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#4 Brave -次世代Webブラウザ-

BraveはGoogleのChromeや AppleのSafariなどのブラウザーのDAppです。2017年に約35億のICOを行いました。

Braveの斬新さ

BraveはICOでBAT(Basic Attention Token)を発行しました。Braveのユーザーはブラウザーを見ることによってBATを手にいれることができ、関連性の低い広告を自動でブロックするので、ユーザビリティが非常に高くなっています。

また、読者はコンテンツ作成者にBATを投げ銭のような感覚であげることができ、コンテンツ制作者は受け取ったBATを法定通貨と交換もできるのが特徴です。

TechCrunchでCEOであるBrendan Eichが「Braveは公平な取引に向けてユーザーを支え、有害な中間業者を排除するために必要な多くの段階の1つだ」と述べているように、コンテンツ制作者と読者のよりフェアなプラットフォームを目指しています。

Braveの主な特徴

Webページ表示速度の向上

上記の写真はChromeとBraveで、同じWebサイトを検索した時の表示スピードの比較です。TIME誌を検索した際に限っては8.7倍早いことがわかります。

3方良しのビジネスモデル

コンテンツ制作者はブラウザとモバイルアプリのウェブビューに基づいてBATの報酬を得ることができ、ユーザーは、Braveのブラウザーで検索をすることによりBATを得ることができます。また、ブロックチェーンが実装されることにより匿名性と公平性が確保されているので、プライバシーの問題が軽減されます。広告主はよりターゲットを絞った広告が可能になり、より効率的な広告が打てるようになります。

まとめ

Braveはブロックチェーンとブロックチェーンが可能にするビジネスモデルによって次世代の検索エンジンになる可能性を秘めています。この領域はGoogleが圧倒的にシェアを持っている一方で、不正広告やプライバシーが確保されていないのが問題になっています。ブロックチェーンはこれらの問題を解決し、Web2.0からWeb3.0への流れを作るテクノロジーだと思うので注目です。

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