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オウム真理教とはなんだったんだろうか?

2018年7月、オウム真理教関連の事件で死刑判決が出た13人の死刑が執行された。

地下鉄サリン事件の時は、私は確か小3だった。阪神大震災も同じ年だった。

世の中で、凄い事が起こってると何となく思っていた。事件から23年…死刑執行の日から、あの事件ってなんだったのか、ずっとライフワークとして研究している。

死刑執行後は、オウム元死刑囚らの手記が出たり、沢山の資料が出てきた。
当時の動画だったりと。

1つのヨーガ教室が、殺人集団になるとは誰も思ってなかっただろう。

私が今のところ最も参考になった本は、

一橋文哉
オウム真理教事件とはなんだったのか?
麻原彰晃の正体と封印された闇の社会

だった。その本によると、麻原彰晃は、最初から詐欺師を目指していたようだ。高校卒業後、お世話になったヤクザの親分から、神爺と呼ばれる詐欺師を紹介して貰って、詐欺を学んで行ったらしい。
麻原彰晃曰く、宗教が1番儲かると思っていたらしい。

元信者たちは、最終解脱者で、とても凄い人だと思ってたと語っているが、「最終解脱者」事態、麻原彰晃が作り上げた言葉じゃないか。

麻原彰晃が、詐欺師だと思えると全てがしっくりくる。

そして、麻原のNo.2の村井秀夫は、マスコミ報道陣につい、オウムが犯行に関わってるような事を仄めかしてしまうので、口が軽いと言うことで、以前から関わっていた反社会勢力に麻原が暗殺をお願いして、村井秀夫殺傷事件後、大量出血の末、死亡している。実行犯が右翼の人間というのもそういう事だったのだと思った。

オウム真理教元幹部、上祐史宏さん曰く、麻原はヒトラーに近いある種の自己愛障害だったと言っているが、上祐さんの言葉も脱麻原彰晃と言っているが、私には麻原を肯定してるようにしか思えない。

90年代の上祐さんの動画を見ても、マインドコントロールされてたとは言え、サリン製造の事を問われても自給自足の為の農薬作りって、早稲田大学卒業でJAXAまで行った人が、自分で言ってておかしくならないのかな?

最近のYouTubeでの上祐さんは、ゲストで呼ばれる度に、「脱麻原信仰、オウム事件の被害者賠償、アレフ脱会者の支援、仏教哲学、仏教心理学を学ぶところ」として『光の輪』を運営してると言っていた。

私は、その発言に立派な人だなと思っていた。

しかし、未だに公安調査庁は、
「ひかりの輪」
“麻原隠し”を徹底し、観察処分を免れるための取組を強化
・過去の麻原の指示(団体生き残りのため、外形上、オウム真理教とは違う「別団体」を組織して団体を存続させること)を根拠に、観察処分を免れるために麻原色を払拭したかのように装う別団体として組織(平成19年5月)。
・対外的には、麻原の死刑執行後も、「脱麻原」「脱オウム」をけん伝、“麻原隠し”を徹底。
・「思想哲学の学習教室」と称して活動。かつて上祐派が“麻原ゆかりの地”と独自に位置づけた神社などを訪問する「聖地巡り」を実施。

などと、公安ホームページにも書かれており、確かに上祐さんのYouTubeなどを使ったメディア戦略はすごいなと、元外報部長だったから、ある意味メディアに敢えてバンバン露出して、自分たちの団体を肯定させようとしているのだな思えた。

何はともあれ、あのような悲惨な事件が二度と起きない事を願っているし、

あのようなカルト集団は、信者も被害者だし、その家族達も被害者だ。
我が子に愛情を注ぐ事も、執着として捉えられ幼い子でも親子は分離され、1番愛情が欲しい時にでも、親から愛情の受けれない子どもたち。仏教教義も、明らかに教団本位としか、言いようがない。

まだまだネットの中には、麻原を肯定する動画がある。こうゆうものがなくなる日が来て欲しいと、切に願います。

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