ウェブサイトで改善すべき2側面って?

アクセス解析だけではユーザーがだれなのか、何を感じているのかがわからない。その調査のためにアンケートを実施する。アンケートは大きく分けて3タイプある。

1つは定量調査。その名の通り、大量のアンケート結果を集計する方法だ。一般的にアンケート調査の回答率が高いほど(お願いしたのに回答してくれない人が少ないほど)信頼性は高くなる。

2つ目は定性調査。インタビューした内容をまとめるため、結果の集計は行わない。1人を相手にサービスの利用意向や現状の不満などを深く聞くスタイルをデプスインタビューという。複数ユーザーの会話から、潜在的な課題を明らかにするスタイルはグループインタビューという。

3つ目は対象者を抽出して行うサンプリング調査。初めの手順として対象となる全てのユーザー(母集団)から偏りの出ないルールに則って、サンプルを抽出する。サンプルは母集団の特徴をあらわすものとする。

サンプル数は多いほど信頼性が高まる。一方で、サンプル数に比例して調査費用は大きくなる。そのため、信頼 とコストの両方を勘案しながら、ベストなサンプル数を設定する。

手法は大きく3種類あるとわかった。では、ウェブサイトの改善のために一体何を調査するればいいのだろうか。それはもちろん、

ここから先は

1,112字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?