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全体ビューを見るのをやめた理由 — 月間3万ビューを経験した上で考えること

noteには「ダッシュボード」という機能があり、そこでは投稿した記事へのアクセス状況を確認することができます。
週・月・年・全期間という単位で、ビュー・コメント・スキの集計が表示されます。

正直なところ、noteをはじめて間もない頃には、頻繁にこの画面を確認していました。
自分の投稿がどれだけ見られたのかは気になるものですし、数字が増えていくことは単純に嬉しく、投稿を継続するモチベーションにも繋がっていました。

過去には全体ビューが月間3万回を記録し、達成感に浸っていたこともありました。

しかし、最近はこの「ダッシュボード」の表示、とりわけ「全体ビュー」を見ることをやめています。

この記事では、全体ビューを見るのをやめた理由について書いていきます。

ビューはPVではない

最も大きな理由は、「ビューはPVではない」ということです。

note help center の説明を抜粋します。

記事ページに加え、記事がタイムラインなどの一覧ページに表示された回数も加算されています。
note help center - 全体ビューについて

つまり、ビューは文字通り、記事が「見られた」回数。
この数字で記事が開かれたかどうかを把握することはできないということです。

記事の内容に関わらず、タイムラインに表示される頻度が増えれば、全体ビューは増加する……
この性質を考えると、全体ビューにこだわる必要がないと思えるようになります。

ビューに影響する要因が多い

ビューには、タイムラインに記事が表示された回数も加算されている。
その前提に立つと、単にビューを増やすためには、良質な記事を書く以外に様々な方法が考えられます。

全体ビューを増やすための方法を2つほど検討してみましょう。

投稿時刻を調整する

タイムラインに自分の記事を表示したければ、noteへのアクセス数が多い時間帯を狙って投稿すれば良いことになります。
最適な時間帯を分析し、「予約投稿」を活用するなどの方法が考えられるでしょう。

投稿頻度を増やす

全体ビューは、投稿した各記事へのビューの総計です。
ということは、投稿頻度を増やせば、全体ビューは増加します。

たとえば、1記事あたりのビューが平均で 500回であるとします。

  • 毎日2回投稿すれば、1日あたり 1,000ビュー

  • それを 30日間継続すれば、1,000ビュー × 30日 = 30,000ビューになります。

単純な推定ではありますが、このように、全体ビューは投稿頻度によっても増減することになります。

私は仕事や勉学との両立のために「毎週末更新」を意識していますが、投稿頻度が下がると必然的に全体ビューも少なくなっていきます。

以上、全体ビューを増やすための2つの方法について検討しましたが、いずれも記事の内容によるものではありません。

noteを自己表現の場として捉えるならば、記事の内容に対する反応を知りたいもの。
それ以外の要素に左右される「全体ビュー」は、反応を知るために適した指標ではないと思えてきます。

自分らしくnoteを続けていきたい

私は note を自己表現の場として捉えています。

note における自己表現とは、自分らしく考え、自分らしく発信していくこと。
note との向き合い方も「自分らしく」を心掛けています。

そう考えると、全体ビューを指標とすることには限界があります。
2つの視点から考えてみましょう。

投稿頻度と投稿時刻について

「書きたいときに書く」というスタンスをとるのならば、投稿頻度や投稿時刻はバラバラになります。

仕事や勉学等、日常生活との両立を考えると、書けるときもあれば、書けないときもあります。
記事のアイデアも、思いつくときもあれば、思いつかないときもあります。

それは自然なこと。
全体ビューを意識するあまり、無理して投稿するのは疲れるものですし、自分らしいことが書けない可能性もあります。

(もちろん、ストイックな姿勢で、いかなるコンディションでも投稿を継続するということも大切だと思います。書く習慣を身につけることもできますし、書くことを考えるトレーニングにもなります)

投稿内容について

反応を気にしすぎるあまり、投稿内容が変わっていくというリスクもあります。

(とはいえ、noteの仕様では投稿内容によらず、タイムラインでの表示回数によって全体ビューは増えるようですが……)

自分らしい記事を書くということを考えると、投稿内容が反応を意識しすぎたものになってしまうのは大きなリスクです。

以前に「共感されないことを書こう」という記事を書きましたが、多くの反応を集めることを意識した結果、希少な意見の発信が抑制されてしまうことについては危惧しており、普段共感されない内容にこそオリジナリティがあるのではないかとさえ思っています。

全体ビューを増やす方法として、フォロワー数の多いマガジンに追加してもらうことや記事を「オススメ」してもらうこと、スキを増やすことなども考えられますが、これらを過度に意識すると同時に「共感」を意識せざるを得なくなり、結果、自分らしい表現が薄れてしまう恐れがあります。

まとめ

私自身もそうでしたが、一定数の全体ビューを目標として設定しているクリエイターさんは少なくないことでしょう。

この記事は、ややノイジーな内容であるかもしれません。

あくまで一個人の考えです。

全体ビューを意識することにもメリットはあると思います。

たとえば、

  • 数値目標を設定することでモチベーションが向上する

  • タイムラインでの表示を含め、多くの人に記事を読んでもらう可能性が高まる

など。
だから、ビューを意識することを全否定するものではありません。

ただ、ビューが増えなくても気にすることはないし、ビューを増やすために躍起になることもありません。

自分らしく note を続けていって、結果、ビューが増えたら「おー」と少し嬉しい気持ちになれたら良いのではないかと思います。

気楽に note を楽しむための、1つのヒントとなりましたら幸いです。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!


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