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4/28は衆議院補欠選挙❗

衆議院議員が議員辞職や、死去により欠員になると、補欠選挙が行われます。
今回は…
「東京15区」「島根1区」「長崎3区」
の3つの選挙区で行われ、
投票日は4月28日(日)です。
通常の選挙と同様に期日前投票もあります。
該当の地域の方はぜひ、投票へ❗

それぞれの選挙区に含まれる自治体と、補欠選挙になった理由は以下の画像のとおりです。


◯東京15区

東京15区は自民党の柿沢未途衆院議員が公職選挙法違反により逮捕されたことに伴う議員辞職による補欠選挙。公職選挙法違反となった選挙は江東区長選挙であり、昨年12月に江東区長の辞職に伴う区長選挙が行われている。また、東京15区は柿沢氏の前に選出されていた秋元氏(自民)も逮捕、実刑判決を受けている。江東区からなる選挙区。各党が候補者を擁立し混戦模様。

・立憲民主党は新人の酒井氏を擁立した。酒井氏は昨年の江東区長選に立憲、共産、れいわ、社民などの支持を得て立候補したが、次点で惜敗していた。なお、共産党はこの補欠選挙に小堤氏の擁立を予定していたが、擁立を取り下げ、酒井氏を支援しているほか、社民党も支援する。

・日本維新の会から出馬している新人の金澤氏は前回の衆院選にも東京15区から出馬しており落選している(惜敗率58.85%)。また、国会で維新と統一会派を組む教育無償化を実現する会も推薦している。

・参政党は新人の吉川氏を擁立した。

・諸派の日本保守党は新人の飯山氏を擁立した。

・諸派のつばさの党は新人の根本氏を擁立した。

・諸派のNHKから国民を守る党は福永氏を擁立した。

・無所属で元職の秋元氏は2012年の衆院選に自民党から出馬し、当選。その後3期近く議員を務めたが、IRをめぐる汚職事件により実刑判決を受けており、先日の控訴棄却に対し、即日上告している。

・無所属の須藤氏は2019の参議院全国比例区で当選しており、参議院を辞職しての立候補となる。須藤氏は参院選にて立憲民主党から出馬したが、その後、執行部との意見の相違から離党し、無所属で活動していた。

・無所属の乙武氏は諸派のファーストの会の副代表を務めており、国民民主党、都民ファーストの会から推薦を受ける。また、ファーストの会に近い小池都知事や、昨年江東区長に自民、公明、国民、都ファ推薦で当選した大久保氏も支援している。自民党が乙武氏を推薦するとの報道もあったが推薦は見送られた。乙武氏は2022年の参院選に東京選挙区(定数6)から無所属で出馬しているが9番手で落選している。


◯島根1区

島根1区は自民党の細田博之前衆院議長の死去に伴う補欠選挙。島根1区は強固な自民王国であり、1996の小選挙区制導入以降では細田氏が全勝している。島根県の東部と隠岐諸島からなる選挙区。自民党と立憲民主党の事実上の与野党一騎打ちの構図である。

・自民党は新人で中国財務局長などを務めた錦織氏を擁立した。連立を組む公明党が推薦する。この補選で自民党が唯一公認候補を擁立した選挙区。

・立憲民主党は元職の亀井氏を擁立した。亀井氏は衆議院議員と参議院議員をそれぞれ1期ずつ務めていた。前回の衆院選には立憲民主党から島根1区に立候補したが、敗北している(惜敗率73.75%)。また、国民民主党県連、社民党も支援しており、共産党は新人の村穂氏の擁立を予定していたが、立候補を取り下げ、亀井氏を自主支援する。


◯長崎3区

自民党の谷川弥一衆院議員の裏金問題による議員辞職に伴う補欠選挙。2009を除き、谷川氏が連勝してきた。本土の大村などと、離島地域からなる選挙区。次回の衆院選からは一票の格差是正のために、長崎は選挙区数が4から3に減り、この選挙区も区割が大きく変わる。今回の補選では自民党は候補者を擁立せず、立憲と維新の一騎打ちとなった。

・立憲民主党は前回長崎3区から立候補し、敗れた(惜敗率96.45%)ものの、比例復活を果たした現職の山田氏を擁立し、社民党も推薦する。また、国民民主党県連が支援し、共産党も自主支援する。

・日本維新の会は新人の井上氏を擁立し、国会内で統一会派を組む教育無償化を実現する会も推薦する。


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