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リスティング広告とは? "初心者でもわかる"(基礎編①)

自己紹介

はじめまして!現在広告代理店に勤務しているK.Kと申します。
Twitterで広告運用に関するつぶやきを日々行っていますが、自分自身のアウトプットのためにも1度ブログのようなものにまとめてみたいと思いnoteを書き始めました…!
応援してもらえると励みになります🏳

肝心の内容ですが、下記ツイートで反応が良かった
リスティング(検索連動型)広告の基礎について書いていければと思います!
それではいきます!


1.リスティング広告とは?

1-1.リスティング広告の仕組み

リスティング広告とは、ユーザーが検索した語句に合せて表示されるテキスト広告のことです。
下記のように検索結果画面に表示されるため、検索連動型広告とも呼ばれています。

「Google広告」と検索した場合の検索結果画面(上部)

上記のキャプチャで見ると、赤枠で囲っている左上に「スポンサー」と記載がある部分がリスティング広告になります。
また、その下の青枠で囲っている部分は自然検索結果(Organic)の表示になっています。

⚠️ここで1つ注意点
よく同じような記事で、"リスティング広告は自然検索結果よりも上位表示されるものである"という記載がありますが、これは間違いです
下記のキャプチャのように、自然検索結果の下にもリスティング広告の枠は用意されているので、必ずしも毎回上位に表示されるわけではないということを念頭に置いておきましょう。

「Google広告」と検索した場合の検索結果画面(下部)

また、課金形態に関しては、クリック課金制が導入されており、クリックが発生して初めて課金になります。
広告が検索結果画面に表示されるだけでは、費用は発生しません。

1-2.リスティング広告でできること

  • ユーザーが検索した語句をもとに、テキスト広告を配信できる

  • ニーズが顕在化した(確度が高い)ユーザーに広告を配信できる

  • 配信するテキスト広告の内容(クリエイティブ)を自分で考えられる

  • 1日あたりに利用する金額(予算)を任意で設定できる

上記のように、リスティング広告はニーズが顕在化したユーザーに効率よく、即効性を持って広告を出稿できるので、比較的費用対効果が高い広告の1つとしてあげられます。
また、ビジネスに沿って配信する地域や時間帯、デバイスなども自由に細かくカスタマイズすることが可能です。

2.リスティング広告のメリット

2-1.購買意欲の高い見込み顧客に直接アプローチできる

上記にも記載しましたが、ユーザーは検索する際に何らかのニーズを持ち、その解決策を探すために検索しています。ここが重要なポイントです。
例えば、「派遣 求人」と検索したユーザーは「派遣で働きたい」というニーズを持っていて、その解決策を探すために検索しています。
そこで、その解決策を的確に広告で提示できれば、広告をクリックしてもらいやすい広告ということが言えます。

つまり、リスティング広告を使えば、ある特定の語句で検索して解決策を欲しがっている、確度の高い見込み顧客に直接アプローチができます

また、ニーズも顕在化している状況なので、広告をクリックしてランディングページに飛んだ後の、成果に結びついた割合(コンバージョン率)も高い傾向があります。

2-2.低予算からでも簡単に始められる

まず、リスティング広告に最低出稿金額は設定されていません。 そのため、少額で広告の効果を見てみたい場合や、広告に掛けられる予算が少ない場合、期間限定で運用してみたい場合など、さまざまなニーズに対応できるのがリスティング広告の強みと言えます。

広告の予算は自由に設定することが可能で、集客を強化したい繁忙期に予算を増やしたり、逆に閑散期は広告を停止したりなど、マスメディアなどと比較すると、コントロール性が高い点も特徴です。

また、審査期間などもありますが、比較的短い期間で広告を出稿できることもメリットです。
入札に勝つことができれば、配信を開始してすぐにページの上部に広告を表示させることができる場合もあるため、効果の即効性という面でも大きなメリットといえます。

2-3.成果が見やすく、リアルタイムに改善施策を打てる

リスティング広告は、各媒体で用意されている管理画面からリアルタイムで広告の成果を確認することが可能です。

Google広告 管理画面の一部

上記のように、各数値の変動がリアルタイムで確認することができるため、
なぜ成果が悪くなったのかなどの要因分析が行いやすく、さらなる費用対効果の改善を目指せます。

3.リスティング広告のデメリット

3-1.競合他社との競争が激しい

具体的な仕組みは別の記事で説明しますが、リスティング広告は、少ない広告枠を争い、オークション方式で出稿される広告が決まるため、"競合が多い" または "競合が入札を強める" 場合、1クリックに対して支払う金額(クリック単価=CPC)が高くなる可能性があります。

この競争率の高さは、業界や地域などによってまちまちで「金融」や「不動産」や「法律系」、「人材(toB)」などは比較的CPCが高い場合があります。

この場合の対応策などは、オークションの仕組みを記載したあとに記事に書いていければと思いますが、必ずしもCPCが高い=成果が悪いということではありません。
大事なのは広告費用対効果に見合うクリック単価かどうかという部分です。

3-2.効果を出し続けるには継続的な広告投資が必要

リスティング広告は自由に使う金額を決まられますが、広告を掲載し続けるには継続的な広告投資が必要になります。

3-3.リスティング広告枠を読み飛ばすユーザーが一定数存在する

下記に示すように、約45%はリスティング広告枠を読み飛ばすというデータがあります。

広告慣れしているユーザーの場合、リスティング広告で魅力的なテキストを表示しても読み飛ばされる可能性があることは、マイナス面として押さえておきたい特徴です。

4.最後に

ここでは、リスティング広告の基礎の基礎を解説しましたが、
次回は「具体的な広告配信の仕組み」を説明していきます!
「広告表示に必要なものって?」「オークション方式って具体的な仕組みはどうなってるの?」などなど。

またこれからの内容に関しては、業界特有の用語なども増えてくるので、
用語集も用意しようと思います。
引き続きよろしくお願いします!

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