メモリーズ【三橋雄斗】
押し入れから、去年の暮れに整理した時に出た、もう着ない服が出てきました。
もう着ないから売りに行こうと、袋に詰めてから早半年。
ついに売りに出すことに。
その服を着て色々なところへ行ったり、
それなりに値段も高くて買うのに躊躇したり、
ひかりちゃんの個性を主張したり。
思い出が詰まった服たち。
それらを袋にパンパンに詰めて、近所の古着屋さんへ。
僕が「『万』いくといいな!」というと、
ひかりちゃん「いやいや、1円とかだろ!」と返し、
重い荷物を持ちながら、そんな会話をしながら歩いて、古着屋さんに着きました。
査定をしてもらっている間、店内を「この服似合うんじゃない?」とか「これいいな!」とか言いながら物色していました。
そして、査定が終了したとお呼びがかかり、カウンターへ。
査定金額は、169円でした。
僕は「やすっ!」
ひかりちゃんは「意外とたかっ!」
と言い、169円を受け取り、家路へ。
家に帰り、 旅行資金用の小銭貯金箱に、169円を入れ、
ご飯を食べながら、「今度沖縄とか行ってみたいね!」とか話すのでした。
思い出が思い出に変わるのですね。
【相方へ】
すみません、僕はひかりちゃんを心配しすぎていたようです。
ひかりちゃんは、ダッフィーが似合います。
あと、色々とすみません。
ところで、ひかりちゃんは、今までの人生で僕に謝りたいこととかありますか?
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