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カスタマージャーニーマップってどうして必要なの🤔?

こんにちは😃UIデザイナーという肩書きになってまだ1年未満の私ですが、1年前の私にはまだ理解ができていなかったカスタマージャーニーマップについて理解が深まってきたので、アウトプットしたいと思います🤗ちなみに、この記事は主に以前の私のように、受託でウェブの制作をしている人向けの内容になります。

カスタマージャーニーマップって何のために必要なの??

ちょうど1年前の私は、受託の制作会社で働いていて、そんなもの使わなくても特に困らず制作が出来ていたので、UI/UXについて調べている時に、必ずと行って良いほど頻出するカスタマージャーニーマップについて、大枠は理解していても本当の必要性については理解していませんでした☹️

Googleで検索すると、上記のような説明になるのですが、要はユーザーの状況を可視化する。ということになります。しかし、そんなのわざわざ可視化しなくても、マーケティング段階で見えてる情報や、要件がまとまっていれば、だいたいわかるし、わざわざ可視化する手間をかけてまでこの表を作るのって効率悪いんじゃない🤔??と、当時の私は思っていました。そもそもユーザーの状況を想定しながらデザインをするわけだから、そんなことは当たり前じゃない?とも。

しかし、事業側に回ってみて、カスタマージャーニーマップがあるなんてサイコー😍という場面に出会えたので、その辺を紹介します。

必要な理由その1:デザインはみんなでやるもの🤗

事業会社に来てみて、色んなカルチャーショックがあったりしたのですが、その中でも大きかったのは、デザインの設計の部分については、デザイナーが考えて終わりというわけではなく、チームのメンバーで議論すると言う文化があるということです。その際にチームのメンバーそれぞれが意見を述べてデザインをブラッシュアップしていくのですが、メンバーの中で微妙に描いているビジョンが違っていたりすると、良し悪しを判断する際に意見が割れてしまうことになります。そういう場面で、カスタマージャーニーマップを取り出して、もう一度どんな場面のためのデザインなのか?と言う基本的なところに立ち返ることで目指している方向性を取り戻すことが出来ます。

必要な理由その2:デザイナーが関わる領域は表層だけではない😳

UXを学んでいると、最初にギャレットの5段階モデルと言うものに出会うかと思います。よくわからないと言う方は、「ギャレットの5段階モデル」で検索していただくか、UXデザインについて体系的に学びたいと言う方は、こちらの本がおすすめです😊

それまで私がWEBデザイナーとして関わってきた領域は、ここで言う表層の部分になります。ですが、事業側でデザイナーとして求められる領域は表層だけにとどまらず、骨格、ないしは、要件定義までと、それまで用意されてきた情報を自分で組み立てていく必要があります。その時に初めて、特に骨格や構造を構築するフェーズになると、このジャーニーマップがあることで、ユーザーの流れに沿って、必要な要素を整理していくことができるようになります。

必要な理由その3:ジャーニーマップは出来上がった結果ではなく一緒に作ることが大切🤗

今回の記事はこれが言いたくて書いたと行っても過言ではないです。というか、これがもう真髄です😌
なんだかんだ言って、チームでいっしょに何かを成し遂げようと言っても、皆それぞれ違った役割の人間が集まると、それぞれそれまでに経てきた経験や見てきたものも違うし、理想とするものも違うため、やっぱり意見が食い違ってしまうのは仕方ないことだな。と思うわけです。ですが、そう言ったチームの中に柱として1つ拠り所があれば、それを中心に議論をすることができるため、それぞれの価値観ではなく、このジャーニーマップを前提とした時に、どう考えるべきか。と、考え方がジャーニーマップを中心にまとまっていくわけです。しかし、このジャーニーマップを信じていくことが出来なくなれば、そもそも話はまとまっていかなくなってしまいます。そのため、ジャーニーマップを中心に動いていくチームの全員が納得することが大事になるため、作る過程を共有する事で、考えを統一していく。と言う過程そのものに価値があるのです☺️
さらに言うと、ジャーニーマップを作るのはワークショップ形式でやるので、その過程でコミュニケーションが発生してチームのメンバーと交流を深めることができるようになります😊

まとめ:ジャーニーマップって何のために必要なのか🤔❓

・デザインの方向性をメンバーで議論する時の指針になるため。

・表層だけで無く、骨格や構造など、より広範囲の設計に関わっていくにあたって、細かい仕様の指針として機能するため。

・異なる機能や経験を持つメンバーと1つになって物事を進めていくにあたって、同じ経験を共有することで考えを1つにまとめるため。

以上がジャーニーマップというものが、ものづくりの現場で力を発揮する理由になります😊

また、人は過去に決めたことを簡単に忘れてしまう生き物でもあるため、メンバー全員で作った結果を、目に見える形で共有していくことができるので、言った言わないの議論にもならず、新しく加わったメンバーにも、それまでの経過を共有できるので、可視化して形に残すことは大事だなぁ。と思い、しみじみとジャーニーマップがあるって素敵だな☺️と、思えるわけです。

現場で使ってみないと、解らない価値が少し理解していただけたかと思います😌何かのお役に立てば幸いです🤗

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