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列車予約と就活の共通点

「某鉄道は4席のボックス席を予約できるので、4席予約してぎりぎりで3つキャンセルする。するとボックス席を1人で使える」

「規則でそれができるのだから、やってもいい」「やられて困るなら、きちんと規則で禁止すべきだ」との主張

列車の場合、本来その列車に乗れるはずだった3人が乗れなくなり、鉄道会社は3人分の収益が得られなくなる。これは規則以前の、社会を円滑に運営するための良識の問題。


ただ社会から奪うのみ、SDGs的発想はどこへいったのでしょう?

社会に新たな利便性や新たな富を創造し、その結果としての利益を受け取るのではなく、すでに社会に存在していた利益をうまいことやって自分のところに誘導してきているのである。

コスパ、タイパ思考がより一層拍車をかけている印象です。



就職活動も全く同じです。

できるだけ内定を取っておいて、後から入念に検討します。No. 1以外は後日内定辞退すれば就職という目的は達成できますものね。


長年キャリア教育を受けてきた結果、肝心要の進路決定がこの有り様とは、皮肉なものです。長続きしない理由がこんなところにもあるのですね。

内定を得るのは一瞬の快
適職を得るのは一生の幸

西南学院大学キャリアセンター特任教員 高野一郎さんのXより


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1on1とキャリア自律の専門家
八木美和@社外メンター

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