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#69 わかりやすさか、読みやすさか、正しさか。

わかりやすい文章や読みやすい(おもしろさ、関心をひく)文章を書きたいなという思いがいつもあります。しかし、実際にやるのは難しい。スキル的にという意味だけでなく心情としても少し難しい部分があります。

このnoteで書いていることは、考えていることや思っていることなので、なるべく読みやすさを目的にして書いています。

しかし、自社サイトで発信する内容は、健康・スポーツ・身体についてが多いので、正しさを優先してしまう気持ちがあります。


たとえば「体力をつけるには運動が効果的」ということを伝えたい場合の文章を例にとると

わかりやすさを優先すると、こういう書き出しでしょうか。

運動をすることは、筋力がアップして、基礎代謝が上がりやすくなります。軽めのランニングは、心肺機能も向上するので長時間動いても疲れない身体をつくることができるので効果的です。

読みやすさを優先(関心を引く)ならばこちらのような書き出しになるかな。

「最近、疲れやすくなってきた」「風邪を引きやすくなってきた」と感じてきたら、それは体力が落ちている証拠です。体力が下がると免疫力も下がるので、体力アップを図るためにぜひ、定期的な運動をしましょう。軽いストレッチを毎日5分するだけで違います。


正直なところ、このような文章を書くことには抵抗があります。

さきほどの例でいうと、

筋肉には体温を保持する機能があるので、基礎代謝を上げる効果があるというのは間違いではない。でも、どんな運動をするか、どんな筋トレをするかで、期待したほどの効果が出ない場合もあります。

「風邪をひきやすい」というのは、体力のうち、”防衛体力”が弱っている状態。運動そのものは”行動体力”を上げることなので、「運動=免疫力アップ」というのは100%正確とは言えない。定期的に運動をしている人でも風邪が流行れば罹患する人もわりといると思います。

でも、そんな、うんちくまみれの文章、最初の1行で離脱しそうですよね。

体力には、大きく「行動体力」と「防衛体力」があって、免疫力アップを目的にするなら「防衛体力」を上げないと意味がありません。

専門書の解説じゃないんだから・・という感じです。

このほかにも、たとえば「早歩きはダイエットにいい」ということを聞いたりしますが、わたしの考えは 、歩き方をよほど意識して歩かない限り、早歩きは偏った姿勢になりがちなのでかえって脚を太くする可能性もある、と思っています。

早歩きをしている人を観察すると、脚、とくにひざ下や上半身に力が入っている人もいます。体幹を意識して腰の位置をあまり変えずに、ひざから下ではなく太ももを前に出すように歩かないと美容的にはマイナスになりそう。

それよりは、足の裏がしっかり地面についている感覚を持って、体幹を意識してゆっくり姿勢良く歩くほうが、よほど効果的なのでは、と思っています。


書く技術がある人・スキルのある人は、正しい情報を交えつつ、わかりやすさも読みやすさも兼ね備えた文章を書くことができるでしょう。

しかし、わたしがそれを実践できるのは、まだまだ時間がかかりそうです。

わかりやすさや読みやすさを優先したら端折る説明も出てくる。でも、そのスキルが高くないと、端折る部分を間違えてしまうので、かえって意図しない伝わり方になる。

動画や写真は説明を割愛できて、正しい情報を補足できるので有効だと思っています。でも、動画は見てもらえてない場合も多い・・。


書くことは知ってもらう手段。集客の手段。

そして、多くのひとに知ってもらわなければ、事業として成り立たない、プロとはいえない。

このジレンマにいつも悩んでいます。


悩みつつも、今は ”書くこと” については正しさを優先しようと思っています。書く技術が上がることを信じて。なぜなら、本来の仕事は ”教えること" だから。

そのかわり、スタジオに来店してくれたひとには、限られた時間の中で、正しさとわかりやすさ・とっかかりやすさ(面白さ、関心をひく)の全部を目的にした指導を心がけています。



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