ピカチュウ【三橋雄斗】


先日、映画『名探偵ピカチュウ』を二人で観に行きました。



ストーリー自体も素晴らしく、実写版(みたいな)ピカチュウも、他のポケモンもとてもかわいくて、とても良い映画でした。



ひかりちゃんも「いやー、良かったね!」と満足げでした。




しかし、僕はひかりちゃんの言葉を疑ってしまいました。




以前、ひかりちゃんが僕に「このサイト面白いから見て」と見せてくれたサイトが、

『アンチピカチュウまとめサイト』だったのです。



たしかに、そのサイトではピカチュウの悪口が書かれていて、中には理不尽なものもあり、見てしまう気持ちはわかります。



しかし、ひかりちゃんはピカチュウの悪口を見て大爆笑していました。悪い笑いでしたね。



それに、ひかりちゃんは子供の頃にGAMEBOYのポケモンの、ピカチュウ版を持っていたのですが、


ピカチュウを育てずに預けて、ラッタとかマダツボミとかを育てていたそうです。



ピカチュウ版は、主人公が歩いている後ろをピカチュウが一緒に歩くのがかわいくて魅力的なゲームなのですが、



ひかりちゃんは、「鬱陶しいから」という理由で、手持ちからピカチュウを外していたそうです。



ひかりちゃんはピカチュウをぞんざいに扱ってきたのに、
なぜ今回、『名探偵ピカチュウ』を観に行こうと言ってきたのか、
そして、なぜ満足げであったのか、
とても不思議に思います。



しかし、そんなことは恐くて聞けず、二人でただ映画の感想を語り合いながら家路につきました。



嫌いすぎて逆に好きになったのか、今までの扱いが愛情表現であったのか、答えは風の中。


【相方へ】

大変申し訳ございません。
ひかりちゃんが気合い入っていることは知っていましたが、
改めて聞いて、安心したかった次第でございます。

賞レースに向けて仕上がっていますか?すみません、僕はまだ仕上がっていません。

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