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本当に良質なペットフードってどんな物

私が始めて飼った犬は体が弱く病院通いばかりして最終的に脾臓のガンで見送りました。その経験から何故この子ばかりこんなに病気になるのかと疑問に思い調べていくうちに、それまで何の疑いもなく食べさせてたフードに問題があったことを知った時の衝撃と後悔には今も胸が苦しくなります。

それは、表に現れなかったペットフードの現実でした。でも、食べさせてた犬の体を考えれば思い当たるところはいっぱいありましたし、動物病院に来ている犬たちがなんでこんなにガンが多いのかの疑問に合点がいきました。

30年前のペットフードと言えば昔の猫まんまからペット専用のフードと言うペットに適した食餌として普及してましたが、それは「簡単、長持ち、安い」人の利便性重視、そして犬が食べなければ売れないことから犬の食いつきを追求したものになってました。


ペットフードは簡単でないと

ペットフードは総合栄養食ですから、それだけ食べていればペットの栄養は賄えるものです。フードボールに入れるだけですから簡単なものです。


ペットフードは長持ちしないと

ペットフードは加熱処理されて水分が10%以下ですから長期保存できます。しかし、封をあければ酸化しますので、もっと長く持たせる為に保存料や防カビ剤が使われてます。また、飼主の購買意欲をそそるよう見た目が美味しそうに見える肉っぽい色を付けたものもあります。
それらの保存料や着色料、防カビ剤、他に原材料生産の段階で農薬や成長ホルモン、殺虫剤、抗生剤が使われた肉や野菜はアレルギーの原因になったり発ガン性の危険があります。


ローコストなタンパク質

価格を抑える為には良質な肉は使えません。肉のタンパク質はフードの主成分ですから、そのタンパク質の不足を補うものが必要です。
成分表にある大豆ミールやおからは健康食品ぽくイメージがいいですが、大豆油を搾った後のものでわずかですが植物性タンパク質が残ってますので、フードのタンパク質の数値を増加させ、フードの増量材としての役目で使われてます。
大豆は亜鉛を含まないだけでなく、体内から亜鉛を失わせます。亜鉛がないと骨の障害が起きもろくなったり、皮毛の状態悪化、アレルギーや甲状腺機能不全の原因にもなるようなので要注意です。


私が安心が出来ると思ったフード

私が出会えたフードはアメリカで1985年に最初のフードが作られた物です。
当時、アメリカでもホリスティック栄養学を取り入れたペットフードがなかった時代から長年の経験を積み上げて作られたフードです。
ペットの体を正常に機能させたり、皮膚や被毛を再生させるために必要な栄養を含んだフードをその頃に考えられたなんて、誰もできない先進的なことだったんだと思います。

日本でも最近はプレミアムフードや自然食を謳ったフードが多くなってきました。しかし、ペットの病気は30年前と変わらず減ってはいません。
ましてや、ペットも飽食の時代で栄養過多や栄養のバランスを崩しています。人間と同じように生活習慣が病気を生んでいます。
今は動物医療の進化で病名が診断され治療されますが、昔は分からないまま亡くなってしまってたことなのかもしれません。
どちらにしても病気で苦しむペットは減っていないと言うことで、その原因は、現在のプレミアムと言われるフードに入れなくなった保存料など添加物だけの問題ではないことが明らかになりました。


フードの原材料を確認済み

どんな材料が使われているか成分表をみても分からないですし、テレビCMの情報は売らんがため、犬種で食べる物が違うなんて意味が分からない。
ヒューマンレベルのお肉と言いますが自分では確認できないです。
私の食べさせてるフードは、私の仲間がアメリカの製造工場に出向いて原材料から製造過程を確認しています。
そして、サプリメントとの併用効果も納得のいく事例を幾つも見てきてます。そんな先人の苦労の上で私は安全に食べさせることが出来ています。


炭水化物の問題 

最近はグレインフリーのフードが多くなってきました。犬は肉食で穀物は消化できない為に炭水化物は必要ないとの事です。
元々、グレインフリーのフードが出たのは、穀物にアレルギーのある子の為に開発されたと聞いていましたが、今では犬には穀物不要のフードになっているようです。

しかし、犬の先祖たちは、獲物を捕まえると先ず内臓から食べると言われています。それは狼たちが直接は食べない栄養が摂れるからで、草食獣が食べた穀物や繊維その分解されたものが詰まっているからです。
私はその話を聞いて、内臓から摂れる栄養で獲物の肉を代謝出来る事を知っていたかのようだと思いました。
そう考えると、犬にとって穀物は消化は苦手であったとしても不必要ではないと言うことです。
消化が出来る自然な穀物を必要量摂ることは理にかなっていると言うことです。
今でも成分表の一番目に穀物が書かれているフードもありますが、
その昔のドッグフードは肉の量を減らす為の嵩マシ、コスト削減の手法として不良なフードに穀物が多く使われていたことから、現在のグレインフリー信仰にすり替わったように思われます…。


食べた物は吸収されてこそ

どちらのフードメーカーも食い付きを優先に開発しています。
飼主からすると良く食べるフードが何よりいいフードで分かりやすい。

犬は肉を出すと大喜びで美味しそうに食べますが、今は雑食ですから出されたものはなんでもガツガツ食べてくれます。それが犬のイメージです。

しかし、穀物の主体のフードは多少食いつきが落ちますが、成分表の一番目に肉とあっても食い付きの物もあります。それはお察しの通り原材料の質や管理上に問題があったりします。

しかし、そんな風にガツガツ食べてても栄養不良の子がいます。
食べた物は吸収されてこそ、身となりエネルギーになります。
成長期の子は勿論ですが、成犬になってもシニア期でも食べた物を体の中で有効に使える為に必要な物があります。

ちゃんと身になって、適度な筋肉がついて、被毛の量も艶も十分にあり、
ちゃんとエネルギーになって、体力があり、免疫が強化されれば病気に負けない体になって体の弱点をカバーしてくれます。

生涯  元気で長生きして、ガツガツ食べれるシニアを目指して、今から始める事をお伝えしたいと思います。



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