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WebライターのAIとの付き合い方

ChatGPTをはじめとしたAIが登場して以来、日々ライティングが及ぼす影響について議論が繰り広げられています。

今回は、WebライターがどのようにAIを活用すればよいか?のほか、今後ライターの仕事はAIに取って代わられてしまうのか?について私見を述べていますので、ぜひ参考にして下さい。

WebライターはどのようにAIを活用すればよいのか?

ChatGPTなどを活用したライティングは、人間よりもはるかに速いスピードで執筆が可能です。それこそ達人レベルのタイピング速度の人でも敵わないでしょう。

ただし、利用するAIモデルによって多少差はあるものの、生成される内容に関しては、誤った情報を含むことが多いです。

ほとんどの場合、そのままでは使えないことは、一度でもAIによるライティングを経験したことがある方ならお分かりいただけるでしょう。

しかし、100%間違った情報を含むかといえばそうではなく、しっかりと正しい情報を生成することがタチが悪いのです。

例えば、ChatGPTで生成された以下の文章を見て下さい。

日本の3大花火に関する質問の出力結果

ChatGPTに「日本の3大花火について教えてください」と投げかけた結果、パッと見正しいことを出力しているように見えます。

私は3大花火として紹介されている花火の中のひとつが開催されている地域に住んでいるため、その情報に関しての真偽は分かりますので、誤情報が混じっていることが一目で分かりました。

今回の例のように、質問する内容(ジャンル)にある程度精通していれば、リサーチするまでもなく、生成された文章の真偽が分かります。

しかし、経験の浅いジャンルだったらどうでしょうか?

まず、生成された文章の真偽はリサーチをしないことには分かりませんし、時間もかかってしまいます。

過去記事「文字単価と時給の関係性」でも述べたように、Webライターとして効率よく稼ぐためには、時給効率を上げることが必須となります。

したがって、例えAIを使ってスピーディーにそれっぽい文章が生成されたとしても、内容の真偽の確認や手直しに時間を取られてしまっては圧倒的に時給効率が落ちてしまいます。

したがって、普段のライティングにAIを取り入れるにしても、結局のところ自分の得意とするジャンルにて活用することが最善であるといえます。

精通したジャンルであれば、AIが間違った情報を出力したとしても、リサーチに時間を取られることなく即座に訂正できるのですから。

今後ライターの仕事はAIに取って代わられてしまうのか?

結論からいえば、現時点においてはライターの仕事はAIに取って代わられてしまうことはないと断言できます。

前項で説明した通り、AIによる文章生成は確かに便利なのは間違いないのですが、精度の面で課題があります。

また、AIによる文章生成は特定のファンがつくようなユニークな言い回しや表現は難しく、個性的な文章はやはり人間でないと書けません。

したがって、現時点のAI(GPT4.0を含む)より大幅に信憑性があり、かつ柔軟な表現ができてようやくライターの立場を脅かす存在になると私は考えます。

まとめ

今回の記事内容について簡単にまとめます。

  • AIによって生成される文章はまだまだ精度の面で課題が残る

  • AIをライティングに取り入れた場合、内容の真偽の確認に時間がかかるため、得意なジャンルで活用するのがベター

  • まだまだAIにライターの立場が脅かされることはない

今後もWebライターにとって有益な情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願い致します!

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