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【Web業界で活躍できる人材】とは?ASUE株式会社常務後藤さんと対談して深堀りしてみた

web軍師です。
今回は突然の対談企画です。

「名古屋でリスティング運用代行と言えば某社かASUEさんか」でおなじみのASUE株式会社、常務取締役の後藤さんとお話させていただきます。
よろしくお願いします!

後藤さん:よろしくお願いします。
いきなりすごい紹介の仕方ですねw

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突然写真を撮るから笑えと言われて困っている人の図

web軍師:ちょいちょい小ネタというかエンタメ要素を入れていかないと誰も読まない記事になっちゃうので、このあともこういう表現にお付き合いください。

後藤さん:

web軍師:ASUEさんの会社概要や業務内容等は下記HPや別のインタビュー記事を参照してみてください。

https://asue.jp/

web軍師:最初に読者さんにASUEさんとweb軍師の関わり合いについて簡単に解説しておきます。
色んなご縁がありまして今年になってから一部業務で協業をしています。しかし、コロナで色々止まっている現状もあります。記事LPの社内セミナーとかやるつもりだったんですが、御社がリモートワークメインになっちゃいましたからね。

後藤さん:はい、また良きタイミングでお願いします。

web軍師:そして今回はインタビューではなく対談という形にさせていただきます。
以前に何度かインタビュー企画をやっているんですが、インタビュアーの僕がしゃべりすぎるという傾向がありましてw
それが自分の色なのでしょうがないんですが、もう最初から対談という形にしました。

後藤さん:了解ですw 問題ありません。

web軍師:で、つい最近noteでこんな記事を書きました。

この中でWeb業界への就職を含め、「Webのプロになる覚悟」を持ってWebの世界で生きていくことを提唱しました。僕はそれが長期的に見て一番現実的だと思っているので。
ただ、そこにいまいちリアリティを持てない人もいると思います。
なので今回は、「Web業界で活躍できる人材とは」という広めのテーマで、アフィ業界でなくWeb広告業界の方と対談してみたいと考えたわけです。色んな視点が必要なので。お付き合いよろしくお願いします。

後藤さん:趣旨、了解いたしました。

web軍師:では最初に概要を僕にザザッとしゃべらせてくださいw
Web業界はとても広いです。色んな場所に色んなポジションの人がいます。それを俯瞰できている人は意外と少ないと感じています。
僕はいわゆるWeb業界出身者であり、なおかつ結構がっつりとアフィリエイターとして活動してきました。なので両方の世界を常に見ていますが、同じWebの世界にいるのにお互いに知らないことだらけだと感じています。

後藤さん:僕もアフィリエイト業界のことはよく知りませんw

web軍師:こんなようなことは以前に運営堂の森野さんにインタビューしていただいたときにも話しました。
そして当然ながら僕が詳細を把握できていない、追いかけられてない場所もあります。例えば昨今のリー◯業界はまだ頑張っているのかとかw

後藤さん:

web軍師:この辺を背景にして、今日は色んなトピックについて話してみたいと思います。前フリが長かったですがよろしくお願いします。

後藤さん:改めてよろしくお願いします。

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しゃべるときはマスク着用しました

リスティング運用代行業とは?

web軍師:では、まずは「リスティング運用代行業」について超簡単にご説明いただいても良いでしょうか?
これを読んでいる人、そういう業種があるのは知っていても具体的なことがイメージできない方は意外といると思うので。

後藤さん:了解です。うちの場合はお問い合わせや紹介からスタートし、企業様から商材のプロモーションをご依頼いただきます。
その後、商材を調べ、競合を調べ、ターゲットに合わせてどんな広告媒体が合うか選定します。ヤフーGoogleはもちろん、SNS全般も含め媒体選定します。

web軍師:商材・ターゲットによって合う場所合わない場所ありますもんね。

後藤さん:そうですね。そしてクリエイティブ作成、キーワード選定、配信代行などをしていきます。また、そこからリンクするランディングページ、記事LPの作成・改善も運用代行に含まれます。

web軍師:やっていることは意外と個人のアフィリエイターと近いですよね。ここまで全部やってるアフィリエイターはなかなかいないと思いますが。

後藤さん:そうですね。クライアントが明確なのが大きな違いですかね。

web軍師:アフィリエイターはクライアントという意識がない場合も多いですからね。
続いて御社の強みも超簡単に説明してほしいです。長いと読み飛ばされてしまうので簡潔にw

後藤さん:上流、マーケティングから提案していることです。商材の提案もしています。
例えば健食の場合、実はどこでも似たような商品が作れてしまうという状況があります。ですので、Webから市場ニーズ見て売れそうな商品をクライアントに提案することもあります。
また、新規事業の立ち上げやプロモーションのお手伝いもしています。もちろんアフィリエイト広告の提案もあります。ASPを紹介したり。リード獲得の場合、顧客管理の提案をすることもあります。

web軍師:仕事の領域が広いですよね。Webマーケティング全般を担うと当然そうなっちゃいますよね。せっかく獲得したお客さんをうまく活かせていない会社とか結構ありますからね。

後藤さん:そうですね。あとは同業他社さんと比べて勉強会も多いと思います。業界の有名な方に講師を依頼して、社員全体の基礎知識上げるようにしています。

web軍師:提案の幅が広い以上、社員の知識の底上げは必須ですね。言い換えると社員教育があるので働きやすそう。意外とこの業界、本人の能力任せの場合もありますからね。
御社の特徴としては、クライアント側からすればマーケティング全般を任せられる、働く側からすれば全般を学んで経験できるという感じですね。

後藤さん:リスティングやってるアフィリエイターさんとはたまーに競合したりしますね。

web軍師:そうでしょうね。

後藤さん:提案持っていったりすると。

web軍師:ああ、そっちですか。配信面でなく提案のほう。

後藤さん:そうそう。かなり手強いですよw 提案もエグかったり。大手代理店と競合するより嫌だなと。

web軍師:でも、クライアントにきちんとそのレベルで提案できるアフィリエイターってそんなにいないと思うので、きっちりやってる会社さんなんでしょうね。知ってる会社だったりしてw

Web業界の人材、営業嫌いの人が多い?

web軍師:ではようやく本題に入ります。
「Web業界で活躍できる人材とは?」というテーマですが、最初のトピックは「Web業界の人材、営業嫌いの人が多い?」です。

後藤さん:多分よく出る話ですよね。

web軍師:全体的にみんな営業的な仕事に苦手意識があってWeb業界やアフィリエイトにたどり着く人が多い気がしています。だからこそ、そこさえできれば活躍しやすいフィールドなのではないかと。

後藤さん:そうだと思います。運用をやってる人でもクライアントワークがうまい人は顧客満足度が高くなるので会社としての評価が上がります。クライアントワークできないとなると、運用能力がよほど突出していないとつらいです。
他社さんだと完全分業のところもありクライアントとのやり取りが必要ない場合もある。うちだとある程度は誰もがクライアントと接するので、コミュニケーションがしっかり取れる人は活躍しやすいですね。

web軍師:ASUEさんの場合は一クライアントに一人で責任持って担当することが多いということですね。これはどちらもメリットデメリットあると思っていて。
僕がWeb制作業界にいたときに感じていたんですが、全くお客さんと会わない制作者さんはクライアント意識がどんどん薄れていく。自己満足のものを作りがちというか、クライアントの細かい要望が理にかなっていないと嫌がったりw もちろん御用聞きをしてもしょうがないんですけど。
ストレートに言うと、クライアント満足さえあれば大体うまくいきますからね。

後藤さん:あまり成果出ていなくても満足してくれたり。

web軍師:現実としてそうなんですよねw すべての案件に対して何もかも必ず成果を出せるかと言えばそんなわけはなくて。例えばHP制作して必ず売上が上がるわけでもなく。
でもコミュニケーションが取れていて顧客理解があればその現実を共有してくれる場合も多い。許してくれるとかじゃなくて、現状の把握と今後の課題を共有したり、今結果が弱い原因をしっかりと握りあえたり。
お客さんとしても、「そうだよね」と理解して一緒に戦える。

後藤さん:そうですよね。リスティングの機能とかすごく詳しくなる人もいるけど、成果を出すとかクライアントと長くお付き合いすることを考えるとそれだけではいけない。
あとはお客さんとコミュニケーションを取っていないと管理画面だけで判断する弊害があるというか。

web軍師:あー、ありますね。あるあるですね。

後藤さん:管理画面だけ見て成果出てるからいいじゃん、となったり。
通販ならそれでいいかもですけど、リード系のものだと成果は出ているけどCVポイントがかなりライトなところだったり。で、全然成約に至っていないとか。ここはお客さんとしっかりやりとりしている社員だとそういうミスは起きづらい。

web軍師:ここは重要なポイントですよねー。僕、ここの話をし始めたら止まらないですよw
アフィも全く同じで、特にアフィの場合だと普通にしていればクライアントと会うこともないので当たり前のようにクライアント意識は低い。本当に獲得することだけが最終目標になってしまう、ゴールになってしまう人もいる。
これが行き過ぎると禁止されていることやエグいことをやりはじめちゃうわけで。夜だけ商標リスを回しちゃったりクライアントの敵になってしまいます。会ってない分、数字を増やすだけのゲームになってしまいがち。
広告業に携わっている、クライアントがいる、その向こうにクライアントの事業がある。これをきちんと意識できるかどうか。

後藤さん:そうですね。

web軍師:なのでお客さんと会わないとそれが見えてこなかったり、Web上だけで解決しようと考えてしまったり。SEOやリスティングだけで解決する必要なんてないのに、PC前にいるとそこがすべてになってしまいがちですよね。
あとはもうクライアントの成果を上げることを楽しいと思えるかどうかが重要な気がします。

後藤さん:そこに楽しさを見いだせる人であればうちは合うと思う。

web軍師:普通に考えたらそこは多くの人が楽しいと感じるはずなんですよ。ただ、その反面人と会う以上は色んなプレッシャーとか、たまには怒られたりとか。その天秤だけな気がする。
上流から見て、数字作って、売上が立って、お客さんが喜ぶ。自分も成果上げたぞ!、役に立ったぞ!という満足感を得られつつ、そのノウハウを鍛えれば他のこともできるようになる。これはほぼ誰だって楽しいと感じると思うんです。

後藤さん:そこが理解できるといいですね。

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もはやお約束のろくろポーズを依頼

天性のコミュニケーションお化けである必要はない

web軍師:営業を苦にしない人たちはしゃべるのが得意という思い込みが一部の人にあると思うんです。
でも、そうでもない。僕も滑舌悪いしw そのへんのことがうまく伝わればいいなーと思ってます。

後藤さん:ホントですよね。僕ももともと口下手なほうですし。そういう人も結構多いですよね。

web軍師:多いと思う。

後藤さん:もちろん、多少の空気が読めるのが必要ですけどw

web軍師:そうですねw

後藤さん:天性のコミュニケーションお化けみたいな人も中にはいる。でも、この業界には少ない。そうである必要はない。結局、経験をしていないからイメージが湧いていないだけだと思うんです。
あと、新規のテレアポとか飛び込みとかのイメージ?うちはそんなのないですね。

web軍師:御社はほぼ反響営業ですか?

後藤さん:そうですね。あとは紹介とか。

web軍師:それはいいですね。

後藤さん:会わずに発注もらうことも増えましたよ。その後もこのご時世だとWeb会議とか。
なので、うちの場合だと営業というよりディレクションです。今は一人で新規も既存もやっているけど、今後は分業にするかもしれません。

web軍師:楽しめれば、そして最低限の会話さえできればできるはずですよね。

後藤さん:そうですね。

web軍師:僕も色んな業界を見てきましたが、他の業界を見ると本当にしんどい営業はあります。投資用マンションの勧誘とかw
その中でWebって、特にリスティング代行とかWeb広告周りはある程度成果も見えている中で動くので、表現が難しいけど比較的ぬるいというかね。

後藤さん:ファクトが定量的に出てくるので話は早い。それに沿って進めるだけですよね。
あとはクライアントのほうが知識がない場合が多いので、教えてあげるだけでもコミュニケーションが成り立つことが多い。相談の電話がかかってきて、それに答えているだけで「じゃあこれもお願いします」ってなったりする場合もあるし。そんなに営業という感じではないんですよ。
以前の仕事のころは正直ガリガリやらなきゃいけなかったです。今はぶっちゃけナンパ待ちで勝手に声かけてもらえるみたいな感じでめちゃくちゃ楽だなとw

web軍師:正直、全然違いますよね。

後藤さん:急に男から女に変わったみたいなw

web軍師:事業の組み立てとして有利なんですよ。訪販テレアポと比べるとぜんぜん違うわけで。

後藤さん:あれはたしかにつらいですよね。

web軍師:社員の入れ替わり激しかったですからねw でも、後藤さんはそれをがんがんやってきた側ですよね?

後藤さん:そうですねw

web軍師:あまりつらいと思わず?

後藤さん:いや、最初はつらかったですよw 取れるようになったら楽しくなりましたけどね。その経験も良かったですけどね

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いい感じに身振り手振りを交える後藤さん

他業種からの転職組が活躍している?

web軍師:それに繋がる話で、Web業界で活躍している人が他業種から転職組が多かったり、さっき言ったように営業的なことを経験している人が多かったりすると思うんです。僕も元は全然違う業界出身ですし、独立前は事業会社で広報・Web担当の仕事をしていました。
後藤さんは前職は同業界ですけど、そこは新卒入社ですか?

後藤さん:いえ、最初は建築業界でした。で、転職してこの業界に入ってきて新規営業の仕事をしました。その後この会社の立ち上げに加わった感じですね。

web軍師:最初からWebの人っていますかね?例えば名古屋の◯◯さんも別業界からだし、あと△△の■■さんとかもアパレルとか言ってましたよね。
思いつく人、大体他業界出身のような。

後藤さん:確かに。

web軍師:ちなみに後藤さんはなぜWeb業界へ?

後藤さん:全く知識は無かったんですけど無形商材なのがいいなと思いました。
で、入ろうにも名古屋の制作会社って制作やディレクションができないと入りようがない。となると新規営業の会社さんになりましたね。

web軍師:僕も似たような経緯ですねw 他の業界を見ていると、Web業界がある種未成熟というか活躍できるフィールドが残っているなーと感じました。それもあってみんなここに来ている気がします。

後藤さん:そうですね。上が詰まってないですもんね。特に2000年代は。
他の業界にいたころ、自分たちが扱っている商材についてお客さんのほうが詳しかったりするんですよ。でもWeb業界だと絶対それがない。こっちが先生みたいになるので主導権を握りやすい。もちろんちゃんとやる前提ですけどね。そこはすごくいいなと感じました。
最近は割と他の業界と成長性が変わらなくなってきているけど、10年前は急激に成長している業界だった。それも魅力でしたね。

web軍師:後藤さんはもともとプレイヤーをやっていて、会社が大きくなる中でマネージメントがメインになったという感じですよね。

後藤さん:そうですね。今でも人が足りなくて僕が前面に出てバリバリプレイヤーやってることもありますけどねw

web軍師:なるほど。仕事の引き合いは多いけどプレイヤーが足りていないと。

後藤さん:絶賛募集中ですw

web軍師:この状況下でそれは嬉しい悩みですね。
話を戻しますが、Web業界で活躍していると言っても色んなポジションの人がいて、色んなキャラクターがいると思うんですよ。だから適材適所も重要なのかなーと。
僕は正直かなりプレイヤー寄りなんですよね。プレイヤーとしてならどんな勝負をしてもそんなに負けないと思ってます。例えばWebと全く関係ない投資でも数億勝ち越してますし、もちろんアフィリエイトもそうだし、そういうのを他でも何度も経験しました。
でもマネージャーとしては全然得意な感じがしないんですよね。正直に言うと人の好き嫌いが結構あって。。。

後藤さん:そうなんですねw

web軍師:周りの経営者さんを見ていると、会社に入ってくる人全員が気の合う人のわけがなくて、その中で会社がきちんと回るように仕組みをつくっている。ある種のドライさを持っているというか。
僕はそこに苦手意識があって。人に興味が強い分、どうしても好き嫌いが出てしまうというか。

後藤さん:なるほど。

web軍師:だから組織はそんなに大きくしないし、人として好きだと思う人以外は雇えないし、社内よりも外部の会社や人と協業するほうが楽。相手を選べるし、経営者クラスの場合は尊敬できる人も多いです。
サラリーマン時代にそんな経験が何度かあって、もうそこはほぼ諦めてます。ある意味コンプレックスを持ってますよ。なので、人をたくさん抱えている経営者さんへの敬意は常に持ってます。

後藤さん:うちの代表の安江さんはチームで何か成し遂げていく方が好きなので、タイプ的には真逆かもしれませんねw
 
web軍師:ああ、なるほどw
ある程度年齢がいった中でキャラなんて変わるわけがないので、そこはもう受け入れるしかないです。自分に合った場所を見つけていけば人生が楽しくなると思う。

その他の重要なポイント

web軍師:他のポイントだと、数字の勘所の強さとかはどう思いますか?

後藤さん:そうですね。数字がある程度見えないと厳しいですね。管理画面アレルギーみたいな人たまにいますので。アフィリエイターさんはみんな得意そうなイメージありますけどね。

web軍師:意外と苦手だという人もいますけどねw

後藤さん:うちの場合だと、人材系の営業出身者が広告運用者として転職してきて苦労していたりしていましたね。どうも数字に苦手意識があったみたいで。

web軍師:なるほど。Webは一般的な仕事よりは数字の感覚は重要ですね。
あとは、色んな業種に興味のある人、業種だけでなく世の中の色んなことへの興味が強い人が向いている説があると思います。

後藤さん:あーそれは絶対向いてますよねー。

web軍師:たまに本当に興味ないなみたいな人いますよね。もうちょいクライアントに興味持てるでしょみたいなw

後藤さん:購買活動が好きな人、消費が好きな人は向いているかも。
最近コーヒー豆のECのお客さんがいて、やっぱりみんな買ってました。単純な興味ですよね。

web軍師:Web業界あるあるですね。

後藤さん:あと、とにかく色んなものを学びたい人も向いている。本当に色んな業界が見れますからね。「どういう仕組みで儲けてんの?」みたいなのが理解できるのは面白い。雑学的なことも増えるし、情報通になれますね。

web軍師:どの業種でもそれっぽくしゃべれるみたいな。

後藤さん:色んなビジネスモデルが見えますからね。利益率も分かっちゃうし。将来起業したい人とかはめちゃくちゃ役に立ちますよね。こういう仕事の中から自分の将来の起業のタネを見つけちゃう人もいますよね。

web軍師:経営者クラスと話せる機会も多いですからね。
僕がアフィリエイトを始めるなかでのアドバンテージもここでしたよ。色んな業界のWeb制作を請け負った経験があるので、大体どの業界のことでも分かっている、それっぽく書けるみたいな。仕事でやってましたからね。

後藤さん:あーなるほど。

「Web業界で活躍できる人材」まとめ

web軍師:では一旦ここまでをまとめておきます。「Web業界で活躍できる人材」の結論としては、

・色んな業種に興味のある人。世の中の色んなことへの興味が強い人。知ることを楽しめる人

・上流工程から組み立てて数字を作り、結果を出すことを楽しめる人

・最低限のコミュニケーション能力、クライアントの役に立つこと、世の中の役に立つことに喜びを感じられる人

web軍師:こんな感じですかね。まんま僕ですね。

後藤さん:こんな人がもしいたら是非うちに欲しいです。

web軍師:じゃあ、僕がいつか食いっぱぐれたら雇ってもらえますか?

後藤さん:それはそのとき考えさせてくださいw

web軍師:なんでや!!!

後藤さん:なんか株に詳しいので知らない間に会社乗っ取られたりしそうなのでw

ASUEさんが求めるWebマーケター像

web軍師:結論が出たところで、せっかくなので御社の求める人物像を教えて下さい。Web業界で活躍できる人材をより具体的にしたい、リアリティを出したいです。多分これを読んでくれる人の中にバチバチにマッチングする人がいると思うのでできるだけ具体的にお願いします。

後藤さん:はい。近い将来に新規事業もやっていきたいと考えています。これまではクライアントをサポートするのがメインでしたが、事業主、広告主側としてサービスもやっていきたいです。そういう部分をやってみたいというバイタリティのある人はとても助かりますね。
アフィリエイターさんってどんな人が多いんですかね?

web軍師:めちゃくちゃ幅が広いです。人種のるつぼですよw 同じアフィの中でもSEOと広告では人種が違うと感じますし。
僕の周りだとTwitter村みたいなのがあって、その上で表に出てくる人。出てくるから繋がるわけで。多分、今までに会って喋った人だけで500人以上はいると思います。
出てくる以上は比較的コミュ力高い人も多いです。でもずっと外から見てるだけの人だってめちゃくちゃいる。
あとはなんか塾界隈とかあって、ここは意外と年齢層高かったりとか。全くWebっぽさのない50代くらいのおっちゃんとか結構いますよw

後藤さん:そういう方ってもしアフィがきつくなっちゃったらどうするんですか?結構つらくないですか?ある程度何か柱があればいいんですけどね。収入の柱が。

web軍師:これは対談記事に書くか分からないですけど、それが怖いからこの界隈の人はちょいちょい情報商材系に行っちゃうんですよ。単なるアフィだけだと例えばSEOの変動とかもあるし。
これは昔からそうだし、今の若い人だって形を変えてオンラインサロンとかやってるしw ずっと繰り返されていて。
内容がまともであれば問題ないと思いますけど、食えなくなってから始めると結構ギリギリのやつも多いですよね。

後藤さん:なかなかキャリアが難しいですよね。

web軍師:というのもあってこの前のnoteを書いたんですよ。潤っているときはそれでいいんですけど、それがうまくいかなくなったときにどうするかの方法論を意外と持っていなかったり。
であれば、まだ若いならWeb業界を軸にして就職でも独り立ちでもしてやっていけばいいんじゃないのっていう。
というのはちょうど2年くらい前に某氏から相談を受けたときにみっちり話したことですけどw

後藤さん:ああ、なるほどw

web軍師:やりたいことがあると言いつつきちんと絵が描けていない感じだったので、だったらまずは地に足つけてやったほうがいいじゃんと。「Webのプロになる」という覚悟を持って、その後独立するのかサラリーマンを続けるのか適性は分からないけども、いずれにしろ経験とノウハウが身につけば選択肢は増えるよと。
で、本人が決断して御社に入社させていただいたという流れですねw

後藤さん:それは彼にとっていい選択だったかもしれないですね。

web軍師:良かったと思いますよ。今はバリバリやってますもんね。順応が早い。間違いなく向いてたし。
そういう可能性のある人は結構いると思うので、うまくマッチングさせたいなーみたいな気持ちはあります。きちんと自分のキャリアを組み立てて欲しいというか。

後藤さん:うちじゃなくて東京の会社さんでもアフィリエイター上がりで活躍している人いますからね。やっぱり活躍しやすいですよね。普通の人と比べて。

web軍師:そりゃそうですよね。他の業種から転職してきた人と比べたら全然違いますよね。

後藤さん:全然違いますね。管理画面見れるだけで十分戦えるというか。で、うちの場合は業界のトップクラスの人との交流もあるので学ぶスピードも上がると思います。

web軍師:独学で頑張ってこれた人が環境を手に入れたら強いですよね。

後藤さん:あとアフィリエイターさんに向けた言葉としては、僕らの仕事は直接「ありがとう」という言葉をもらえる仕事。これはやっぱり嬉しいんですよね。

web軍師:めっちゃ分かりますよ。というか、これを実感せずにずっとパソコンの前に向かっているアフィリエイターもいるわけで。だからゲーム感覚になってしまうというか。

後藤さん:そういうことですよね。

web軍師:僕はもともとクライアントワークから入った側なので、アフィをやる中でもできるだけクライアントに会おうとしました。それが無理なら一次代理店に。そこがないと気持ち悪いというか。
でもアフィから入った人は多分その気持ち悪さが分からない。広告を貼っつけて数字出していくゲームだと認識してしまうのは自然というか。だから自分が世の中の役に立っている感覚も持てていないことが多いと思う。
で、きちんとやれている人は実際にクライアントとしっかりコミュニケーションを取って、例えばROASとかもきちんと共有して、「ありがとうございます!」という言葉ももらっていたり。でも、意外とその辺を取りにいかない人が多いんです。

後藤さん:そうですよね。

web軍師:なので、直接のありがとうは大きいと思いますよ。

後藤さん:なんだかんだ他者に貢献したいという想いはみんなあると思うんです。自分が満たされたあとはそちらを考える人が多いですよね。

web軍師:あと、さっきもちらっと言いましたけどこの業界は仕組み上ありがとうを得やすい。ある程度の結果は見えている場合が多いわけで。これがどれだけ有利なのかをいつも伝えたいと思っていますw 主導権を持った提案もしやすいですし。

後藤さん:さすがにこの商材売れないだろうという依頼は断れますからね。前職ではそれも受注してましたからねw

web軍師:僕もあの頃営業さんが取ってきた案件にディレクターとして訪問して「ちょっと待ってよー。これ無理よー」と感じることたまにありましたからねw 廃品回収業?の個人事業主さんの家にいったら普通にゴミ屋敷だったり。よく審査通ったなとw

後藤さん:それはつらいですねw
あとうちでは顧客満足度もKPIの一つになっていて、全クライアントに半年に一回アンケートを送っています。そのフィードバックで評価しています。

web軍師:へーそれはすごいですね。自信がないとできないですね。またあの頃の話をしたくなってきた。

後藤さん:
あとはカルチャーにフィットする人というのはありますね。

web軍師:あーそれは大事ですね。

後藤さん:うちはブラック企業出身者は結構活躍してくれますね。今年はこんな状況になってしまって「コロナのときこの会社にいて良かった」と言ってくれる社員もいます。

web軍師:それはそうでしょう。余裕のある会社、仕組みを持っている会社は強いです。今年はそれが顕著になってしまった感じですね。
僕もサラリーマン時代は結構ブラックにいたので、御社のように仕組みを持っている会社は羨ましいですよ。
では詳しい求人内容も貼っておきましょう。

web軍師:むむ、改めて採用ページをよく見たら採用お祝い金が10万円も出るんですね。本当に人を欲しているんですね。

後藤さん:そうですね。フィットする方が応募してくれたら本当に助かります。

web軍師:募集は名古屋だけでなく東京オフィスでもOKなんですね。

後藤さん:はい。どちらも積極募集中です!

web軍師:リモートワークも多いと思いますが、東京名古屋以外の地域で完全リモートワーク業務として応募はできるんですか?

後藤さん:将来的には可能ですが、入社直後から完全リモートワークでは現在は募集していないんです。
一部のメンバーは完全リモートワークで働いていただいてもいますが、基本的には出社日は設けているので月に数回は出社してもらうことになります。

web軍師:なるほど。僕もその形がいいと思ってます。うちは最初から完全リモートワークなのでその苦労はよく分かりますw
ところで、面接1件につきうちはいくらもらえるんでしたっけ?

後藤さん:おっと、流石アフィリエイターさんですねw

web軍師:あーこれきれいに終われる流れだw
今日は色々話を聞かせていただいて、でもやっぱり僕がたくさんしゃべりすぎた気もしますがありがとうございました。

後藤さん:こちらこそありがとうございました。

web軍師:もしここから入社される方がいたら、いつか一緒に飲みに行きましょう。

後藤さん:いいですね。楽しみにしています。

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飲みに行くのが楽しみな後藤さん

編集後記

基本的にWebの仕事って楽しいと思うんです。でも、そこに人が介在しないと楽しさが半減してしまったり。
いや、実際には人が介在しないことなんてないんですよ?でもどうしても見えにくい環境というのはある。

今回は前回記事の続きみたいな内容なので基本的にはアフィリエイター・ブロガーさん向けに発信していますが、僕が以前からずっとお伝えしたいこととして「リアルをしっかり見る、取りに行く」ということがあります。
ストレートに言いますが、ネット上の情報や常識とリアルな場ではかなり大きな乖離があります。それを一人でも多くの人に理解してもらいたいのです。偏った世界の中だけで見たり判断したりしないで、早く表に出てきてたくさん見てください。

もちろんいわゆるWeb業界の方にも、その他の方にも読んでもらいたいと思っています。ネットとは言いつつこちらも一つのリアルなので、相互理解が深まればと。

企業に所属してもフリーランスでも法人でも形は何でもいいと思うので、Webを軸にしてキャリアを組み立てられる人を少しでも増やせるよう、今後もこのような企画をたまにやっていきたいと思っています。

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