ポケベルが鳴らなくて
皆さん、こんにちは。「ポケベルが鳴らなくて」より、「携帯哀歌」の方が好き。木賃ふくよし(芸名)です。
ちなみに、多くの人が誤解しているのですが、ドラマ「ポケベルが鳴らなくて」の主題歌「ポケベルが鳴らなくて」を歌っていたのは、裕木奈江じゃなくて国武万里ですよ?
まあ、ワタクシは国武万里を「こくぶまり」って読んでましたけども。ええ。くにたけまりでした。はい。スミマセン。
ちなみに裕木奈江が歌っていたのは、エンディング曲の「この空が味方なら」です。あと、東京プリンは関係ありません。
さて。「ポケベルが鳴らなくて」と言うと、女優・裕木奈江が脚光を浴びたドラマですが、なんで突然、裕木奈江の話を始めてるかと言いますと、漫画原作者で知られる七月鏡一氏が、
というツイートをした事に端を発する。
ワタクシは、このツイートを見て素直に笑いました。さすがは七月氏であると。キレッキレだな、と。
(´・Д・)」 そこでワタクシが思いついたのは、つまり、すべての作品の世界設定を「異世界の話」って事にすれば、現行法は関係ないのでオールオッケーである。
なるほど。近年「異世界モノ」が流行っているのはそーゆー理屈だったのか。
いや、待てよ?
異世界モノと言えばライトノベルが主流の昨今だが、ラノベの表紙に「肌の露出の多い女の子が描かれてる!」とか言って叩かれてなかったか?
(´・Д・)」 あれれ〜? おっかしいな〜?
いや、待てよ?
現行法で考えるなら、江戸時代には江戸時代の掟や風習があった。それが戦国時代でも鎌倉時代でも、アメリカの西部開拓時代でも、だ。
しかし、その時代背景であれ、「現在の倫理観に相応しくない」とか言って、過去の作品内の出来事をバッシングしてなかったか?
いや、待てよ?
「アメリカでは〜」「ヨーロッパでは〜」「海外では〜」みたいな話で、日本の現行法に関係なく海外と比較して叩いてなかったか?
いや、待てよ?
そもそも現行法で禁止されてない事であれ、なんかよくわからない基準を持ち出して燃やしてる連中がいたような、、、?
(´・Д・)」 、、、
(´・Д・)」 、、、!
(´°Д°)」 そうか! TVでしばしば見掛ける「このドラマはフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません」って定番の文言を載せておかなかったのが原因か!?
なるほど。それを怠った漫画とか、それを怠ったアニメとか、それを怠ったゲームとか、クレームつけてる奴の頭が悪かったんだな。
(・∀・)」 解決。
いや、ドラマや映画は人間が演じてるから、実在と勘違いしちゃうバカがいるのは仕方ないかも知れない。うん。ワタクシも子供の頃、マジで大人になったらウルトラマンになる!って思ってたからな。仕方ない。バカは仕方ない。バカだもん。月に吠える。
そう思ってたが、リプライに「この話、言い出したのが、昔、現実と虚構の区別が付かない連中に散々バッシングされた裕木奈江というのが闇が深い」と言うのがあって、
(´・Д・)」 へ???
となったのである。
そこで検索を掛けて確認してみると、
どうやら裕木奈江本人がつぶやいた模様。(現在は削除されている)
ワタクシは正直、映画は大好きなのだが、邦画はショボいのが多いから、洋画と比べるといささか見劣りする事は否めないと思っている。無論、面白いものは沢山あるが、名作もクソ映画も洋画の方が好きなので、あんまり、日本映画にも日本の役者にも興味はない。
それは、この裕木奈江についても同様なのだが、この人、色んな意味で印象に残っている。
と言うのも、処女信仰の強い童貞に受けそうな顔立ちや声や仕草の女優で、逆に言えば、見事に女性ウケが悪い女優でもあったからだ。昭和風に言うなら「かわいこぶりっ子」なのだろう。今風に言うなら、「サークルクラッシャー」とか「オタサーの姫」だろうか。
ゴシップ誌は嫌いなのでロクに読まないが、見事に当時の「女性から嫌われている女優」の首位を飾ったとか。バッシングは相当だったと言われている。
今思えば、そのテのランキングもゴシップと並ぶ眉唾モノではあるが、好印象と悪印象を一気に報じられ、すぐに消えていったような印象がある。
そして、数年に一度、「裕木奈江が消えたのは〇〇の圧力」とか「仕事を干されたのは△△と揉めたから」とか「□□がゴシップを流した」なんて「ゴシップ」が定期的に流れていた所為で、記憶から消えなかったのだ。
まあ実際、彼女が注目されたドラマ「ポケベルが鳴らなくて」は、渋みのある俳優、緒形拳の不倫相手役で、しかも緒形拳が親友の父親だったりしたので、物語的にはヘイトを集めやすかったと思われる。「北の国から」でも妊娠して中絶(流産だっけ?)する役だった気がするし。
いや、ドラマの話だろ? と言いたいだろうが、
昭和の時代は、劇中でイヤな奴を演じると、視聴者からイヤガラセの手紙が届くような事件は多数存在したらしい。(らしいってのは、ワタクシゃ昭和の人間だが、イヤガラセの手紙を送った事はないし、送ってやった!と言ってる人も知らないし、送られた有名人も知人にはいないので)
ただ、現在の話、ワタクシ程度でも、ちょいとツイートがバズるだけで、リアルにイヤガラセのDMが届いたりするのだから、実際にあった事件であろう事は想像に難くない。
残念な話だが、ドラマと現実の区別がつかない阿呆は多くいるのだろう。令和の現在でも。
それに、事実として、いくら「漫画と現実の区別がつかない奴なんているの?」と言ったところで、ワタクシの時代、
「バリバリ伝説」って
バイク漫画の真似をして、
骨折した奴は沢山いた。
ちなみに「バリ伝」はしげの秀一作品だが、同じく「頭文字D」の真似をして事故ってる阿保も山ほどいる。
かつて「ブレイクショット」って破天荒なビリヤード漫画があったけど、ふざけてではあろうが、ソレを真似したバカは数え切れない。そーゆーモンである。
話を裕木奈江に戻すが、そんなややっこしい経験を持つのに、どんな意図があってそんな発言をしたのだろうか?
ネット上では(彼女の過去を踏まえても)相当否定的に解釈されているようで、またもバッシングの的になっている模様だが、、、
ワタクシはどうにも、試されている気がしている。
引っ掛かるのは、この部分。
そう。所詮、ツイッターも娯楽だ。
ツイッターで音楽やイラスト、写真といった作品をアップする人がいるように、文字や文章もまた作品である。作品なんて大仰な言葉が似合うかどうかはわからないが、つぶやきもまた、作品の1つだと言えるだろう。
コレは罠であり、脊髄反射したら負けなのでは? と思い、筆を取った次第である。
てか、「一定以上の知性が必要となる場合」を考えてもらいたい。
この本は5歳以上向けとなってたら、5歳になるまで待つしかない。
この遊具には身長120cm必要となってたら、育つまで待つしかない。
この学校に受かるには、この点数以上を取るしかない。
このゲームで、この魔法を使うにはレベル30まで育てるしかない。
一定以上の知性が必要だと規定されたら、見られないよう制限するより、見られる知性を育てる事こそが本道なのではあるまいか。
今、頭の中でシャアとアムロが「今すぐ愚民どもに叡智を授けてみせろ!」「貴様をやってからそうさせてもらう!」と痴話喧嘩を始めたが、それは無視しよう。
なお、この記事を書くにあたり、くだんのツイートを参照しようとしたが、すでに削除されており、そこにはこんな追記がされていた。
(´・Д・)」 ビンゴ。
まぁ、炎上したツイートに対しての消火作業かも知れないし、そうじゃなくてもそう受け取られるかも知れないし、どっちにせよ煽ってるから、余計炎上する可能性も大きいけどね。
しかも、コレを書き終えてアップするまでの間にそのツイートさえ消されてる。
まぁ、裕木奈江がアレな人であっても、ファンでも何でもないからどうでもいいんだけど。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。