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iPadで完結するApp開発を試してみたよ

さて、noteの1つ目は何を書こうかなと考えたのですが、2021.06から気になっていたiPadでAppが作れるようになる、という話題にしようかなと思います。

Swift Playgrounds 4.0のリリース

 6月のWWDCの発表から半年、2021.12.17にiPadのSwift Playgrounds Appの4.0が公開されました。このバージョンからiPadでApp開発が可能になりました。

早速4.0にアップデートして立ち上げてみます。

Swift Playgrounds 4.0の様子

おぉ。左下に「App」が増えていますね。ここからApp開発を開始できるようです。ではタップして開始しましょう。

…と、ここで実際に開始したのですが、長くなるのでここらはまた整理して後日noteに書くことにします。

結論、ばっちりコード書けて、ばっちりApp Storeにアップロードできました。

App Store Connectの様子(画面はMacから閲覧したもの)

すごい、ちゃんとアップロードされてる…。いえ、当たり前なんですけど、これまで苦労してたのでサクサクとすすんで感動しました。ここらも長くなるので、また別の記事を立てて書きますね。

自作ライブラリを使えるか試す

さて、ここまででもじゅうぶん面白い結果ですが、もう1つやりたいことがあります。僕が作ってるLilySwiftって動かせるのかな?Lily Playground Booksの基盤ですしiPad完結の環境でも使えるなら、これもまた色々面白くなりそうです。ちょっと調べてみました。

結論、LilySwift使えました。 
(※ただし準備がすこし大変だった)

LilySwiftをつかってLilyPlaygroundを動かした様子。SwiftUI上で動作

動くじゃあないか、君。

ああ、これは面白いかもしれない。iPadでここまでできるんですね。

所感

iPadはMagic Keyboardでもコーディングがちょっとしづらいくらいで、アップロードや設定はSwift Playgroundsのほうがいっそシンプルでとても良い感触です。

個人的には、Mac & XCodeとiPad & Playgroundで役割わけした開発が可能なのではないか?といった感触を得ました。

Playground Booksの執筆と合わせて、PlaygroundでのApp開発については定期的にウオッチしていきます。また書こうと思います。


余談と補足

  1. 開発者登録について
    Appのアップロードと公開には、これまで通りApple Developer Programへの登録が必要です。ただ証明書, AppID, Provisioning Fileといったセッティングまわりがシンプルになるのが大きなメリットに感じました。

  2. LilySwiftを使えるようにする方法
    Swift PlaygroundのAppパッケージでは、Swift Packageを読み込めます。Swift Packagesの形式に沿ったgitリポジトリを公開することで利用可能になります。僕の場合、既存LilySwiftプロジェクトを使えるようにできないか試行錯誤して実現できました。

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