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バーで嫌われない客になる

 バーはバーでもあずきバーって、たまに食うと美味いよね。
 皆さん、こんにちは。木賃ふくよし(芸名)です。

 昨日の究極のモテ術記事は気合入れて書いたし、結構実用的だと思うのに、あんまり読まれてなくて残念です。逆に起業に絶対失敗しない方法はあからさまな釣り記事なのに、けっこう読まれるどころか、ちょっとだけ売れてて余計に悲しい。ぴえん。
 まぁ、このnoteにはどんな記事を書いて行くか、という方向性はまだまだ定まってませんが、気合の入れなさ具合や文体はこんな感じで行こうと思ってます。はい。

 実際、方向性は定まってないんですが、せっかくだったら、という事が幾つかありまして。ええ。
 何かと言うと、せっかく店を閉めることにしたんだから、

 店をやってたら書けない事を書こう。


 とは思ってます。特に現役で店をやってたら言えない事は沢山ありますので、そいつを書き殴っていこうかな、と。どうせ閉めるし。


 そんな訳で、本日の記事に行く前に、よろしければ、


 「究極のモテ術


 の記事を先にお読みいただいた方が、話がスムーズに進むので、未読の方はそちらからお願いします。あと、ついでに投げ銭もお願いします。


 さて。まぁ、わざわざリンク踏んで読んでくれた人は少ないと思いますが、本日の話題です。
 本日のテーマはズバリ、

 「バーで嫌われない客になる」


 です。イエー!パフパフー!ドンドン!

 さてはて。バーと言うのは特殊な空間です。
 何が特殊かと言いますと、多くの人間は「大人になるまで足を踏み入れない空間」だからである。
 まあ、そんな場所は沢山ありますが、同じ酒場でも、グループで足を運んで、仲間内だけで完結してしまう大衆居酒屋さんとは違い、カウンターで見知らぬ隣客と談笑に興じる空間。とでも言えばわかっていただけますでしょうか。

 そう。バーとは、見知らぬ人間が肩を寄せて話したり、顔馴染みになってしまったりする、あまり、他にはない空間なのです。
 無論、カウンター居酒屋なんかはそれに当たりますし、スポーツなど趣味の交流会もそれに当たるでしょう。
 しかし、居酒屋さんは食事がメインですので横の繋がりは発生しにくい、交流会は趣味という交流の切っ掛けを最初から持っている。
 逆に言うと、バーは何の接点も共通項もない、見知らぬ隣客と会話しちゃえる空間なのです。

 そこには、自分の住む世界と違う価値観や倫理観、習性を持つ異文化交流が生じる。
 通常、同業種の中では生まれにくい逆転の発想が生まれるかも知れないのだ。生まれるとは言っていない。それが成功するとも言っていない。そんなにうまく行くなら、それが全部聴けるバー店主は成功しまくりって事になる。そんな事はない。現にワタクシは失敗してる。

 まあ、普通に生きてりゃ接することのないタイプ、自分からは接触しないタイプの人間が交わる、非常に珍しい化学反応を示すのです。それがバー。それがバーの楽しさの1つなのです。

 そこで、逆の観点から言うと「行ってみたいけど、バーでのマナーがわからない、、、」なんて声を聞く。
 ふむ。なるほど。
 だが、これだけは先に言っておく。

 それが、バーでも、居酒屋でも、フランス料理でも、茶道でも、空手でも、クラシック音楽でも、学校のクラスでも、サッカーでも、遊戯王でも、職場でも、格ゲーでもいい。

 あなたに、人としてのマナーが備わってれば、どんな場所に行こうとも恥ずかしくはない。それが出来てりゃ業界マナーより強いし、それが出来てりゃ周囲の人間が教えてくれる。その世界でやっちゃいけない事をやったとしても、フォローは入るし、リカバーも効く。 業界マナーより、人としてのモラルの問題だ。

 もしそれでも、あなたの事をマナー違反だとか抜かす奴がいたら、大体そいつの方が間違ってる。気にしなくていい。

 今、「それなら問題ない!」と思った奴は帰れ。家でストロングゼロでも飲んで寝てろ。

 今、カケラでも自分の行動を顧みた奴だけがバーに行く資格がある。己を客観的に見て、この部分が出来てないかな、と思えない奴は大体マナーがなってない。

 ワタクシが説教じみた事を言うと、「わかるー」とか抜かす。わかってねえよ! お前さんに言ってんだよお前さんに!!
 逆に、ちゃんとしてる人ほど「自分は大丈夫ですかね?」「ああいう振る舞いは見習わないと」と言う。世の中、本当にままならないものだ。
 まあ、こんな不遜な文章を、ここまで読んでる時点で、8割ぐらいの読者は大丈夫だと思いますが。
 「あ。大丈夫! 俺は8割の方だ」とか思った奴(以下ループ)

 よし。では、バーでのマナーの話に移ろう。

 レッスン1だ。
 準備はいいか?





 喋るな。





 ォィォィォィォィ。昨日の「モテ術」と一緒じゃねーか!!とか思った奴もいる事だろう。その通りだ。
 バーは異文化交流ってさっき言ったよね? その通りだ。
 だが、


 喋るな。黙ってろ。


 いいか。
 バーってのは客が主人と話をしに来るんだ。
 お前さんのしょーもない愚痴を隣の客に聞かせてんじゃねえ。


 自分が一方的に喋りたいなら

 シーマンでも飼え。
 ピカチュウげんきでちゅうもあるぞ?

 全部中古だから安くで済むぞ?


 店主には、どんなつまらない話を聞かせてもいい。毎日同じ愚痴でもつまんねえ親父ギャグでも品のない下ネタでもクソみたいな自慢話でも。
 それが店主の仕事だ。
 その場にいるのが店側の人間だけなら、好きにしろ。

 それで店側に嫌われてても知らんけどな。
 とりあえず金払いさえ良ければ店側も我慢してくれるだろ。 


 キャバクラでそれが許されるのは、
 キャバ嬢は店側の人間で、
 キャバ嬢の仕事が、

 お前のしょーもない話を聞く事だからだ。

 どれだけキャバ嬢に嫌われてるか知らんけどな。


 ん? でも、いつも他の客がいる?

 その口を閉じろって言ってるのがわからんか?

 お前の話はつまらんのだ。それを他の客に聞かせるな。それとも、他の客がいない時間帯を狙うぐらいの知恵もないのか?

 店はお客さんのためのもので、

 お前さんだけが客じゃねえんだ。


 いいか。
 もしお前が客として歓迎されてるなら、必ず店側のフォローが入る。今じゃなくても、必ず入る。

 カウンターで静かに飲んでりゃ、必ず向こうから話し掛けてくる。その時まで黙れ。
 このお客さんとこのお客さんなら話が合いそう、って店側が思えば、必ず橋渡ししてくれる。
 あなたの人としての礼儀を守っていれば、バーでの振る舞いは自然と身につく。誰かが教えてくれる。隣のスマートな客が示してくれる。隣の反面教師が見せつけてくれる。

 だから、

 まずは黙れ。喋るな。


 真面目な話をするとね? お客さんAもお客さんBも良い人で、マナー的に問題などない。店主との会話も弾む。
 ところが、AさんとBさんはどうにもウマが合わない
、なんて事は山ほどある。
 だから、そーゆー時は、


 とりあえず相手に譲ってください。


 「アイツ気に入らんわ」


 って話は後で聞くから。その気に入らん客と張り合わないで。
 バーは、異文化交流できる場所ですが、異文化交戦はしちゃダメ。


 と、まあ、偉そうに色々書きましたが、ぶっちゃけ、

 ウチの店は客が少ないので、あんまり異文化交流できないかも知れません。
 特にコロナ騒ぎ以降は激ヒマです。


 ※ この記事は全て無料ですが、バーでのマナー講座レッスン2が読んでみたい人は、投げ銭(¥200)かサポートをお願いします。¥5,000ぐらい集まったら書きます。
 なお、この先にはレッスン2どころか、何も書かれてません。
 

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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。