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サーチコンソールとキーワードプランナーの違い、2018年キーワード戦略の使い方

Search Console(サーチコンソール)とキーワードプランナーはどちらもGoogleが提供するツールです。どちらもキーワード発見に役立つツールではありますが、キーワードの表示方法や数字の意味はそれぞれ異なります。Search Consoleは当該サイトのみ、キーワードプランナーはGoogle検索全体を対象としたデータを表示します。

サーチコンソールとは

Search Consoleではキーワードツールとして「検索パフォーマンス」(新Search Console)、「検索アナリティクス」(旧Search Console)があります。どちらもGoogle検索結果における当該サイトのみのキーワード情報を表示します。キーワードごとに「表示回数」「クリック数」「平均クリック率」「平均掲載順位」と細かく得られることが特徴です。

Search Consoleで得られる情報は当該サイトに関するもので、Google検索全体ではありません。当該サイトがGoogle検索でほとんど表示されていない場合は提供データが少ないので対して役立ちません。この場合はまずはページ追加をして検索対象を増やすようにしましょう。

・キーワードの実際の検索ボリュームがわかる(検索結果で上位表示している場合)
・キーワードに対する当該サイトの情報がわかる(表示回数、クリック数、平均クリック率、平均掲載順位)
・検索順位チェックツールとして活用できる

キーワードプランナーとは

キーワードプランナーはGoogle Adwardsの一機能として提供されているもので、Google検索全体でのキーワード情報を表示します。検索ボリュームは広告掲載をしていると細かく表示されますが、広告非掲載の場合は概算で表示されます。また、関連ワードも教えてくれるのでキーワード探しに役立ちます。

上図のように「キーワードプランナー」で検索すると「アドワーズ ログイン」や「seo キーワード」というように関連キーワード情報も表示してくれます。また、キーワード候補をCSV形式でダウンロードもできます。

・キーワードの検索ボリュームがわかる
・関連キーワード候補もわかる

キーワード戦略、PDCAについて

さて、実際にSearch Consoleとキーワードプランナーを使った流れを記載します。

コンテンツ追加
サイトを開設したばかり、ページ数が少ない状況ではSearch Consoleはほとんど役立ちません。まずはキーワードプランナーでキーワードを探してコンテンツ追加をしましょう。テーマを定めて50〜100ページくらいページ追加をするとSearch Consoleの数字が賑やかになってくるはずです。ページ追加をしてもSearch Consoleのクエリ数が「999」とならない場合は以下が考えられます。

・検索キーワードを意識した記事となっていない(最低限タイトルタグにキーワードを入れる)
・1ページの文字数が少ない、オリジナル記事でない
・他のページと同じ検索キーワードを狙った記事である

PDCA(Search Console)
Search Consoleのクエリ数が「999」に達するとキーワードデータが豊富になります。こうなるとSEOの結果が見えてきます。表示回数と掲載順位を元にPDCAサイクルを回します。

・掲載順位が高く、表示回数が多い→新しいキーワードを探す
・掲載順位が高く、表示回数が少ない→そのキーワードは諦めて新しいキーワードを探す
・掲載順位が低く、表示回数がそこそこある→該当キーワードテコ入れ
・掲載順位が低く、表示回数が少ない→検索ボリュームが少ないと感じる場合はそのキーワードは諦めて新しいキーワードを探す

「該当キーワードテコ入れ」とする場合は「同ページへのコンテンツ追加」「関連ワードの新規ページを作成し、内部リンクの追加」というような対応をし様子を見ます。
「新しいキーワードを探す」時は同じようなキーワードではなく、今のサイトにはない新しいキーワードの方向性を探しましょう。同じようなページはいくら追加をしても集客増は期待できません。

その他のキーワード探し

Search Consoleやキーワードプランナー以外にもキーワード探しに役立つものはあります。例えば以下のようなものです。

・Googleトレンド
・サジェストに表示されるキーワード候補
・検索結果の関連キーワード

また、キーワードではなく最新の情報を元にコンテンツ追加をすることも大切です。

このnoteは株式会社Webの間のコラムの転載です。オリジナル記事はこちら。
サーチコンソールとキーワードプランナーの違い、2018年キーワード戦略の使い方

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