貝瀬渡邉ペアを崩してシングルスに使っても、片野菊地ペアが皇后杯5位になるなど隙のない布陣。2019年以来の優勝を叶えられるか。


3位予想は去年の日本リーグ1位のナガセケンコー。全日本実業団でも優勝しており、団体戦での強さが際立つ。個人戦でも3ペアともが常に上位入り争いをしており、シングルスも強力で、STリーグではかなり強さを発揮しそう。2016〜2017のヨネックス以来の連覇達成なるか。


4位予想はここ数年常に優勝争いをしているワタキューセイモア。去年までの主力メンバーから4人が引退して戦力ダウンはあるものの、エース梶尾古田ペアが皇后杯3位で頼りになる。福田海老根ペアも皇后杯5位で、ルーキー原口選手も古田選手とのペアで全日本社会人3位など新戦力の台頭もあり今年も優勝候補。2大会ぶりにリーグ制覇成し遂げられるか。


5位予想はSHIROYAMA HOTEL kagoshima(いつの間に城山観光から名前変わったんだ?)。今年は地元鹿児島国体の年で強化が実って全日本実業団で準優勝を果たし、全日本社会人と皇后杯で複数ペアがベスト16入りしている。過去の日本リーグでは毎回入れ替え戦行きとなる厳しい結果が続いているが、今年は6位以上で残留決められるか。


6位予想はアドマテックス。2019年は6勝をあげて三つ巴の結果3位で、去年は国体で優勝するなど、団体戦で強さを見せるチーム。ダブルスエースの松田坂本ペアと、シングルスエース那須選手は今年も健在。単複のエースが白星重ねて優勝争いに加われるか。


7位予想はダンロップ。長年上位争いをしてきた強豪だが、全日本実業団では予選リーグでまさかの全敗を喫し、国体でも入賞を逃すなど今年は苦しい結果が続いている。STリーグで逆襲できるか。


8位予想はアキム。去年の日本リーグは最下位だったが、今年の全日本実業団ではリーグでヨネックスを倒し準決勝ナガセケンコー戦でも接戦を演じており、去年より期待ができそう。2回目のトップリーグではどんな結果を残すのか注目。


各チームの情報


ナガセケンコー

去年の順位:1位(6-1)

2023年の主な成績
全日本実業団:優勝
アジア競技大会:国別対抗優勝(久保選手)
全日本シングルス:3位(上野選手)
全日本社会人:5位(早川木原ペア)、ベスト16(上野根岸ペア・笠井久保ペア)
皇后杯:ベスト16(笠井久保ペア・上野根岸ペア)、ベスト32(早川木原ペア)


予想オーダー
ダブルス:笠井久保ペア・早川木原ペア(上野根岸ペア)
シングルス:上野選手(早川選手)


23年ぶりの優勝を果たした去年に続いての頂点を目指す。選手6人の少数精鋭だが、全選手が全日本の個人戦で上位を経験している。日本代表で活躍した久保選手がここでも結果を残し、強力なシングルスで白星を重ねれば連覇の可能性は充分に高い。


ワタキューセイモア

去年の順位:2位(5-7)

2023年の主な成績
全日本実業団:3位
国体:3位(梶尾古田ペア・原口選手・福田海老根ペア)
全日本シングルス:ベスト16(原口選手)、ベスト32(梶尾選手)
全日本社会人:3位(原口古田ペア・梶尾辻倉ペア)
皇后杯:3位(梶尾古田ペア)、5位(福田海老根ペア)、ベスト32(吉崎岡田ペア・原口辻倉ペア)


予想オーダー
ダブルス:梶尾古田ペア・福田海老根ペア
シングルス:原口選手


ここ数年の女子社会人のトップを走ってきた強豪。日本一を知るメンバー4人が抜けた穴は小さくないが、エースが更に頼もしさを増し、新たに台頭してきた選手や、大型ルーキーの加入もあり、今年も強力なチームとなっている。大混戦抜け出して2大会ぶりの優勝を果たせるか。


東芝姫路

去年の順位:3位(4-3)

2023年の主な成績
全日本実業団:予選リーグ敗退
国体:優勝(志牟田選手・根岸選手・宮原選手・岡野選手)
アジア競技大会:国別対抗優勝・ミックスダブルス準優勝(志牟田選手)
全日本シングルス:優勝(志牟田選手)
全日本社会人:準優勝(志牟田根岸ペア)、5位(宮原岡野ペア)
皇后杯:優勝(志牟田根岸ペア)、5位(中野久保ペア)


予想オーダー
ダブルス:中野久保ペア・宮原根岸ペア
シングルス:志牟田選手


日本代表選手で、全日本シングルスと皇后杯を制した絶対的エース志牟田選手の存在は非常に大きい。プレッシャーも大きいと思うが、それに打ち勝てれば優勝に近づく。全日本社会人では宮原岡野ペアが、皇后杯では中野久保ペアがベスト8入りしており、フルエントリーの国体も4/5が東芝姫路のチームで見事優勝するなどかなり充実した戦力。2013年以来10年ぶりの優勝を掴めるか。


ヨネックス

去年の順位:4位(4-3)

2023年の主な成績
全日本実業団:予選リーグ敗退
国体:準優勝(小林吉田ペア・菊地選手・小松選手)
アジア競技大会:国別対抗優勝(渡邉選手)
全日本シングルス:5位(渡邉選手)、ベスト16(貝瀬選手)、ベスト32(片野選手・小松選手)
全日本社会人:ベスト32(貝瀬渡邉ペア・小林吉田ペア)
皇后杯:3位(小林吉田ペア)、5位(片野菊地ペア)、ベスト16(貝瀬渡邉ペア)


予想オーダー
ダブルス:貝瀬渡邉ペア・小林吉田ペア
シングルス:菊地選手


夏までは例年と比べて思ったような結果を出せない時期があったが、秋になるにつれて期待されていた成績を残すようになり、今が1番手強くなっているチーム。インドア優勝の貝瀬渡邉ペアと、皇后杯3位のスーパールーキー小林吉田ペアの両輪はかなり強力。シングルス担当が予想される菊地選手は学生時代からシングルスでも結果を残している。また、シングルスをより強力な渡邉選手や貝瀬選手にしても、皇后杯5位ペアの片野菊地ペアがいるのは心強い。2019年以来の制覇なるか。


ダンロップ

去年の順位:5位(3-4)

2023年の主な成績
全日本実業団:予選リーグ敗退
国体:ベスト16(小川清水ペア・小松崎選手・前本選手)
全日本シングルス:ベスト64(小松崎選手・小川選手)
全日本社会人:ベスト16(小川清水ペア)、ベスト32(小松崎前本ペア)
皇后杯:ベスト32(小川清水ペア)


予想オーダー
ダブルス:小川清水ペア・小松崎前本ペア
シングルス:佐藤選手


今年は例年と比べて厳しい結果が続いている印象があるが、エースペアの小川清水ペアが全日本の大会で気を吐いている。エースの活躍で勢いを付けて、STリーグで今年も上位争いを繰り広げられるか。


アドマテックス

去年の順位:6位(3-4)

2023年の主な成績
全日本実業団:5位
国体:2回戦敗退(松田坂本ペア・那須選手)
全日本シングルス:ベスト64(奥田選手・那須選手)
全日本社会人:5位(松田坂本ペア)、ベスト16(那須奥田ペア)
皇后杯:ベスト32(那須奥田ペア)


予想オーダー
ダブルス:松田坂本ペア・奥田松本ペア
シングルス:那須選手


国体を制した去年と比べると勢いが落ち着いた印象があるが、ダブルスエースの松田坂本ペアとシングルスエースの那須選手は今年も頼りになる存在。奥田選手も安定した結果を残しており、単複エース以外も侮れない。過去最高成績の3位を超えることができるか。


アキム

去年の順位:8位(1-7)、入れ替え戦2位

2023年の主な成績
全日本実業団:3位
全日本シングルス:ベスト64(小野選手)
全日本社会人:ベスト16(青山安田ペア)
皇后杯:2回戦敗退(宮田選手・田村藤原ペア・吉野選手・青山安田ペア・山根小野ペア)


予想オーダー
ダブルス:青山安田ペア・小野山根ペア
シングルス:藤原選手


去年の日本リーグでは最下位に沈んだが、1勝をあげており、更に3チームとは1-2の接戦を演じていた。今年は全日本実業団でヨネックスを倒し、ナガセケンコーにも1-2に迫って3位という結果を残した。全日本社会人では青山安田ペアがベスト16入りで、去年より大きく期待ができるチームになっている。


SHIROYAMA HOTEL kagoshima

去年の順位:実業団リーグ優勝、入れ替え戦1位

2023年の主な成績
全日本実業団:準優勝
国体:2回戦敗退(黒木元村ペア・加選手・末吉齊藤ペア)
全日本シングルス:ベスト16(齊藤選手)
全日本社会人:ベスト16(加河野ペア・末吉齊藤ペア)
皇后杯:ベスト16(黒木元村ペア・末吉齊藤ペア)、ベスト32(加河野ペア)


予想オーダー
ダブルス:黒木元村ペア・末吉齊藤ペア
シングルス:加選手


地元鹿児島国体開催の年に全日本実業団準優勝や、全日本社会人・皇后杯のベスト16に2ペアを送り込むなど、過去最高に充実した結果を残している。黒木元村ペアと末吉齊藤ペアのダブルス2本と、全日本シングルス3位経験を持つエース加選手の布陣は強力。地元国体イヤー最後の大会で最高の結果を残せるか注目。


男子以上に熾烈な戦いが予想されるSTリーグ女子。日本代表選手を擁する3チームが主役になるのか、代表選手は不在だが強力なチームが上回るのか、それとも去年は下位に終わったチームの逆襲劇が巻き起こるのか。どこが勝ってどこが入れ替え戦に回ってもおかしくない激闘の行方は如何に。