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#43 不満があるものはいつか止めるのかも

連日暑い日が続いていると気分的には「昼間からお酒が美味しそうだな」とつい、頭を過るこの頃です。

でも、あくまでも”気分的には”です。
今の私はアルコールがほとんど飲めないので、強い日差しのなか、オサレなカフェでスパークリングやサングリアとか飲んだら美味しそう、と頭の中で想像して終わるだけです。


お酒を飲まなくなったのは4年前。それまでは毎晩飲んでいました。

日本酒からウィスキーへと変遷し、最後はワインにたどりつき毎晩ボトル半分くらいを飲む感じでした。

私は”ガブ飲み”をするクセがあるというか、一口に飲む量が多く、ペースも速いので、ダラダラ飲んでなくても自然にそのくらいの量になってしまう。これはお酒に限らず、水や珈琲もガブ飲みの癖があるので、1日に摂取する水分量はかなり多いほうだと思います。(その分トイレにもよく行きます)

お酒を飲んでいたときには、夏の休日は、冒頭に書いたような昼間からちょっと一杯ひっかける、みたいなことをよくしていました。

暑い日は冷たいスパークリングとか、ホント、すっごく美味しく感じるんですよね。


その、毎晩飲んでいたお酒をピタリと止めました。

あるとき、ふと「普通のひとの一生分くらいは、もう飲んだのではないか」と思って、一度止めてみるかと考えたその日の夜からお酒を断ち、家にストックされているものは友達にあげました。

ですが、最近思うのは、もしかしたらお酒に対する「不満」をうっすら感じていたのかもしれません。


好きで飲んでいたお酒だけど、時々感じる肝臓疲れ。
内臓が”だるい”と感じている数時間は頭が働かない。

先ほど書いたような、暑い日に昼間に飲むと脚にくる強烈な倦怠感。
駅の階段とか、かなり重たく感じる、キツイ。
そして、ほんの「軽く1杯」なのに、夏のアルコールは回るのが速いのか、午後や夕方に済ませる予定、やりたかった仕事や勉強が大してできていない自分に対する残念感。

そのときは気づいていなかったけど、今にして思えばわりと大きな不満材料だったような気がします。

実際、私がお酒を止めたのは夏です。

おそらく、夏の暑さで体が疲れているところにアルコールの負の部分が加わって、「もう止めるか」という気分になったのだと思います。


私は一度「こうしよう」と決めたことは基本的に貫きたいタイプ。なので「止めると言ったけど、やっぱり止めるのを止めた」と撤回することなく、すんなり断酒に成功しました。
(ちなみにタバコも同様、止めると決めた日から禁煙し、今ではすっかり嫌煙寄りです)

当時は「お酒好き♡」と思っていたけど、最終的にはアルコールによる倦怠感という不満が上回ったせいか、好きだったかどうかも怪しい。単なる惰性の習慣で飲んでいただけかもしれません。


好きなものでも、その気持ちを上回る不満を感じると止めたくなる。お酒や習慣に限らず、いろいろなことに共通してそうだな・・と感じた次第です。

ちなみにお酒にとって代わったのは炭酸水。特に好きなのはペリエ。
夏にはもってこいの強烈な炭酸がクセになります♡


もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。