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NBA 2019-20シーズン開幕戦戦力分析ウェスタン・カンファレンスまとめ

どーも、わたぼーる だいち です。
今日も楽しくバスケ情報をお届けします。

本日は前回イースタン・カンファレンスのチームの開幕戦戦力分析を行った続きで、ウェスタン・カンファレンスのチームの紹介です。

2019-20シーズンはウェスタン・カンファレンスが激戦になりそうな予感。
注目のチームが多くあります。

ウェスタン・カンファレンスのチーム分析まとめ

では、さっそくウェスタン・カンファレンスのチームを見ていきましょう!

<ゴールデンステイト・ウォリアーズ>

2018-19シーズン成績:57勝25敗

新加入
ディアンジェロ・ラッセル(サイン&トレード)
ウィリー・コーリー・スタイン(FA)
アレック・バークス(FA)
ジョーダン・プール(ドラフト)
オマーリ・スペルマン(トレード)

退団
ケビン・デュラント
アンドレ・イグダーラ
デマーカス・カズンズ
クイン・クック
ジョーダン・ベル
ショーン・リビングストン

昨シーズンのNBAファイナルでは、デュラントとトンプソンの負傷離脱で3連覇という偉大なる記録はレナード率いるラプターズによって阻まれた。

そしてオフシーズン。デュラントがウォーリアーズを退団する決断をし大きな衝撃が世界中を浸透させた。

その代償としてウォーリアーズはディアンジェロ・ラッセルを獲得した。カリーとのコンビが期待される。トンプソンの復帰後はスリーガード・ローテーションという起用法になる見込み。

プレイオフでは重要な場面での活躍が目立ったイグダーラも球団の予算面で余儀なく退団となった。

さらに、デマーカス・カズンズ、クイン・クック、ジョーダン・ベル
ショーン・リビングストンと黄金時代のウォーリアーズを支えた選手が多くチームを去った。

デュラントの空いた穴は大きい。その穴を埋めることは難しい。
今シーズンのウォーリアーズはどのように戦い、どのような成績で1シーズンを終えるのか。

ウォーリアーズは新たな時代の始まりである。


<デンバー・ナゲッツ>

2018-19シーズン成績:54勝28敗

新加入
ジェレミー・グラント(トレード)
ボル・ボル(ドラフト)

退団
トレイ・ライルズ
アイザイア・トーマス

かなりの成長を感じられるナゲッツ。今シーズンはしっかりと固いチーム力でプレイオフに進出。ファーストラウンドでスパーズを下した。カンファレンス・セミファイナルでブレイザーズにあと一歩のところで敗れ敗退。

チームの中心であったニコラ・ヨキッチの成長はチームにとってかなり大きな役割を果たした。平均20得点超えに、ほぼ11リバウンド、7アシストというスタッツ。センターでは珍しいオールラウンダーな記録をあげている。

ジャマール・マレーも飛躍し、チームのリーダー、そしてショットメイカーに成長した。

オフシーズンにナゲッツは今のチーム状況を維持することに成功。
マレーとの契約延長をし、マレー、ヨキッチを今後3シーズン契約下に置くことができた。

今シーズンも強豪が連なるウェスタンカンファレンスを勝ち抜くチーム状況にあるナゲッツである。


<ポートランド・トレイルブレイザーズ>

2018-19シーズン成績:53勝29敗

新加入
ケント・ベイズモア(トレード)
マリオ・ヘゾニャ(フリーエージェント)
アンソニー・トリバー(FA)
パウ・ガソル(FA)
ハッサン・ホワイトサイド(トレード)
ナシール・リトル(ドラフト)

退団
セス・カリー
エバン・ターナー
アル・ファルーク・アミヌ
モーリス・ハークレス
ジェイク・レイマン
マイヤーズ・レナード
エネス・カンター

昨シーズンは2000年以来となるウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだブレイザーズ。

カンファレンス・ファイナルでのリラードのサンダーに対して見せた、ロングスリーは圧巻だった。

今シーズンもリラードとマッカラムの二人は残留し、NBAファイナル進出を目指す。


<ヒューストン・ロケッツ>

2018-19シーズン成績:53勝29敗

新加入
ラッセル・ウェストブルック(トレード)
タイソン・チャンドラー(フリーエージェント)
ベン・マクレモア(FA)

退団:クリス・ポール

昨シーズンも再びウォーリアーズの壁に阻まれ、カンファレンス・セミファイナルで敗退。

ハーデンは1試合平均36.1得点を記録。32試合連続で30得点超、9試合で50得点超をマークし、2試合で61得点も記録した。

ロケッツは今期のオフシーズンにクリス・ポールをトレードに出し、サンダーからウェストブルックを獲得しました。

NBA屈指のスコアラーがタッグを組んでNBAチャンピオンを目指す。


<ユタ・ジャズ>

2018-19シーズン成績:50勝32敗

新加入
マイク・コンリー(トレード)
ボーヤン・ボグダノビッチ(フリーエージェント)
エド・デイビス(フリーエージェント)
エマニュエル・ムディエイ(フリーエージェント)
ジェフ・グリーン(フリーエージェント)

退団
グレイソン・アレン
カイル・コーバー
ジェイ・クラウダー
リッキー・ルビオ
デリック・フェイバーズ
ハウル・ネト

シーズン50勝をあげ、さらにプレイオフでは1回戦でロケッツに敗れるものの健闘した試合を見せ、チームの強さを印象づけた。

オフシーズンにリッキー・ルビオとカイル・コーバーが退団し、ジャズはマイク・コンリーとボーヤン・ボグダノビッチを獲得。

ミッチェルとコンリーのコンビは相性抜群であり、今までミッチェル一人に大きくかかっていた負担を軽くすることもでき、本来のシューティングガードのポジションで力を発揮できるであろう。

そして、ボーヤン・ボグダノビッチは昨シーズン記録した3ポイントショット成功率42.5%を武器にジャズのオフェンスを軌道に乗せることになるだろう。


<オクラホマシティ・サンダー>

2018-19シーズン成績:49勝33敗

新加入
クリス・ポール(トレード)
シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(トレード)
ダニーロ・ガリナーリ(トレード)
ダリアス・ベリズリー(ドラフト)
マイク・マスカーラ(フリーエージェント)

退団
ラッセル・ウェストブルック
ポール・ジョージ
パトリック・パターソン
ジェレミー・グラント
マーキーフ・モリス

勝てそうで勝てないチーム、オクラホマシティ・サンダー。
昨シーズンもリラード率いるブレイザーズに最後リラードの劇的3Pを決められプレイオフのファーストラウンドで敗れている。

しかし、ポール・ジョージはMVP争いに加わるほどのシーズン通しての活躍がありました。
1試合平均28.0得点はチーム最多、2.2スティールはリーグ最多の数字。さらに1試合平均8.2リバウンド、4.1アシストも記録しました。

これはウェストブルックがプレーをジョージに譲っていたということにもある。彼のユーセージ・レート(ポゼッションを完了した割合)は30.1%とこの10年で最も低い数字だった。フィールドゴール成功率は42.8%で、3Pとフリースローの成功率は、MVPを受賞した2016-17シーズンの自己最高から2年連続で減少していました。

それでも彼は1試合平均22.9得点、11.1リバウンド、10.7アシストと、前人未到の3年連続平均トリプルダブルを達成したのである。

サンダーは今季のオフシーズンにとても大きな出来事に出くわした。
チームで2本柱だったウェストブルックとジョージがチームを離れてしまったのである。

今シーズンからサンダーはチームの再建を進めていかなくてはならない。エース不在のサンダーはこれからどのようなチーム作りをしていくのか注目である。


<サンアントニオ・スパーズ>

2018-19シーズン成績:48勝34敗

新加入
デマーレイ・キャロル(トレード)
トレイ・ライルズ(フリーエージェント)

退団
デイビス・ベルターンス

グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチ体制となってから1度しかポストシーズンを逃していないスパーズ。
プレーオフではデンバー・ナゲッツに第7戦までもつれる熱戦を繰り広げたが敗れている。

安定感と選手育成を重視するスパーズの2019年の夏は、通常運転だった。

若手選手の育成と成長した選手がどんな形で出てくるのか楽しみである。


<LA・クリッパーズ>

2018-19シーズン成績:48勝34敗

新加入
ポール・ジョージ(トレード)
カワイ・レナード(フリーエージェント)
モーリス・ハークレス(トレード)
パトリック・パターソン(FA)
フィオンドゥ・カベンゲリ(ドラフト)

退団
シェイ・ギルジャス・アレクサンダー
ギャレット・テンプル
ウィルソン・チャンドラー
ダニーロ・ガリナーリ

レギュラーシーズンが終わるときにはバックコートの先発が全員新人に。それでも、プレイオフに進出しただけでなく、ゴールデンステイト・ウォリアーズとのファーストラウンドではオラクル・アリーナで2勝をあげた。かなりのサプライズを起こした。

しかし、サプライズはまだまだ続いた。
このオフシーズンにクリッパーズは昨シーズンNBAチャンピオン、ファイナルMVPに輝いたカワイ・レナードを獲得。さらに、サンダーからポール・ジョージをトレードで獲得した。

今季のオフシーズンで一番インパクトのある大型移籍だったのではないか。

今シーズンクリッパーズはリーグ注目のデュオを率いて、優勝を目指す。


<サクラメント・キングス>

2018-19シーズン成績:39勝43敗

新加入
トレバー・アリーザ(フリーエージェント)
コリー・ジョセフ(フリーエージェント)
ドウェイン・デッドモン(フリーエージェント)
ルーク・ウォルトン(ヘッドコーチ)

退団
ウィリー・コーリー・スタイン
フランク・メイソン
デイビッド・イェーガー

プレイオフ進出は叶わなかったけれども、来シーズンへ向けての期待は若手コアによってもたらされた。

バックコートで機能したディアロン・フォックスとバディ・ヒールド。ヒールドは昨季の3ポイントショット成功率が42.7%で、フォックスは2年目に平均17.3得点、7.3アシストを記録した。二人とも得点力は高い。

オフシーズンでは、新たなヘッドコーチ:ウォルトンを獲得。
よりチームを効率的に動かせることに期待。

キングスはオフの動きを最小限にとどめ、希望に満ちた今シーズンへ歩みを始めた。


<ロサンゼルス・レイカーズ>

2018-19シーズン成績:37勝45敗

新加入
アンソニー・デイビス(トレード)
デマーカス・カズンズ(フリーエージェント)
エイブリー・ブラッドリー(FA)
ダニー・グリーン(FA)
ジャレッド・ダドリー(FA)
ドワイト・ハワード(FA)
フランク・ボーゲル(ヘッドコーチ)

退団
ロンゾ・ボール
ジョシュ・ハート
ブランドン・イングラム
ルーク・ウォルトン
マジック・ジョンソン

レブロン・ジェームズが加入した1年目のレイカーズは思うようには結果が出せなかった。

レブロン自身も怪我に悩まされ55試合にしか出場できなかった。

そして、6シーズン連続でプレイオフ進出を逃している。

オフシーズン。レイカーズはデイビスをトレードで獲得。
レブロンとデイビスのコンビで活気あるレイカーズへの復活を目指す。

レイカーズはデイビスを獲得するのに当たって、カイル・クーズマと一緒に若手の主軸だったボール、イングラム、ジョシュ・ハートは全員去ってしまった。

さらにレイカーズはチームの補強を強めるためカズンズとの契約をした。しかし、練習中に怪我をし、シーズン開幕を待たずチームを離脱。

その代わりとして獲得したのがドワイト・ハワード。

このレイカーズのオフシーズンでの動きが再びレイカーズをプレイオフで見られるチームにできるかどうか注目である。


<ミネソタ・ティンバーウルブズ>

2018-19シーズン成績:36勝46敗

新加入
ジャレット・カルバー(ドラフト)
ジェイク・レイマン(トレード)
ジョーダン・ベル(フリーエージェント)
シャバズ・ネイピアー(トレード)

退団
タイアス・ジョーンズ
デリック・ローズ
タージ・ギブソン
ダリオ・シャリッチ

前シーズンにプレイオフに出場したが、今シーズンは叶わなかった。一歩後退する残念なシーズンであった。

アンドリュー・ウィギンズの不振により、カール・アンソニー・タウンズ一人に頼りっきりになってしまった。

10月のユタ・ジャズ戦で50得点を記録するなど、デリック・ローズが見事な復活を遂げたこともあった。

オフシーズンではそんなに大きな動きはなかったキングス。

このままではタウンズが勝てないチームに嫌気がさし、他のチームへのトレードを要求してくる可能性を球団は恐れている。


<メンフィス・グリズリーズ>

2018-19シーズン成績:33勝49敗

新加入
ジャ・モラント(ドラフト)
ブランドン・クラーク(ドラフト)
ジェイ・クラウダー(トレード)
ジョシュ・ジャクソン(トレード)
アンドレ・イグダーラ(トレード)
グレイソン・アレン(トレード)

退団
マイク・コンリー
エイブリー・ブラッドリー
デロン・ライト
C.J.・マイルズ
チャンドラー・パーソンズ

マルク・ガソルをラプターズにトレードし、チームの再建へと動き出したグリズリーズ。

ジャレン・ジャクソンJr.の活躍を見せたが、満足いく感じではない。
なかなか安定しないチームのままの状況が続いていた。

ジェイソン・ウェクスラーが新たな球団社長に、そしてザック・クレイマンがバスケットボール運営部シニアバイスプレジデントに就任した。

球団のトップが代わり、ヘッドコーチもテイラー・ジェンキンズを任命した。

そしてグリズリーズはドラフトで全体2位でモラントを指名、さらに23位でフォワードのクラークである。

クラークはサマーリーグでMVPに選ばれるなど早くも成果を見せている。

新たな時代のグリズリーズが今シーズンは見られそうだ。

渡邊雄太のNBA本契約への挑戦にも注目していきたい。


<ニューオーリンズ・ペリカンズ>

2018-19シーズン成績:33勝49敗

新加入
ザイオン・ウィリアムソン(ドラフト)
ロンゾ・ボール(トレード)
ブランドン・イングラム(トレード)
JJ・レディック(フリーエージェント)
デリック・フェイバーズ(トレード)
ジョシュ・ハート(トレード)
ジャクソン・ヘイズ(ドラフト)
ニキール・アレクサンダー・ウォーカー(ドラフト)

退団
アンソニー・デイビス
ジュリアス・ランドル
エルフリッド・ペイトン

デイビスのトレード話が発端でチームの状況は最悪になっていた。

前年にプレーオフ2回戦に進んだが、1年でロッタリーチームへと舞い戻ってしまった。

オフシーズンにデイビスをレイカーズへトレード。その代わりに得たドラフト1位指名権でザイオン・ウィリアムソンという今回のドラフトで一番の目玉の選手を獲得。

そしてペリカンズはシューターのJJ.レディック、ベテランのデリック・フェイバーズを獲得した。

今シーズンのペリカンズの逆襲が楽しみである。


<ダラス・マーベリックス>

2018-19シーズン成績:33勝49敗

新加入
セス・カリー(FA)
デロン・ライト(トレード)
ボバン・マリヤノビッチ(FA)

退団
ダーク・ノビツキー
トレイ・バーク

長年マーベリックスを支えてきたダーク・ノビツキーが引退をした。
それと同時にマーベリックスに救世主が現れた。ルカ・ドンチッチである。

ヨーロッパでプロとしてプレーしていた経験もあり、1年目から好パフォーマンスを見せた。1年目に平均21.2得点、7.8リバウンド、6アシストという成績を残した。

オフシーズンにはダラスはセス・カリーを呼び戻すことに成功。そしてデロン・ライト、ボバン・マリヤノビッチという安価ながらもローテーションに入れる3選手をロスターに加えた。

今シーズンはポルジンギスが復帰してからドンチッチとのコンビネーションが期待される。
そしてマブスは若くて経験豊富な実力者を獲得し“ビッグ3”を結成させることを目標としている。

シーズン途中でのトレードでそれが達成されるかもしれない。

ノビツキーがいないマーベリックス。
今シーズンは新たなチームとしての歩みが始まる。


<フェニックス・サンズ>

2018-19シーズン成績:19勝63敗

新加入
キャメロン・ジョンソン(ドラフト)
リッキー・ルビオ(フリーエージェント)
ダリオ・シャリッチ(トレード)
タイ・ジェローム(ドラフト)

退団
TJ・ウォーレン
ジョシュ・ジャクソン
ドラガン・ベンダー
リショーン・ホームズ

昨シーズンのサンズは9シーズン連続でプレイオフを逃し、4シーズン連続で25勝に到達することができなかった。

その中でもブッカーの得点力は健在で、平均26.6得点を記録している。3月には、2試合連続で50得点と59得点を叩き出し、40得点以上を5度記録した。

オフシーズンには、リッキー・ルビオを獲得し、ブッカーとの連携を期待している。

新コーチの獲得だろう。モンティ・ウィリアムズHCを獲得した。
彼はこのどん底のサンズをどこまで変えることができるかにかかっている。


まとめ

今シーズンはウォーリアーズ一強の時代が終わり、また新たな構成となるのは間違いない。

特にウェスタンカンファレンスは顕著に現れるであろう。

開幕が待ち遠しいですね。

では、また次回!


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