序論　〜ボカロは単体では使えない？〜

ボーカロイドをインストールしようと試みたところ、ある壁にぶつかりました。
その壁とは、ボーカロイドをインストールしただけでは使用できないという謎です。

最初私は、ソフトをダウンロードしたら、デスクトップに初音ミクのアイコンが出てきてアイコンをクリックすると編集画面が開くというイメージでした。
つまり、スマホでアプリをインストールするようなイメージです。
しかし、実際にはボーカロイドは単体では機能しません。

私の体験談に基づいて、ボーカロイドビギナーがぶつかる壁、なぜボーカロイドソフトだけでは作曲ができないのかを解明します。

本論　〜ボカロ三種の神器を知る〜

実はポーカロイドを使うには、3点セットが必要です。以下のリストは私が実際にインストールしたものです。

①初音ミク　V4X 体験版4（ボーカロイド）
②piapro studio（作曲エディタ）
③cakewalk by Bandrab（音楽編集ソフト）　

なぜ、ボーカロイドという1つのサービスに対して3つもソフトが必要なのか？
それは、3つのソフトが合わさってボーカロイドの形が出来上がるからです。

①（ボーカロイド）はボーカロイドソフトです。①（ボーカロイド）は人間で例えると声です。
ここで注意したいのは、①（ボーカロイド）はあくまでも声でしかないということです。①（ボーカロイド）単体では曲作りができません。①（ボーカロイド）だけpc上にある状態は、美声だけど一言も言葉を発したことのない人がつっ立っている状態と同じです。
①（ボーカロイド）の声を操作するためには、②（作曲エディタ）が必要です。

実は②（作曲エディタ）こそが、ボーカロイドの体です。
歌詞を入力するのも、歌詞に音程をつけるのも②（作曲エディタ）の機能です。②（作曲エディタ）が編集機能そのものです。
②（作曲エディタ）は人間で例えるならば、体です。
①（ボーカロイド）と②（作曲エディタ）が合わさって初めて、美声を持つ人が歌い出せる状態になります。
そして、歌は然るべき場所でなければ歌えません。その場所が③（音楽編集ソフト）です。

③（音楽編集ソフト）は作曲ソフト。人間で例えると、バンドスタジオです。③（音楽編集ソフト）があることで、ギターやドラムなどの楽器の音を入れて、作曲できます。
③（音楽編集ソフト）の中でのみ②（作曲エディタ）を開くことができます。

結論　〜手順を理解すれば簡単に使える〜

こうして整理すると、私が当初イメージしていた、①（ボーカロイド）だけあれば作曲できるという考えは大きな間違いだということが分かりますね。

③（音楽編集ソフト）という場所で②（作曲エディタ）を開き、②（作曲エディタ）の中の①（ボーカロイド）を編集する
というのが正しい流れです。

以上、超々初心者向け、ボーカロイドはじめの一歩でした。

ではまた。