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点字訓練 初日 7/24/2023

今日の点字訓練は13時30分から。
お昼は視覚障害者情報センターの近くの丸亀うどんで鬼盛り大根の豚しゃぶうどんを食べた。最近は夏野菜の中でもナスビにはっまってて、トッピングにナスの天ぷらを食べた。めったに食べれない天ぷら。イカも食べた。
伝統的建造物群保存地区に住んでいるので、調理器具は音声つきのIH。盲学校にいた時に市役所に申請して給付していただいたものを大切に使っている。揚げ物メニューがあり、天ぷらもできるが、油が飛び散っても見えないので、天ぷらなど液体が垂れたり、周りに飛び散るなるべく物は料理をしないで、台所を汚さないように使っている。ここにも点字表記があるけど、今までは音声しか使ってなかったので、点字が読めるようになると、あちこちにシールのついた点字が貼り付けてあるのに気付く。略語が多いけど、これから便利になりそう。

【点字タイプライターの全体を触ってみる】
最初の訓練は、テーブルにおかれたパーキンスブレイラーと呼ばれる点字が打てるアメリカ製のタイプライターの全体を手で触って確認する所から始まった。
全体は肩幅よりも小さく、がっしりしていて重い。真ん中あたりに収納された持ち手があって引き上げると持ち運びや移動ができる。一度持ち上げて、自分の正面にもってくる。結構な重量なわりにデリケートで壊れやすいそうなので注意を受ける。
表面は金属でできているので触るとひんやりツルツルしている。
形はアコーディオンを寝かせた感じで、手前にはピアノの鍵盤のようになってる。真ん中に横長のスペースキーがあり、左右に3つ鍵盤のように指を置く場所がついたタイピングするキーがある。さらに外側の上の方にレバーがついてる。
キーの左端は紙送りで、押すと書き込む場所が一段落さがる。
反対の右端はバックスペースキー。一回押すと同じ行で1文字戻る。打ち間違えたり、打ちたらない点をうめたりするために戻して修正することができる。
キーの少し上にへこみのある横長のものがある。それはタイピングしていくと右の方へ移動している。そのレバーの場所のあたりを奥の方へ触っていくと、金属の突起が出ていて、それが打ち込んでいくためのものらしい。打ち込んだ文字が終わりに近づくと時チンというベル音が鳴る。それ以降は5文字くらいが限界なので、文章が続くときは改行が必要になる。
うちはじめは、そのレバーを下に押しつつ左へスライドさせると、カチッと音がして止まる。最後までいかないと文頭がずれることがあるので、必ず端っこに行ってるか、再度左にスライドして左端まで行ってることを確認する。
おもにうちはじめで触る必要のあるものはそれくらい。

【紙をセットしてみる】
両横にプラスチックの突起があり、ねじ回しのようになっている。触ると冷たくないので金属ではなくプラスチックだと思う。回す所にはギザギザがついていて回しやすい。両脇の丸い部分は平たい部分を時計盤に例えたら、時計まわりに回転してつかう。逆方向に回すことはない。僕のパーキンスは反対まわりになっている。ものによって違うのかな?
突起はもう一つあって、点字用紙を固定する為に挟むものが上面の両横にあり、先端が丸くカタツムリの目のようにでている金属のレバーがある。それを手前に引くと動いて90度くらいまで立てると、紙がはさまるスペースができる。これは手前に完全に倒すと固定されて動かなくなるけど、壊れるので、そこまでやらず必ず90度くらいに手でもって作業する。
次に、平たくなったところに用紙を入れるところがあり、左端に用紙の左下を合わせて丸いカタツムリレバーをひき、用紙が入ったら丸いカタツムリレバーを下すと用紙は固定されている。見えないとはじめは用紙がどうなってるか分からず、なかなか入らなかった。
左右にあるプラスチックの出っ張ったところを持って、止まるまでゆっくり回す。用紙がうまく入っていくとき、コトン、コトンと音がしている。奥から手前に回っているので、用紙はたぶん中で回転されて機械の中に引き込まれていってるように思う。巻き終わったらそれ以上回せなくなる。
それを確認したら上面の奥にある台になってるような金属部分を触っていると、用紙が出ているのが触れる。左側の四つのキーボードの1番左のキーは改行したときの字下げキーで、用紙がちゃんとセットされると、用紙が出てくる平たいところは用紙と金属部分がツライチになる。

【文字入力してみよう】
点字は6つの点で文字が作られている。
左側の上から123となっていて、右側は456となっている。
あは1の点、いは12、うは13、えは123、おは23となっている。
これに子音の点がついて五十音ができる。
もちろん、単独の文字もある。や、ゆ、よ、わ、お、んなど。
まずは五十音から打ち込んでいく。
点字は韓国語と似ていて、母音につく記号で変わる。
母音はそのままだけど、点をつけて子音を表す。
カ行は6の点 カロク と語呂合わせで覚える。
サ行は5、6の点 サゴロク
タ行は3、5の点 タサンゴ
ナ行は3の点 ナサン
ハ行は3、6の点 ハサブロウ
マ行は3、5、6の点 マサゴロウ
というらしいが、こっちの方が覚えるのが大変かも笑

と言うことで、そのあと、
にゃにゅにょとか、濁点、ぱとかまるがついたもの、小さいつとか伸ばす長音とかを習って、なんとか単語を打てるようになったが、左手の中指と薬指が、慣れない動作についていかず、押さなくていいのに押したり、押したいのに指が動かなかったりして、これも日々トレーニングが必要だと悟った。
緊張で汗が滝になり。持ってたタオルはびしょ濡れ。
歩行訓練も、点字訓練も、汗を多量にかきながらやってます。

訓練士さんに次の予約を入れて、僕のスケジュールはほぼ埋まってきた。
月点字訓練、水歩行訓練、金点字教室(読み)
そのあとに、パソコン、点字キーボードなど、音声を使ったものに移行していき、自分で点字の文書を作成、点字の書籍ができるようになるようになるのが目標になってる。
これはこれから真言宗のお坊さんになりたい方、修行がしたい方をはじめ、信徒さんにも勤行や次第などを後世にデータで残せたらと思っている。
点字の紙のものが欲しい人は点字プリンターで、音声と点字ディスプレイのデータが欲しい人にはダウンロードできるように。
誰も取り残される人がいない世界。
弘法大師空海が目指した世界の実現。
微力ながら真言宗僧侶として、源法院住職として、
伝法阿闍梨として、お手伝いできたらと思っています。
南無大師遍照金剛 合掌



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