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Rustで「Hello, World!」を実行する手順について

Rustの環境設定

まずは、Rustがインストールされていることを確認する必要があります。Rustのインストールはrustupから行います。

インストール後、以下のコマンドでRustのバージョンを確認できます。

rustc --version


Hello, World!の実行

新しいプロジェクトの作成

コマンドラインまたはターミナルで、以下のコマンドを使用して新しいRustプロジェクトを作成します。

cargo new hello_world
cd hello_world

れによりhello_worldというディレクトリが作成され、初期設定が完了します。
このディレクトリには、Cargo.tomlという設定ファイルと、srcディレクトリが含まれています。srcディレクトリの中にはmain.rsというファイルがあり、これがRustの主要なソースファイルになります。


コードの書き込み

src/main.rsファイルを開き、次のように編集して「Hello, World!」プログラムを書きます。

fn main() {
    println!("Hello, World!");
}

上記のように記述することで"Hello, World!"というメッセージを標準出力に表示します。


プログラムの実行

ターミナルで以下のコマンドを実行して、プログラムをコンパイルし実行します。

cargo run

cargo runコマンドはプロジェクトをビルドし、実行可能ファイルを生成して、そのファイルを直接実行します。

出力には「Hello, World!」が表示されるはずです。


注意点

コンパイルエラー

Rustのコンパイラは厳格のため、小さなタイプミスや構文エラーでもコンパイルに失敗します。
エラーメッセージは具体的に表示されるため、エラーになった場合はメッセージをたよりに修正しましょう。


フォーマットとスタイル

cargo fmtコマンドを使用すると、コードがRustのスタイルガイドに従って自動的にフォーマットされます。


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