atsushi nakano

「働くことで幸せが実感できる社会の実現」を理念として、フリーランスのキャリアコンサルタ…

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「働くことで幸せが実感できる社会の実現」を理念として、フリーランスのキャリアコンサルタントとして活動。 1984年から在阪一部上場企業に34年間在籍。営業部門から情報システム部門のマネージャーを歴任後、2年間の人材育成部門を経て独立。

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  • とこりね - tocorine

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    理念をトコトン学び考える【トコトン理念会議】の議事メモ用のマガジン。 メンバーが理念会議の取り組みや気づき学びを記録していきます。

最近の記事

『いい人生』を目指そう ~生まれて22001日目~

いい人生ってなんでしょうかね。 ずっと考えていまだに答えはありません。 昨日、こんなこと言ってもらいました。 『中野さんみてると、いくつになってもチャレンジって出来るんだって 勇気をもらえます。』 これが僕にとっての『いい人生』なのかなと思いました。 結果なんてどうでもいいんです。 そのプロセスが大切なのかなと思います。 結果は、運しだい。 やること、やり続けること、あるいはやめることも含めて。 やるか、やらないか。 いい人生って『やる』を選ぶ人生かな。 いまのと

    • 人生100年時代のわたしの社会実験⑩ わたしの最初のキャリアショック

      そもそもわたしはなぜ、56歳からキャリアチェンジできたのか それについて考えてみると、 ひとつの大きな人生の転機に辿り着きます。 わたしは47歳の時に、情報システム部門のマネージャーを 降格になりました。 自ら、逃げました。 それまでのわたしの人生は、 物質的な欲だけが支えでした。 贅沢な暮らしが幸福の形だと信じて疑わなかった。 逃げてからわかったことは、 お金や地位、そして物質的なものは何の意味も持たない。 人間に幸福をもたらさないことを痛感しました。

      • 人生100年時代のわたしの社会実験⑨ セカンドキャリア

        もし、4年前希望退職しないで会社に残っていたら、 どうしていたんだろう。 再雇用を選択して自分にあと5年の猶予を与えていたのだろうか? だけどその5年間の給料は手取りで15万円にも満たない額。 貯えのないわたしだからきっと生きていけない。 再雇用制度って、 退職前とほぼ変わらない仕事をしながら 給料だけが下がる。 そりゃ、モチベーションはあがらない。 不思議な制度だ。 万一、私に一生暮らしていけるだけの貯えがあったとしても、 一昔前に読んだ楠木新さんの「

        • 人生100年時代のわたしの社会実験 ⑧ 定年退職しない自分

          もし、4年前のあの時、 希望退職という道を選択していなければ、 明後日、定年退職を迎えます。 もし会社に残っていたらどうするんやろ。 恐らく、退職して新しい道を模索すると思います。 そうなると、 わたしがいままで歩んできたこの4年間を 1からやり始めるってことか。 そう考えると、 なにごとも早く始めることがいいですね。 早期退職していてよかった、 と改めて思います。 いまでも不安ではあるけど それなりにやっていく自信もつけている。 決断は間違ってい

        『いい人生』を目指そう ~生まれて22001日目~

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          人生100年時代のわたしの社会実験⑦ 本日も晴天なり

          先週で終わりましたが、 毎週水曜日は大学の非常勤講師の仕事でした。 1年もの間、この仕事に従事しました。 毎回、7時5分のバスに揺られ、思ったことは、 俺、こんなことを毎週5日、34年間続けて来たんだな。 当たり前だと思って続けてきたが、 違う。 遊びや趣味はやりたいときにする。 だけど仕事だけは違った。 でも仕事もそうじゃないかと思う。 やりたいときにする。 好きなことを仕事にする。 それも違和感がたくさんある。 仕事ってそんな大事なもの? 好き

          人生100年時代のわたしの社会実験⑦ 本日も晴天なり

          人生100年時代のわたしの社会実験⑥ とりあえずフリーランスになってみたものの

          2019年2月14日 奈良の税務署に行って『個人事業主登録』してきました。 手続き的には紙切れ一枚書くだけの簡単な作業ではあるが、 34年間、ずっと会社と言う大きな傘の下で生きて来た自分が、 この広く大きな社会という世界の片隅にポツンと存在した。 そんな感覚になりました。 フリーランスになるにあたって決めたことは、 ①やりたくないことはやらない(仕事を選ぶ) ②最低収入額を目標にする(上を見ない) ③自分の枠を溶かす(制約をかけない) ④無理はしない(頑張

          人生100年時代のわたしの社会実験⑥ とりあえずフリーランスになってみたものの

          人生100年時代のわたしの社会実験⑤ 57歳からのチャレンジ

          ★前回記事からの続きです。 こんなタイトルにしましたが、 実は、チャレンジしているという実感はあんまりなくて、 「実験」に近い感覚です。 食いっぱぐれないように、がむしゃらに頑張って、お金を稼ぐ。 という感覚ではなくて。 こんなこと出来たらいいなぁ~ と、思い描いていることに ちょっとでも近づいてみたいなぁ~ どこまで近づけるんやろ?! そう思いながらやっています。 幾つになっても、なんかあの人楽しそうやな~ そう思われたいし、自分でもそう思っていたい

          人生100年時代のわたしの社会実験⑤ 57歳からのチャレンジ

          人生100年時代のわたしの社会実験④ 身分無職

          職業欄が無職になった2018年3月1日。 世間知らずのおっさんの冒険が始まりました。 会社都合で退職したので、 退職した半月後くらいから、 330日間の失業手当が支給されます。 失業期間中のお金の話をすると、 家には毎月、失業手当の全額を入れました。 会社に残って再雇用された時の金額よりも5万ほど手取りで多いです。 4年後に定年した年の前倒しの1年と思って過ごすことにしました。 それに希望退職金のうち、半分以上を渡しました。 金額は、会社に残った時に貰える

          人生100年時代のわたしの社会実験④ 身分無職

          人生100年時代のわたしの社会実験③ 34年間勤めたぞ!

          前回の記事からの続きです。 希望退職が受理されました。 2017年11月末。 退職日は2018年2月28日。 33年と11ヶ月勤めたことになる。 長い。 若い人に話すと、それだけで尊敬されたりします。 わたしの人生より長いじゃないですか!? とか。 外に出て若い人と話す機会が増えて、 そうか、そんなことすら特徴になるんだ。 長く勤めただけなんだけどな。何の疑念もなく。 少し昔なら55歳で1年前に定年退職。 多くの人は、残っている有休をまとめてとるので

          人生100年時代のわたしの社会実験③ 34年間勤めたぞ!

          人生100年時代のわたしの社会実験② 希望退職だって

          前回の記事からの続きです。 仕事の実績も、お金の蓄えもないので、 「希望退職者募集の件」というタイトルのメールを見ても、 当初は、何ら心は踊りませんでした。 僕は定年まで会社に居る。 いまからの残り4年間をキャリアコンサルタントとして、 社内外で力を付けてから60歳で独立する。 そう決めていました。 希望退職募集は11月1日に発令されて、 11月15日が提出締め切りでした。 人事部に在籍していたので応募人数だけが耳に入ってきました。 50名の募集に対して

          人生100年時代のわたしの社会実験② 希望退職だって

          人生100年時代のわたしの社会実験① 57歳からの独立

          このコラムは、 普通のおっさんが、希望退職と言う時代の流れに乗って コネも実績も名声も貯蓄もない中で、 新しい時代のキャリアを築けるのか? という自分なりの社会実験の報告のつもりです。 同じ境遇でこれから新しいキャリアに進んでみようかと 思われているシニア世代の方の参考になればと思って 書き記してみることにしました。 わたしは56歳の時に、希望退職で会社を去りました。 そして1年間のギャップイヤーを過ごし、 57歳からフリーランスという立場で仕事を開始しま

          人生100年時代のわたしの社会実験① 57歳からの独立

          ポジティブはネガティブから生まれる ~義足の冒険家 PositiveRyuta~

          今回、私がお話を聞かせていただいのは、「義足の冒険家」こと、ポジティブ隆太(Positie Ryuta)さんです。 彼は17歳の時にバイク事故によって、左足の膝から下を失った。 当時夢中になっていたモーターバイク、そしてとび職の仕事。 一度に2つ、大切なものを失った。 命か左足か。 選択の余地のない選択が、17歳の若者に突き付けられた。 私には想像もつかない壮絶な決断。 しかし彼は3日後には、失った左足よりも、失ったからこそできることに気持ちが切り替わっていたそうです。

          ポジティブはネガティブから生まれる ~義足の冒険家 PositiveRyuta~

          大家族主義経営を垣間見て来ました。(徳島・西精工)

          皆さんは徳島にある西精工という会社をご存知でしょうか? 「日本経営品質賞」「ホワイト企業大賞」「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」など、数々の経営賞を受賞する、超優良企業です。 こちらの会社の見学会があることをSNS(フェイスブック)の投稿記事で知り、申し込みました。 募集があったのが4月。 そして、7月8日。待ちに待った企業見学会の日を迎えました。 初日は西社長含め3名の方をお迎えしての懇親会。 市街地にほど近い、運河に面したおしゃれなレストラン。 仕事を終えて西社

          大家族主義経営を垣間見て来ました。(徳島・西精工)

          「自治体3.0」を理念に行政に新しい働き方の風を吹き込む~生駒市役所・人事課/稲葉淳一さん~

          こんにちは。 理念会議メンバー、奈良市在住の中野です。 今回初めての記事を書かせていただきます。 記念すべき第一号の記事は、お隣の生駒市から提供させていただきます。 皆さん、生駒市をご存知ですか? 奈良県の最も北西に位置し、大阪のベッドタウンとして有名なまちです。 人口は12万人。私が奈良に引っ越して来た昭和40年代はまだ生駒郡生駒町でした。その頃からは人口が3倍近くになっています。 4年前、この生駒の市長に就任されたのが現市長でもある小紫雅史さんです。 8年前に全国公

          「自治体3.0」を理念に行政に新しい働き方の風を吹き込む~生駒市役所・人事課/稲葉淳一さん~