見出し画像

名作マンガ「キャプテン」、才能とは努力を継続できること

大学生の頃、私の人生観を変えたマンガと出会った。ちばあきお先生による野球漫画「キャプテン」である。

■概要
1972年2月号から1979年3月号まで『月刊少年ジャンプ』(別冊少年ジャンプ)(集英社)に連載された。

それまで主流だった、魔球などの非現実的な技を活用する熱血野球漫画と違い、欠点を持ち合わせた等身大のキャラクターが、仲間と一緒に努力しながら(監督は不在)成長していく過程を描き、スポーツ漫画としての新たなスタイルを築き上げた。また、当初の主人公であった谷口が卒業したのちも、代々のキャプテンを主人公にすることで連載を継続した点も特徴的である。

■あらすじ
野球の名門青葉学院から墨谷二中に転校してきた主人公・谷口タカオは、野球部へ入部するためにグラウンドを訪れ、練習に参加しようと青葉時代のユニフォームに着替えた。そのユニフォームに気付いた野球部員は、勝手に谷口を名門青葉のレギュラー選手だったと思いこんでしまう。しかし実際は、谷口は2軍の補欠でレギュラーにはほど遠い選手だった。そのことを気が弱くて言い出せない谷口は、周囲の期待に応えるべくすさまじい陰の努力を続け、ついにはキャプテンに選ばれるまでになり、チームを引っ張っていく。

谷口の卒業以降も連載は続き、新キャプテンを主人公として墨谷二中野球部が強豪へと成長する様を描いていった。

Wikiから引用

主人公の「谷口タカオ」は野球の超名門中学校で野球部に所属していたが、2軍の補欠。転校先の普通の中学校で楽しく野球をやろうとしていたが、元超名門の野球部であることがバレて周りからは凄まじい期待をあびるが、本当のことを言い出せない。

タカオは、家に帰って大工の父ちゃんに相談すると「ガタガタいう前に練習だ!」となり、近所の神社で父子の野球特訓が始まる。父ちゃんは大工で野球は素人、でも息子に真剣に向き合いケガをしながら一緒に特訓を続ける。その父の姿を見てタカオは心でこう思った。

「やるよ とうちゃん!」

影の特訓を開始後、みんなの前でタカオはノックを受けることなる。タカオは今までの特訓を成果を見せる時が来たと思った。

「ついに くるべきときがきたか!」

しかし、超名門校には全く及ばないプレーしかできずに、周りから本当に超名門校出身なのか疑惑の目を向けられる。その後、父ちゃんとさらに厳しい特訓を開始するが上手くいかなかった。その姿を見た父ちゃんはタカオにこういった。

「もうあきらめろ タカ。おまえが2軍の補欠だったことを正直にキャプテンに話すんだ。」

「なにをいまさら!」とあきらめきれないタカオだったが、父ちゃんは続けてこういった。

「やるだけやってだめだったんだ。胸はって話してこい!」

この後のシーンがすごく良くて毎回感動して泣いてしまう。

この話の続きも掲載されているキャプテンの1話が今なら無料で見れるようなので、興味を持った方は見てもらいたい!(※回し者ではない)


もし不可能に見えても、やるだけやってみる

このマンガを読んでから私の人生観に1つの基準ができた。もし困難な状況で不可能と思えることでもやるだけやってみる、それでもできなかったらできなかったと胸はって生きようと。

その後、社会人になって色んな壁にぶつかる。それでも、とにかくあきらめずにまずやってみた。そして、クライアントにプレゼンしにいくときや勝負どころでは心でこう思う。

「ついに くるべきときがきたか!やるよ 今までの自分!」

そして、上手くいかないこともたくさんあったけど、やるだけやったんだと今の自分に胸をはって生きていけている。

キャプテンはこのストーリー以外にも、多くのことを学ばせてもらった。それはまた別の機会に書きたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?