皆さん、こんにちは。Eを忘れたら大変なコトに！！　木賃もくちんふくよし(芸名)です。

　はい。何が大変かと言いますと、

　heroine…ヒロイン。女主人公。女英雄。女勇者。女傑。

　heroin…ヘロイン。麻薬。

　(´･Д･)」ね？大変でしょ？

　しかも、holding outには「待ちわびている」の意味があり、

　(´༎ຶོρ༎ຶོ`)ヤクをよこせ！

　ってコトになっちゃいますから、完全にアウト。また、holding outには「持ちこたえる」「時間稼ぎをする」と言った意味合いもあるので、

　(´°皿°)」クスリが到着するまで耐えろ！

　って解釈でも割と地獄ですね。ええ。ちなみに元ネタは世界的ヒットメーカーのジム・スタインマンの曲「Holding Out For Hero」で、ボニー・タイラーが歌って超ヒット。

　日本でも葛城ユキ、麻倉未稀、小柳ルミ子、北川剛などが歌い(日本語訳だが、それぞれ和訳が違う)、大黒摩季、伊藤咲子などがカバーしている。

　なお、デーモン閣下もカバーしているが、これは女性ボーカルの曲を閣下が歌うと言うコンセプトであるため、カバーのコピーって感じなので少々方向性が違う。

　日本では大ヒットしたドラマ「スクール☆ウォーズ」の主題歌に使用(麻倉未稀版)されて有名になったが、元々はこれも大ヒットした青春映画「フットルース」の劇中歌である。

　訳詞や使われたドラマの所為で元々の歌詞の内容を勘違いしている人も多いが、直訳すると、

　勢力を増す都会の悪党どもから、私たちを救ってくれるヘラクレスみたいなヒーローはいないの！？

　強くて速くてスーパーマンみたいな白い騎士が現れるまで持ちこたえるわよ！！

　って割と受け身な歌詞なのである。

　しかし、ボニー・タイラーを始め、力強いボーカリストが歌う事が多く、

　(´°皿°)」アタシじゃ勝てなくても、

　勝てるヒーローが現れるまで、

　持ちこたえる事は出来るわよ！！

　って感じの世紀末で悪党が蔓延る世に、ケンシロウが現れるまで気丈に戦うヒロイン感が出てるのだろう。老若男女問わず人気の高い曲だったりする。

　ちなみに、日本語訳だが、実は一番最初にカバーをした北川剛版が最もマイナーで、なよっとした声のアイドルが歌うには相応しくない曲だった事が原因なのかも知れない。(北川氏の名誉のために言うと、彼はサッカーで鍛えた長身のスポーツマンではある)

　んで、この歌詞を読めばわかるが、このヒーローってのは「男」なのである。ヘラクレスのような男を待ちわびているのだ。歌詞の中にハッキリとHeと書かれている。

　この曲が流行した1980年代はまだまだマチズモ(力強い男性の象徴)が求められる時代であった。無論、ウーマンリブにより「強い女性」が求められていた時代でもあるが、現実はまだまだ力強い男性が求められており、強い女性はやはり、

　ケンシロウが到着するまでの

　マミヤみたいなモンなのである。

　いや、正確に言うと、それが主流であり、変革の時期がこの辺りだったってだけで、強いヒロイン、強い女主人公が求められていなかった訳ではないし、存在していなかった訳でもない。

　米国製ドラマじゃワンダーウーマン、チャーリーズエンジェル、バイオニックジェミーなどが大人気だったし、日本でも、リボンの騎士やらキューティーハニーは存在していた訳である。

　そう。強くてカッコイイ美女ってのは昔っから一定の需要はあった訳だ。

　しかし、何故かは知らないが一部の思想が強い界隈によると、物語の上でもヒロインは主人公のお荷物的存在であったり、守られるお姫様であったり、お色気要員でしか存在していないらしい。

　(´･Д･)」んなコトぁない。

　何がお色気で何が強いのかは個人の尺度によるだろうが、今現在も人気の「プリキュア」なんか戦う強いヒロインの代表格ではなかろうか。

　枠的に言えば、セーラームーンなんかもまさに戦う女主人公であろう。いや、どっちもほとんど観たことがないので詳しくは知らんが。

　まあ、その界隈の人間に言わせると「そーゆーのは違う」と謎の理論を展開されるが、要するにオタクが好むような萌え萌えしたキャラクターは強いヒロインに含まれないらしい。

　でもさぁ、大変失礼な表現になっちゃうけど、

　(´･Д･)」柴田ヨクサルの

　「エアマスター」なんて、

　絵柄的には全然可愛くないぞ？

　でも人気はあったし、むしろ女性人気は低そう。

　てな訳で、強くてカッコイイ女主人公ってのはフツーに存在してる訳だ。そこに当事者である女性からの人気があるかどうかは別の話として、だが。

　ってな話をしている時に、ふと気付いた。

　(´･Д･)」女主人公の

　ゲームって少なくね？

　いや、女主人公のゲームなんてのは山ほどある。それは事実だ。しかし、

　(´･Д･)」大ヒットシリーズの

　女主人公ゲームって少ないよな？

　って事に気付いたのである。

　無論、大ヒットシリーズのゲームの中には、女主人公の作品は幾つもある。

　ファイナルファンタジーはX-2やらXIII、XIII2などがそれに当たるだろう。テイルズ・シリーズにも女主人公は存在する。

　しかし、シリーズを通して女主人公ってのは案外少ないかも知れない。バイオハザードも両方だし。

　ワタクシがあんまりゲームをやらなくなって随分と時間が経過する(20年ぐらい)が、情報を追ってない訳でもないので、記憶を辿りはするものの、ホントに意外と見つからないのである。

　(´･Д･)」パッと出て来たのは、

　アトリエ・シリーズぐらい。

　ワタクシはアトリエ・シリーズを一度もプレイしてないので知らんけど、アレは毎度ヒロインは交代するものの、シリーズを通して女主人公だと思うのである。たぶん。

　あと、タイトルとしても存在としても女主人公だけど、

　(´･Д･)」サクラ大戦シリーズは、

　指揮官の男が主役だしな。

　ううむ。２作や３作ぐらいのシリーズならない訳ではない。しかし、ゲーム好きじゃなくても知ってるぐらいに有名な、大ヒットシリーズに女主人公が見当たらない。

　いや、探せば「魔導物語」は人気だったし、シリーズも出てる訳だが、え？なに？魔導物語ってナニ？

　(´°Д°)」ぷよぷよだよ！

　他にもベヨネッタとか、いない訳じゃない。しかし、誰に聞いても知られてる大ヒットシリーズとは言い難い。スペースチャンネル５とか。

　いや、あった。

　(´°Д°)」我らがララ=クロフト！

　トゥームレイダーだ！！

　しかしコレは国産じゃないしな。いや、海外製品は割と女主人公は多いのよね。残念ながら洋ゲーは日本じゃイマイチ人気が出ないんだけど。うん。

　って思ってたら、

　(´°Д°)」１つだけあったわ。

　世界的大ヒットゲームの女主人公、

　(´･Д･)」サムス・アラン。

　メトロイドにおける歴代の主役であり、ヒロインであり、大ヒットして、メジャー人気だわ。

　問題は、主人公サムスの姿が、ゲーム中じゃ女に見えないパワードスーツを着込んでるって事と、そのパワードスーツの見た目から、

　(´･Д･)」コイツが

　メトロイドなのか。

　って思われていることぐらいであろう。