[過去記事]2021年6月16日

※こちらは2021年6月16日にFacebookに投稿された内容の再掲です。

こんにちは、島田市要約筆記サークル「うさぎ」です。
聴覚障害者に向けた先端技術の話題。
今朝のNHKおはよう日本【未来へ】のトピックでも取りあげていましたが、話した言葉がそのまま、すぐに文字になって表示されるものです。
既にスマートフォンのアプリで、即時に会話が文字変換されるシステムがあります。ある程度スマホを使いこなすことができれば、とても便利なものです。
ただ、会話中は自分のスマホ画面に集中しなければならず、相手の表情やジェスチャー、周囲の様子にまで気を配ることが難しいのです。
スマホを持たない人、扱いが苦手な人や高齢者は少し尻込みしてしまうかも…。
今回はスマホではなく、透明なディスプレイに同様の文字表示がされるもの、詳しくはコチラをご覧ください。https://www.miraikan.jst.go.jp/events/202106051969.html
日本科学未来館を見学したデフダンサーgengenさんのツィートがコチラ
https://twitter.com/gen62gen/status/1401417100049084419?s=21
外国語を翻訳して表示することも可能で、対面での会話や部屋の案内など、都内ホテルのフロントで試験的活用もされているそうです。
朝のニュースでは、このシステムを使って後藤祐希キャスター(人工内耳装着)が、MCの高瀬さんの話を聞く様子が放映されました。
話の内容はほぼ完璧に文字化されていましたが、「完璧に」が「紺碧に」に変換されたシーンがあり、高瀬さんが「私の発音が悪かったんでしょうか?」と。
未来館の記事を見たとき、素晴らしい!と思いましたが、こういうミスもあるんだ!と発見もありました。
話し手の発音や話し方、方言なども?変換に影響がでるのかもしれません。
まだ改善の余地はありそうですが、生活の中で誰もが普通に使えるようになったら感動ものです。
技術の進歩は凄いですが、それが日常になるまでにはまだ時間がかかります。
AIにはできないこと、人には人の良さ、人ならではの役割があります。
情報技術と並行して、社会福祉従事者・対人支援の視点からの、要約筆記者の資質をレベルアップしていく必要性を感じました。 

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