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日本代表がアルゼンチン代表に挑むも惜敗。しかし世界5位に好健闘!

どーも、わたぼーる だいち です。
今日もバスケ情報をお届けしていきます。

本日の話題は、、、

W杯開幕がもうまもなく!日本代表がアルゼンチン代表と強化試合を行いました!

8月14日に行われたニュージーランド戦から約1週間ばかりが経ちました。そこから日本代表は課題を少しでも修正してアルゼンチン戦に臨めたのでしょうか。

日本代表 vs アルゼンチン代表

8月22日(木) さいたまスーパーアリーナで行われた日本代表 vs アルゼンチン代表のW杯強化試合。

アルゼンチン代表は世界でもトップクラスの実力を持った国です。
FIBAランキングも5位と世界のトップ5に入ります。

過去の成績では、2004年のオリンピックでは金メダル。
ワールドカップでは1950年に金メダルを獲得しています。

アルゼンチン代表は過去にNBA選手のマヌ・ジノビリ(元サンアントニオ・スパーズ)が率いていました。

今回のアルゼンチン代表にも元NBA選手がいます。
ルイス・スコラ選手です。現在39歳と大ベテラン。
この選手は日本にとって脅威となることは間違いないでしょう。
要警戒です。

また、アルゼンチン代表のポイントガード、カンパッソ。彼にも要注意です。華麗なパス回しでディフェンスを翻弄してきます。

そして、渡邊雄太と大学で同じチームメイトだったパトリシオ・ガリーノがいます。今回は2人は敵同士で国の代表として戦います。2人のマッチアップにも注目です。

さて、日本代表は強敵アルゼンチン代表にどのような試合を見せてくれるのでしょうか。

日本代表惜しくも勝利ならず。アルゼンチン代表に群杯が上がる。

さて、まずは試合結果から。

JPN 23|30|24|16|93
ARG 30|26|27|25|108

15点差で惜しくもアルゼンチンに負けてしまいました。
しかし、世界5位相手にここまで勝負できるようになった日本代表に驚きでした。試合内容は十分な限りでした。

<日本代表メンバー>
太田敦也(三遠ネオフェニックス)
比江島慎(宇都宮ブレックス)
篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)
八村塁(ワシントン・ウィザーズ)
ベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)
渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)
安藤周人(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
竹内譲次(アルバルク東京)
馬場雄大(アルバルク東京)
ニック・ファジーカス (川崎ブレイブサンダース)
田中大貴(アルバルク東京)
シェーファーアヴィ幸樹(滋賀レイクスターズ)

<スターティングメンバー>
篠山竜青
八村塁
渡邊雄太
馬場雄大
ニック・ファジーカス

では、クォーターごとに試合を振り返っていきましょう。

<第1クォーター>
JPN🇯🇵 23 - 30 ARG🇦🇷

日本は出だしからアクセル全開で好スタート!

エースの八村塁は開始55秒で強烈なダンクシュートをかましています!

それでもアルゼンチンに1クォーターだけで30得点と少し点数を取られすぎです。ディフェンスをもっと意識しなければなりません。

<第2クォーター>
JPN🇯🇵 53 - 56 ARG🇦🇷

途中はアルゼンチンの連続3Pで15点差まで開いたが、怒涛の追い上げで3点差で折り返しです。

八村塁がこの第2クォーターでもチームを牽引します。

スティールからのダンクシュート!

そして、2クォータ終了間際には、馬場雄大がレイアップ&バスケットカウント!

サマーリーグで成長した馬場が気迫のドリブルからアルゼンチン選手を置き去りにして、そのままレイアップ。まさに電光石火でした!

前半、日本の3Pは 6/12 で50%と成功率は良い方だが、アルゼンチンはそれを上回る 66% (10/15)!前半だけで15本も3Pを打たれているってやはりディフェンス。ちょっと打たれすぎですね。それにしても、アルゼンチンのシュート精度が良すぎます。

前半、八村と馬場は13得点とチーム最多得点でチームを引っ張ります。強敵アルゼンチンに3点差で前半折り返しで、後半へ臨みます。

<第3クォーター>
JPN🇯🇵 77 - 83 ARG🇦🇷

さて、後半の開始です。

篠山の絶妙なアシストからの渡邊がディフェンス2人に囲まれながらもダンクシュートを叩き込んでいます。
気迫のこもった顔をしています。この試合に対する思い、日本代表に対する思い、W杯に対する思いが伝わってきます。

一時は日本がアルゼンチンからリードを奪う瞬間がありました。

スリーではないですが、渡邊が逆転シュートを決めています。

これで勢いに乗りたい日本でしたが、さすがアルゼンチン。そう簡単にはやらせてくれません。ジリジリ離されていきました。
しかし、まだ6点差。第4クォーターに粘りを見せましょう。

<第4クォーター>
JPN🇯🇵 93 - 108 ARG🇦🇷

最終クォーター、日本は粘りを見せましたが、最後はアルゼンチンの世界5位の実力に屈服しました。

【スタッツ】
日本🇯🇵
八村塁 23得点、7リバウンド、5アシスト
馬場雄大 17得点、3リバウンド、2アシスト
ニック・ファジーカス 15得点、10リバウンド
渡邊雄太 13得点
田中大貴 12得点

八村塁が23得点とまたしても大活躍。その次に馬場が17得点と続いた。この試合、馬場は持ち味のアグレッシブさで積極性のあるプレーでチームにいい流れを持ってきていました。

アルゼンチン🇦🇷
ブルシノ 21得点、7リバウンド、2アシスト
スコラ 20得点、5リバウンド、2アシスト
ラプロビトラ 17得点

20得点以上をあげた選手が2名と試合の最後まで3Pの精度が落ちなかったアルゼンチン代表。最終パーセンテージは57.1%でした。フィールドゴールパーセンテージが58.8%と3Pとそれほど変わらない成功率を記録しました。

まとめ

この試合に16211人の来場者数が発表され、日本バスケの注目度が増している中、日本代表は世界5位のアルゼンチン代表に好ゲームを見せてくれました。この試合で日本代表の今までの中でのベストチームということの証明にまた繋がりました。

W杯前に世界のトップチームと試合ができて、選手たちは良い経験ができていると思います。この経験を活かして、W杯に備えなければなりません。それを選手たちも感じています。

まだまだ修正点はオフェンス面・ディフェンス面とありますが、しっかりとチーム全体で共通意識を持って改善していって欲しいですね。


試合後、渡邊は大学時代のチームメイトとハグを交わしていました。

「ようやく実現したから、とてもハッピーな気分だ。この瞬間を長い間待ち望んでいたからね。試合前に雄太と話をしたよ。ジョージ・ワシントン大の卒業生、そして国を代表してプレーし、お互いがマッチアップできることを誇りに思えるとね。大学時代に僕たちはたくさん楽しい時間を過ごしてきたし、お互いに成長してきた。雄太がNBAで頑張っているシーンを見られることと、日本に来ることを僕はずっと楽しみにしていたんだ」

と試合を振り返ったガリーノ。

パトとは2年間大学で本当に楽しい時間も苦しい時間も過ごしてきて、彼は人として尊敬できますし、またプレーヤーとしても僕はすごく尊敬している選手なので、今日チームメイトから敵チームとしてですけど、同じコートに立ってプレーできたというのがすごくうれしかったです。“自分たちの国の代表としてまた一緒に同じコートに立てたらいいね”というのはずっと大学の時から言っていたので、パトとずっと長い時間マッチアップできていましたし、個人的には本当に最高な時間でした。 本当にすごくいいディフェンダーで、彼がいる時ジョージ・ワシントンのエースストッパーは彼だったんですけど、今日もなかなか自分が欲しいところでなかなかボールがもらえずに、苦しい展開になったりしたんですけども…。彼のディフェンスをずっと見て僕も大学で最初の2年間育っていきましたし、抜けた後は僕が彼の後釜というか、そういったエースストッパーとしてやってきたので、彼と今日同じコートで対戦できたのは光栄に思います」

と渡邊もガリーノに対してコメントをしています。

こういった各国同士の交流も国際大会の魅力の一つですね。

今後は、24日にドイツ、25日にチュニジアとの試合が予定されています。

まだまだ成長を見せる日本代表に目が離せません!

では、また次回!

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