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ソーシャルジャスティス活動への想いと、相談実例 【 インスタ投稿画像 】

健康は医療だけでは実現できません。

ヘルスケア従事者も私たち個人も、

社会構造的な人種・文化・階級・ジェンダー・障害による差別など、

社会システムの課題解決のために行動していく必要があります。

ウィコラはソーシャルジャスティス活動も大切にしています。

学び・行動を始めるヒントになるウィコラのブログもあわせてご覧ください。


今日はウィコラ代表祥子と、運営チームみほのやりとりをご紹介します。

私たちウィコラと一緒に学び・考え・行動していきませんか?

祥子とみほの自己紹介はこちらからご覧ください。



▷ 相談実例 : インスタ用投稿

ウィコラnote画像テンプレ-13

みほ:
祥子さん、インスタ用の投稿を作ったんですがご意見をください。
肌の色を入れるとホーム画面で見た時に情報がごちゃつく(上左)ので、色をつけなかったんです(上右)が、どうでしょう?

祥子:
色付けしないと白人ぽくなりますね。
髪の毛は多様性のある感じになってますが、髪の毛と頬に色がついている分、肌の色が白いのが、意識して白にしているという感覚を受けるかもしれません。
もしかしたら、かえって、全部色をつけない方がインクルーシブなのかもしれないですね。
左側はとても素敵ですね!


その後、祥子の話を元に複数のイラストを作成してみました。
実際に並べてみると面白い意見も出てきて、予想しない結果も!

▷ イラスト ① 髪の毛の色を変える

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みほ:
一見髪の毛で多様性を表しているけど、肌の色がひと昔で言う「はだ色」一色なのが気になりますね。

祥子:
そうですね。
白人と一部のアジア人だけが描かれているイメージになり、多様性・インクルージョンを表現しきれていないですね。

▷ イラスト ② 肌の色も変える

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みほ:
肌の色も様々で多様性が見られていいですね。
子どもにはこんな世界で違和感なく、楽しく過ごして欲しいなぁ。
一方で、デザイン面から見ると色が多用されていてまとまりがない印象も受けます。

祥子:
「デザイン面からみて色が多用されていてまとまりがない」という感覚自体が、社会の決めた「ノーマル」に影響された感覚かなと思いました。
「色がいろいろあっていい」と認めることこそ、多様性を包括していく一歩かもしれませんね。
私は、この絵が一番いいなと思いました。

▷ イラスト ③ 肌と髪の毛の色を省略

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みほ:
先日の祥子さんからのアドバイスを受け、肌だけでなく、髪の毛にも色をつけないで作成してみました。
まだ色が複数あるものの、2番よりもスッキリまとまっている感じがします。

祥子:
この絵だけをみていると、②のような多様性が想像しにくかったです。
全員白人に見えてしまう…。
先日言ってたことと矛盾しちゃいますが…。

みほ:
なるほど。
まとまりを求めると、統一性が出て多様性とは相反する形になってしまうのかもしれないですね。

▷ イラスト ④ 白黒

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みほ:
テイストによっては黒と白だけでシンプルにする方法もありかなと思ったんですが、どうでしょう?

祥子:
これもどうしてもみんな白人に見えてしまう。
これはやっぱり、私の中にも、「白人=社会のノーマル」みたいなのが頭にこびりついているからなのかもしれません。

みほ:
奥が深いです。
表情が皆同じなので、それも影響しているのかな。
これは人によってそれぞれ感じ方も変わるかもしれないですね。

▷ おまけ : notet 見出し画像

ウィコラnote画像テンプレ-12

みほ:
note の見出し画像に作ったこの1枚はどうですか?
ある程度色のまとまりを意識しつつ、多様性を意識したつもりです。

祥子:
とても素敵だと思います。
自分のコミュニティにいる人たちを表現するのが基本ですが、誰もが生きやすい社会にしていくためには、少数派の人たちに心を配って意識的に表現していくことが、社会の「ノーマル」にとらわれず、無意識の差別をなくしていくことにつながると思います。

みほ:
祥子さん、ありがとうございました!
イラストでの表現は少しのことで印象が変わってしまい、とても難しいとつくづく感じました。
写真の方が誤解が少ないのかなと思うものの、写真素材も圧倒的に肌の色が濃い人が写っているものが少なくて。
これからそういう面でも、もっと選択肢が増えることを願っています。
引き続き、祥子さんにアドバイスをいただきながら学びを深めていきたいです。

画像は全てCanvaで作成しています。
見出し画像とイラスト②は「みんなのフォトギャラリー」にアップしています。
「ウィコラ」で検索して是非使ってくださいね。


▷ あなたの情報発信はどうですか?


あなたのホームぺージやSNSなどの媒体が、

「人種やジェンダーなどの面でインクルーシブかどうか」

「意図せず社会構造的な差別を助長していないかどうか」


など、ウィコラの祥子がご相談に乗ります。

ウィコラのソーシャルジャスティス活動は、子育て・教育・アートなど様々な分野の方とコラボしていくことも願っています。

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ご相談・ご連絡は wecolla@wecolla.org までお気軽にどうぞ。


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