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2020年に買ったカメラとレンズ

世界中がコロナに振り回された2020年。振り返ればいろいろありました。
その中でも特に大きな出来事は、学会の為に2~3月にヨーロッパへ行ったこと。日々感染が拡大し緊張感を伴う滞在でしたが、あのタイミングで海外に行けたのは本当にラッキーでした。
国内の移動が制限された中、地元のおいしいお店や、マイクロツーリズムの魅力を知れたのは、コロナ禍における収穫だと思います。
どんなときでも毎日撮れる写真は違う。大変な1年でしたが、写真の素晴らしさを改めて実感できた1年でした。

さて、前置きが長くなりましたが、必要性(a.k.a.物欲)に駆られて購入したカメラ・レンズを振り返ろうと思います。
3万円以下のものしか買っていませんので、面白そう!と思うものがあったらサクッと買ってみてください。カメラ好きで経済を回しましょう!笑

①富士フイルム Finepix X100(初代)

・Xシリーズ初号機(Finepixとダブルネーム!)
・X-TransCMOSセンサー非搭載(後継機のX100Sから搭載)
・安い(2万円+αで購入)
・端正なデザイン
・とにかく動作が遅い
・ディスプレイが見づらい。
・勝手に電源が入って電池切れになる事が…
・写りがいい(特にJPEG)
・ボディ内RAW現像もできる

明らかに欠点の方が多いカメラです。それでもときどき持ち出すのは、それを補って余りある魅力があるからでしょう。
何といってもフィルムカメラ風のデザインが魅力です。その見た目のせいでしょうか、このカメラを持ち歩くと話しかけられることがあります。
往年のコンパクトカメラでおなじみの35mm相当の画角なので、大抵のものはこの1台で撮れます。被写体を緊張させない為か、他のカメラよりもパーソナルな写真が撮れる気がします。


ちなみに色々なカメラ、レンズで彼女を撮ってきましたが、初めてOKテイクをもらえたのがこのカメラでした。ずっと緊張させてたのか…と反省…
最後に。X100シリーズはX100Sで初代の欠点を克服し、それ以降の機種はX100Sを発展させる形で進化していると思います。中古価格も徐々にこなれてきたので、安さを求めない方にはX100Sがおすすめです。ただし中古の流通台数は少ないです。

②Sigma 24-70mm f2.8 IF EX DG HSM

・シグマの旧世代標準大三元(Artではない)
・アウトレット品で2万円以下で購入
・超音波モーターでAFが静か
・(自分にとっては)現代的な写り
・α900につけると格好いい
・重い


所有するAマウントで唯一の超音波モーターのレンズです。最初にAFを動かしたとき、静かすぎてAFが動いていないと思いました。お恥ずかしい…
世間的には軽い(790g)とされるレンズですが、Aマウント単焦点やマイクロフォーサーズレンズに慣れた自分にはかなり重いレンズです。このレンズを使うときはハンドストラップは諦めて、ネックストラップにすることにしました笑
フルサイズミラーレス買っても、コンパクトな単焦点以外買わないだろうなあ…

とにかく抜けのいい描写をしてくれる、気がする。

重くて持ち出さなくなったけど、ごはん撮りにもいいのかも。
こんないいレンズを安く販売してくれたシグマには本当に感謝。

③Olympus Teleconverter EC-20
・フォーサーズ用のテレコンバーター
・全てのフォーサーズレンズに対応
・写りの評判がとてもよい
・2万円以下で買った気がする

テレコンバーターに興味があったので購入。機材の幅が広がり、いい買い物でした…が、あまり使ってなかったことが発覚。
コロナが収束したら出番が増えるかも?来年は動物園で使いたいです。

④Sigma 60mm f2.8 DN Art(マイクロフォーサーズ用)


・赤城耕一先生に勧めて頂いた
・ミニマルなデザイン
・マイクロフォーサーズだと120mm相当の望遠レンズ
・開放からシャープ!
・立体感のある描写
・1万円程度で買える。安すぎ!

今年1番の買い物。
こいつの購入を機ににnoteを書くようになりました。

適度なボケ量なので、被写体を程々に背景から浮き上がらせてくれます。このレンズで鳩を撮ると、なぜかかっこよく写る。

淡々と記録してくれる優等生。でも優等生なだけじゃなくて撮っていて楽しいレンズです。


⑤銘匠光学 TTArtisan 35mm f/1.4 C (マイクロフォーサーズ用)


・詳しくは、はいあさんの記事を参照!

・定評のある中華レンズメーカーの意欲作
・35mm f1.4という魅力的なスペック
・(いい意味で)普通
・絞りのクリック感が気持ちいい
・ピントが掴みやすいので、マニュアルフォーカスが楽
・8000円で購入(今は9000円位?)
・自分の個体はメタルキャップがはまらなかったので、フードを別途購入

今までの中華レンズってそこまでコストパフォーマンスが良くなかったと思います(マイクロフォーサーズの場合、中古の純正AFレンズが安いので価格面でのメリットはあまりない)
しかし、今回のレンズは35mm f1.4で8000円以下!写りも良さそうだったので購入しました。
後述するGX7mk2とのマッチングが非常に良いので、着けっぱなしにしています。

届いた翌日に撮った写真。中華レンズは収差とか凄いんだろ?って舐めてましたが、本当によく写ります。

70㎜相当の準望遠なので、ごはん撮りに向いています。とてもおいしそうに撮れるんです。

TTartisanからはこれまた魅力的な50mm f1.2のレンズも発表されたので、今後も目が離せません。たぶん買うんだろうな。

⑤Panasonic Lumix GX7 mk2


・E-M1のサブ機として購入
・L.モノクロームが使いたかった
・ボディ内RAW現像対応
・チルトモニター
・ボディ内手ぶれ補正
・EVF搭載
・キビキビとした動作
・ユーザーのことを考えたインターフェイス
・画作りが好み!(特にナチュラルとL.モノクローム)
・レンジファインダースタイルなので出し入れが楽
・25000円位で購入
・パナソニックのアプリの出来が悪い

マイクロフォーサーズのメリットって色んなメーカーのカメラを気軽に使える事にある(べき)と思いますが、長年パナソニックとオリンパスは併用が難しい関係でした。(オリンパスはボディ側、パナソニックはレンズ側に手ブレ補正をつけていた。また、パナソニックは位相差AFに否定的なので、今後も旧規格であるフォーサーズレンズの運用には向かないと思われる)
しかし、初代GX7がボディ内手ぶれ補正を搭載した頃から、オリ/パナを併用する人が増えた気がします。
ちなみに、私がミラーレスに求める条件は
①ボディ内手ぶれ補正搭載(すべてのレンズで手振れ補正が効くのはありがたい)
②ボディ内RAW現像対応(PCで編集する時間が中々とれない)
③チルト液晶(ごはん撮りや猫撮りに必須)
④(できれば)EVF搭載
の4点。未だにこの条件をすべて備えたコンパクトなミラーレス機は少ないです。
小型のボディーですが、ボタンやダイアルが多く、設定の自由度が高いです。その為、他メーカーと併用してもストレスはほとんど感じません。
画作りは、ビビッドやスタンダードだと色が濃すぎるので、ナチュラルをメインに使用しています。
メインでもサブ機としても気持ちよく使える、パナソニックの設計思想には敬服します。もっと早くパナソニックのカメラを買っておけばよかった…!
今後はフォーサーズレンズはE-M1、マイクロフォーサーズとMFレンズはGX7mk2という運用方法に落ち着きそうです。

大きな買い物はありませんが、それぞれの機材は確実に撮影の幅を広げてくれました。来年もいい出会いがあるといいな。
それでは皆さん、来年も良いカメラライフを!

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