めじろおじさん川越へ行くの巻【後編】
晴天ということもあって、時の鐘を中心とした観光街は人で溢れていた。
食べ歩きをする、気になった店を覗く。何気ない、しかしいつの間にか縁遠くなった行為である。自分のことだけ考えて歩けばいい。そのなんと贅沢なことか。
一方で、観光地を前に「ここに家族と来たらどうなるか」という視点から話が広がる。普段のらりくらりと適当に父親業を営んでいるけれど、それでもこんな思考もできるようになったんだなと、ちょっと自分に感心した。(ちなみに、小さい子連れで楽しむのは不可能という結論で一致した