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NBA 2019-20シーズン開幕戦戦力分析イースタン・カンファレンスまとめ

どーも、わたぼーる だいち です。
今日も楽しくバスケ情報をお届けします。

本日はNBA 2019-20シーズンの開幕が迫ってきているそんな話題。

様々な移籍やトレードで多くの選手が動いた今季のオフシーズン。
どのような選手の動きがあったかと昨シーズンのチームの成績をカンファレンスごとに振り返っていきたいと思います。

昨シーズンと今シーズンのチームが比較しやすいように、昨シーズンのチームごとのハイライト集も載せていますので、参考に見てみてください。

そして、日本のNBA公式サイトではチームごとに開幕戦の戦力分析の記事が上がっていますので、チェックしてみてはいかがだろう。

イースタンカンファレンスのチーム分析まとめ

では、まずはイースタンカンファレンスのチームを見ていきましょう。

<ミルウォーキー・バックス>

2018-19シーズン成績:60勝22敗

新加入
ロビン・ロペス(フリーエージェント)
ウェスリー・マシューズ(フリーエージェント)
カイル・コーバー(フリーエージェント)

退団
マルコム・ブログドン
トニー・スネル
ニコラ・ミロティッチ

ヤニス・アデトクンボのおかげでチームに注目が集まり、優勝候補まで実力を上げた今シーズンのバックス。

平均27.7得点、12.5リバウンド、5.9アシストという圧倒的な数字を記録し、MVPを獲得したアデトクンボ。

開幕から好調だったバックス。プレイオフではイースタン・カンファレンス・ファイナルでNBAチャンピオンとなったラプターズにあと一歩のところで敗退した。

バックスはこのオフシーズン、サラリーキャップの制限や、在籍選手の契約交渉などがあり、補強ができていない。
代わりに、主力を保ち、ローテーション入りできそうな選手を数人獲得した。

ミドルトン、ロペスの残留でチームの実力は現状維持ができ、このチームで3,4年戦うことになるであろう。

そして、カンファレンスからレナードがいなくなり、ネッツに来たデュラントは怪我で今シーズンの復帰は難しい。バックスは今シーズンかなり優勝のチャンスが大きくあるのだ。


<トロント・ラプターズ>

2018-19シーズン成績:58勝24敗

新加入
キャメロン・ペイン(フリーエージェント)
ロンデイ・ホリス・ジェファーソン(FA)
スタンリー・ジョンソン(FA)

退団
カワイ・レナード
ダニー・グリーン
ジェレミー・リン

昨シーズンのラプターズは移籍してきたカワイ・レナードが活躍をみせ、NBAチャンピオンとなった。

レナードだけではなく、パスカル・シアカム、ラウリー、サージ・イバカと好調の選手が多数いた。
さらに、シーズン途中でマルク・ガソルをトレードで獲得し、彼はチームに貢献するショットを決めるなど大きな働きをした。

しかし、オフシーズンにはカワイ・レナードがまさかの退団をし、クリッパーズへ。
チームの大黒柱を失ったラプターズ。レナードの代わりが見つかるはずもなく、チームの維持を選んだ。

おそらくシアカム中心としたチームとなったいくことが考えられる。
今シーズンの若手の成長に期待したいラプターズである。


<フィラデルフィア・76ers>

2018-19シーズン成績:50勝32敗

新加入
アル・ホーフォード(フリーエージェント)
ジョシュ・リチャードソン(トレード)
トレイ・バーク(フリーエージェント)
マティース・サイブル(ドラフト)

退団
ジミー・バトラー
JJ・レディック
TJ・マッコネル
ボバン・マリヤノビッチ

層が厚く、多くのスター選手を擁した76ersは優勝候補として言われていたが、カンファレンス・セミファイナルでトロント・ラプターズに第7戦までもつれてさらに最後の最後までどちらが勝つかわからない大接戦の末、敗れている。

76ersはオフシーズンにジミー・バトラーがヒートへ移籍をし、その枠を埋めるためにボストン・セルティックスからフリーエージェントとなったホーフォードを獲得。エンビートとのタッグが注目です。

76ersは今シーズンもシモンズ、エンビート、ホーフォードと強力メンバーでNBAチャンピオンを目指す。


<ボストン・セルティックス>

2018-19シーズン成績:49勝33敗

新加入
ケンバ・ウォーカー(フリーエージェント)
エネス・カンター(フリーエージェント)
カーセン・エドワーズ(ドラフト)
ロメオ・ラングフォード(ドラフト)
グラント・ウィリアムズ(ドラフト)
タッコ・フォール(フリーエージェント)

退団
カイリー・アービング
テリー・ロジアー
アル・ホーフォード
マーカス・モリス
アーロン・ベインズ

ローテーションのほぼ全員のパフォーマンスが期待値に届かなかったボストンはパッとしない印象でした。

そんなチームが噛み合わないボストンはオフシーズンにエースのカイリー・アービングがネッツへ移籍。
また、ホーフォードも76ersに移籍したのは予想外だった。

そこでボストンは失ったポイントガードのポジションをホーネッツにいたケンバ・ウォーカーを獲得。

そしてホーフォードの空いたポジションをエネス・カンターが埋めることになった。

今シーズンは再びボストンらしいチームケミストリーが見られるのだろうか。


<インディアナ・ペイサーズ>

2018-19シーズン成績:48勝34敗

新加入
マルコム・ブログドン(フリーエージェント)
TJ・ウォーレン(トレード)
ジェレミー・ラム(FA)
ジャスティン・ホリデー(FA)
T.J.・マッコネル(FA)

退団
ボーヤン・ボグダノビッチ
サディアス・ヤング
ダレン・コリソン
タイリーク・エバンス
コリー・ジョセフ
ウェスリー・マシューズ

昨シーズン、チーム中心選手のオラディポが膝の負傷で離脱したのは誤算だったペイサーズ。

しかし、チーム団結したバスケットでプレイオフにも進出し、チーム全体での成長を見せた。

オフシーズンではスター選手の獲得にはならなかったものの、非常に固いチーム強化となったであろうペイサーズ。

ブログドンとサインをし、ボールを持っている時も持っていない時も良いプレイができるブログドンが、オラディポの横で理想的にフィットすると期待している。

さらにウォーレンをトレードで獲得できたのは大きい。ボグダノビッチの退団でシューターがいなくなったが、ウォーレンはそれを帳消しにするシュート確率を持っている。ここ2シーズンは1試合平均18得点以上をマーク。FG成功率は48.6%以上だった。さらに、3P成功率も42.8%とショットレンジを伸ばしている。

今シーズンも上位を狙えるチームとなり得そうだ。


<ブルックリン・ネッツ>

2018-19シーズン成績:42勝40敗

新加入
ケビン・デュラント(フリーエージェント)
カイリー・アービング(フリーエージェント)
ディアンドレ・ジョーダン(フリーエージェント)
ギャレット・テンプル(フリーエージェント)
ウィルソン・チャンドラー(フリーエージェント)
トーリアン・プリンス(トレード)

退団
ディアンジェロ・ラッセル
ロデリ・ホリス・ジェファーソン
アレン・クラブ
ジャレッド・ダドリー
デマーレイ・キャロル
エド・デイビス
シャバズ・ネイピアー

昨シーズンのネッツは驚きの成長を見せた。ポイントガードのディアンジェロ・ラッセルは、オールスター出場を果たし、平均21.1得点、7アシストを記録した。ジョー・ハリスは3ポイント成功率でリーグトップに輝き(47.4%)、オールスターの3ポイントコンテストでも優勝。センターのジャレット・アレンはディフェンスの成長でスター選手に対して多くのブロックをした。スペンサー・ディンウィディーは、平均16.8得点、4.6アシストを記録するキャリア最高のシーズンを送った。

昨シーズンかなりの勢いのあるチームとして印象づけた。

そしてオフシーズンにはカイリー・アービングとケビン・デュラントのスター選手2人も獲得して一役注目を集めたネッツ。

デュラントは怪我で今シーズンは全休だと見込まれているが、アービングとディアンドレ・ジョーダンなどでチームを作り上げ、復帰した時の急激な拍車はとてつもないものになるであろう。


<オーランド・マジック>

2018-19シーズン成績:42勝40敗

新加入
アル・ファルーク・アミヌ(フリーエージェント)
チュマ・オキキ(ドラフト)

退団
ティモフェイ・モズゴフ

チームとして前進はしているマジック。

アーロン・ゴードンとエバン・フォーニエが安定したシーズンを送り、テレンス・ロスはキャリア最高のシーズンを送り、ニコラ・ブーチェビッチはオールスターに選ばれた。

マジックはこのオフシーズンに目立った大きな動きを見せなかった。

今シーズンもプレイオフへ進出し、2年連続での出場を果たせるか。


<デトロイト・ピストンズ>

2018-19シーズン成績:41勝41敗

新加入
デリック・ローズ(フリーエージェント)
マーキーフ・モリス(FA)
トニー・スネル(トレード)
セクー・ドゥムブヤ(ドラフト)

退団
イシュ・スミス
ジョン・ルーアー
ウェイン・エリントン

グリフィンはピストンズで初のフルシーズンとなり、クリッパーズ時代の攻撃力を発揮した。

しかし、シーズン終盤には膝の問題で欠場が続き、プレイオフでも最初の2試合も出場できていなかった。

そのほかにレジー・ジャクソン、アンドレ・ドラモンドが好調な働きを見せた。

今季オフシーズンにはデリック・ローズを獲得し、グリフィンとのコンビネーションが期待されている。


<シャーロット・ホーネッツ>

2018-19シーズン成績:39勝43敗

新加入
テリー・ロジアー(フリーエージェント)
PJ・ワシントン(ドラフト)

退団
ケンバ・ウォーカー
フランク・カミンスキー
トニー・パーカー
ジェレミー・ラム

自己最高のシーズンを送ったケンバ・ウォーカー。
しかし、マリーク・モンクにマイルズ・ブリッジズと直近のドラフト1巡目指名選手たちはがっかりさせる結果に終わった。

そんなケンバ・ウォーカーが移籍。
ホーネッツはロジアーとサイン&トレード。

これからどんなチームになっていくのか楽しみである。


<マイアミ・ヒート>

2018-19シーズン成績:39勝43敗

新加入
ジミー・バトラー(フリーエージェント)
タイラー・ヒーロー(ドラフト)
マイヤーズ・レナード(トレード)

退団
ハッサン・ホワイトサイド
ジョシュ・リチャードソン
ドウェイン・ウェイド

ビッグ3時代以降は特に目立ったことはないヒート。
昨シーズンで引退を表明したドウェイン・ウェイド。

チームの顔が引退したヒートは、今年のオフシーズンにバトラーを獲得。今シーズンは彼がチームの中心選手としてリードしていくであろう。


<ワシントン・ウィザーズ>

2018-19シーズン成績:32勝50

新加入
八村塁(ドラフト)
CJ・マイルズ(トレード)
アイザイア・トーマス(FA)
ダービス・ベルターンス(トレード)
モー・バグナー(トレード)

退団
トーマス・サトランスキー
ジェフ・グリーン
ボビー・ポーティス
トレバー・アリーザ
ドワイト・ハワード

ジョン・ウォール、ドワイト・ハワードの怪我でチームの主軸が試合に出られないシーズンだったウィザーズ。

チームの再建へと動き出したウィザーズ。ビールは1試合平均25.6得点、5リバウンド、5.5アシストを記録し、キャリア最高のシーズンになったが、それをサポートする選手がいないのが痛手だった。

ドラフト1巡目9位指名で入団が決まった八村塁はウィザーズにどれだけ貢献できるか注目である。


<アトランタ・ホークス>

2018-19シーズン成績:29勝53敗

新加入
ディアンドレ・ハンター(ドラフト)
キャム・レディッシュ(ドラフト)
エバン・ターナー(トレード)
アレン・クラブ(トレード)
ジャバリ・パーカー(FA)
チャンドラー・パーソンズ(トレード)

退団
トーリアン・プリンス
ケント・ベイズモア
ドウェイン・デッドモン
オマリ・スペルマン

再建中のホークス。若い選手を中心として未来に向けて大きく踏み出し、今後楽しみなチームである。

ポイントガードのトレイ・ヤングとパワーフォワードのジョン・コリンズのコンビが大きく機能した。

今シーズンは若手の飛躍が楽しみである。


<シカゴ・ブルズ>

2018-19シーズン成績:22勝60敗

新加入
コービー・ホワイト(ドラフト)
トーマス・サトランスキー(トレード)
サディアス・ヤング(フリーエージェント)

退団
ロビン・ロペス

NBAで最も大きい市場を持つチームでありながらも、思うような結果が残せなかったブルズ。

若手選手の怪我が目立ち、昨シーズンのプランが崩れた形となった。
しかし、ラビーンは安定のプレーでシーズンを終えた。

若いチームで今シーズンも戦うキャバリアーズ。
若手選手の成長が必須である。


<クリーブランド・キャバリアーズ>

2018-19シーズン成績:19勝63敗

新加入
ダリアス・ガーランド(ドラフト)
ケビン・ポーターJr. (ドラフト)
ディラン・ウィンドラー(ドラフト)
ジョン・ビーレイン(ヘッドコーチ)

退団
R・スミス
キャメロン・ペイン
デイビッド・ヌワバ

レブロン・ジェームズが去り、彼なしのチームには活気がなかった。
ケビン・ラブも怪我で20試合しかプレーをしなかった。

再建をすべく若手を中心を試合にだし、コリン・セクストンが最後の2ヶ月には1試合平均20得点を取れるまで成長した。

2年目のジェド・オスマンも出場機会が増え、経験を積んだ。

今シーズンは新たにジョン・ビーレインヘッドコーチを迎え、若手の選手をどこまで機能させることができるかが鍵となってくるだろう。


<ニューヨーク・ニックス>

2018-19シーズン成績:17勝65敗

新加入
エルフリッド・ペイトン(FA)
ボビー・ポーティス(FA)
ジュリアス・ランドル(FA)
タージ・ギブソン(FA)
マーカス・モリス(FA)
RJ・バレット(ドラフト)

退団
エマニュエル・ムディエイ
マリオ・ヘゾニャ
ディアンドレ・ジョーダン
ノア・ボンレイ

ここ数シーズン低迷を続けいているニックス。
チームもなかなか安定しない悪い状況である。

この夏のオフシーズンにニックスはスーパースター選手を獲得しようとするが叶わず。

ドラフト全体3位で指名したバレットが唯一の救いだった。


まとめ

スター選手の多くがウェスタンカンファレンスへ動いたので、イースタンカンファレンスは今シーズン、バックスと76ersの2強はかなり固い感じがする。

それか思いもよらないチームの歯車が急に回り出し、急成長を遂げるチームが現れるか。

どちらにせよ、楽しみな今シーズンの開幕もあと少しである。

では、また次回。

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